2017年04月01日
「相対的無輸血」のお知らせ
当院では、患者さんとの信頼関係を第一に考えて、医療行為の実施にあたり、十分な説明と同意(インフォームド・コンセント)に努めております。その中で、宗教的理由などから輸血を拒否される患者さんがおられます。
私たちは、無輸血または最小限の輸血で診療を行っておりますが、手術をはじめとする診療中に「生命の危機」が生じ、医師の倫理に基づき輸血せざるを得ないと判断した場合においては、宗教的理由などから輸血を拒否される患者さんに対しても、輸血を実施する立場を取っております。(いわゆる「相対的無輸血」)。
今後、当院ではこの「 相対的無輸血」の立場で診療を行ってまいりますので、ご理解・ご協力のほどをお願い申し上げます。
相対的無輸血とは?
患者さんの意思を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが、輸血以外に救命手段がない事態に至ったときには輸血を行うこと。
絶対的無輸血とは?
患者さんの意思を尊重し、たとえいかなる事態になっても輸血は行わないこと。