連載:「寄るな危険☆大樹の陰は落雷注意――理科系な社会のバブル顛末記」

あとがき

私が某電機メーカーを退職してから、十年以上の歳月が流れました。今でも、現役でエンジニア(管理職になっているのでいささか不適切な表現かもしれませんが)を続けている友人曰く、「随分、会社も変わった」とのこと。そういえば、私が勤めていた頃は、インターネットもなかったわけで......。

お読みになった方の中には、「電機メーカーには、こんなアホな奴がおんのかぁ?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。そのエピソードは、たいてい私の行いを元にしているはずです。その性格の悪さ、ドジぶり、そうとしか思えません。
私が勤めていた某電機メーカーは、優秀で仕事熱心な方ばかりです。どうぞ安心して製品をお使いください。
尚、登場する会社名や人物名はすべて架空のものです。

「5時から作家塾(R)」のサイトで連載させていただいたこと、感謝しています。執筆にあたり、NPO「5時から作家・書評家を支援する会」の吉田克己氏には、構成および編集でたいへんお世話になりました。メールによるアドバイスによって、私の中から多くのものが引き出されました。ありがとうございました。
また、某電機メーカーの1985年入社の皆様、友人、それから......。ここには書き尽くせないくらい多くの方たちに支えられました。ありがとう。
そして、読んでくださったあなたに、私の感謝の気持をお伝えしたいと思います。

東京 理科子

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