任意の位置の文字を取り出して表示する技:Excel関数の技

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更新:2024年5月3日;作成:2017年1月5日

左端から指定した文字数の文字を取り出す。 topへ

【問題1】氏名から苗字を取り出してください。
苗字と名の間には半角の空白文字が入力されています。

B C D

2 No 氏名苗字

3 1 葛西祐基

4 2 宮下涼

5 3 横田まさし

6 4 川井美里

7 5 平奈央

8 6 伊集院満

9 7 柴崎優

10 8 赤羽美幸
【問題1の解答例1】D3セルに =LEFT(C3,FIND(" ",C3)-1) と入力して、下方向へ数式をコピーします。
半角スペースの位置をFIND関数で求めて、-1してひとつの前までの文字をLEFT関数で取り出しています。
【問題1の解答例2】Excel for Microsoft365をお使いの場合、TEXTBEFOR関数が利用できます。
D3セルに =TEXTBEFORE(C3:C10," ") と入力します。

【問題2】氏名から名前を取り出してください。
苗字と名前の間には半角の空白文字が入力されています。

B C D E

2 No 氏名苗字名前

3 1 葛西祐基葛西

4 2 宮下涼宮下

5 3 横田まさし横田

6 4 川井美里川井

7 5 平奈央平

8 6 伊集院満伊集院

9 7 柴崎優柴崎

10 8 赤羽美幸赤羽
【問題2の解答例1】D3セルに =RIGHT(C3,LEN(C3)-FIND(" ",C3)) と入力して、下方向へ数式をコピーします。
半角スペースの位置をFIND関数で求めて、文字数から差し引くと名前の文字数が得られます。
RIGHT関数でその文字数だけ右から文字を取り出しています。
【問題2の解答例2】Excel for Microsoft365をお使いの場合、TEXTAFTER関数が利用できます。
E3セルに =TEXTAFTER(C3:C10," ") と入力します。
【問題2の解答例3】Excel for Microsoft365をお使いの場合、TEXTSPLIT関数を使うことができます。
この関数では苗字と名前を一度に分割できます。
D2セルに =TEXTSPLIT(C3," ") と入力して、下方向へコピーします。

【問題3】B列には都道府県からの住所があります。
C列に都道府県以降の住所を取り出しなさい。

B C

2 住所都道府県名以降の住所

3 鹿児島県鹿児島市鴨池新町10?1

4 福岡県福岡市博多区東公園7?7

5 東京都新宿区西新宿2-8-1

6 札幌市中央区北1条西2丁目

7 京都府京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

8 大阪府大阪市中央区大手前2丁目
【問題3の解答例1】
C3セルには =IF(MID(B3,4,1)="県",MID(B3,5,LEN(B3)),MID(B3,4,LEN(B3))) と入力して、下方向へ数式をコピーします。
4文字目が「県」であれば、住所の5文字目以降を住所の文字数だけ取り出します。
それ以外は、住所の4文字目以降を住所の文字数だけ取り出します。
【問題3の解答例2】
Spill(スピル)が利用できる場合は、
C3セルに =IF(MID(B3:B8,4,1)="県",MID(B3:B8,5,LEN(B3:B8)),MID(B3:B8,4,LEN(B3:B8))) と入力します。

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