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- 表示形式(ユーザー定義)の設定方法
- エクセルではセルの値は同じでも表示形式を変えることで様々な表示をすることができます。
- 表示形式ではデータの値そのものを変えることは出来ません。あくまでも表示の仕方が変わるだけです。
このページでは標準で準備されていない表示方法の例を説明しています。
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(追記) (追記ここまで)
(追記) (追記ここまで)
更新:2021年07月08日;作成:2006年3月24日
表示形式(ユーザー定義)の設定方法 Topへ
- セルの値を設定した表示形式に基づいて表示されます。つまり、セルの値はそのままで、あくまでも見た目(セルでの表示)が変わることに注意が必要です。
日付のシリアル値が入力されたセルの表示の変化
- セルに「2021年4月1日」と入力します。
- [ホーム]タブの数値グループの数値の書式のドロップダウンリストを展開して「標準」を選択します。
- 表示形式を標準にすると、セルの表示とセルの値はシリアル値「44287」となります。
- [ホーム]タブの数値グループの数値の書式のドロップダウンリストを展開して「日付」を選択します。
- 表示形式を日付にすると、セルの値は「令和3年4月1日」となります。
セルの値は 2021年4月1日 となります。(数式バーをご覧ください)
- [ホーム]タブの数値グループにあるダイアログボックス起動ツールをクリックして、セルの書式設定ダイアログを表示します。
ショートカットキーは [Ctrl]+[1] です。テンキーの1は使えませんのでご注意ください。
- 表示形式を分類の「ユーザー定義」で種類を aaaa とすると、「木曜日」と表示されます。
(追記) (追記ここまで)
数値が入力されたセルの表示の変化
- セルに =10/6 と入力します。(10÷6 といった計算式です)
セルの値は「1.666666667」と表示されました。
- [ホーム]タブの数値グループの数値の書式のドロップダウンリストを展開して「数値」を選択します。
- セルには 2 と表示されました。
- [ホーム]タブの数値グループにあるダイアログボックス起動ツールをクリックして、セルの書式設定ダイアログを表示します。
ショートカットキーは [Ctrl]+[1] です。テンキーの1は使えませんのでご注意ください。
- 小数点以下の桁数を 3 と設定しました。
セルには 1.667 と表示桁数で四捨五入した値が表示されました。
- 表示形式を分類の「ユーザー定義」で種類を 0.0 とすると、「1.7」と表示されます。
(追記) (追記ここまで)
表示形式(ユーザー定義)の基本 Topへ
- 表示形式のユーザー定義では、一つの表示形式で 4 つの書式を作成することができます。
それぞれの書式は、「;」セミコロンで区切ります。左から3つまでの数値の書式と、文字列用に4つ目の書式を設定できます。
正の数の書式;負の数の書式;ゼロの書式;文字列の書式
- 【例】正の数を青色、負の数を赤色、ゼロは水色、文字列は緑色で表示してみます。 色は[青]といった形式で指定します。
ユーザー定義で [青]#,##0;[赤]-#,##0;[水]-;[緑]G/標準 とします。
【書式の例】
書式
入力値
設定例
表示例
説 明
G/標準
123
G/標準
123
標準の表示形式です。
数値(日付等のシリアル値を含む)は右詰、文字列は左詰めで表示されます。
ABC
ABC
_
(アンダーバー)
12
0_
12
_(アンダーバー)に続く文字の幅だけ文字間隔を空けることができます。
左の例では半角スペースを後ろに付けています。
12
12.3
0_._0
0.0
12
12.3
12と12.3を揃えるには12のセルの表示形式を「0_._0」とします。後ろにドットと数字分のスペースを付けます。
なお、12.3のセルの表示形式は0.0としてあります。
【数値の書式】
"
123
G/標準"円"
123円
「"」で囲まれた文字列を表示します。
@
@"円"
123円
入力値を@に置き換えて表示します。
#
123
#
123
1桁の数字を示します。# の数だけ桁数が指定され、その有効桁数しか表示されません。
「0」は表示されません。
123.5
124
小数部分は四捨五入されて表示されます。
(値は123.5のままで表示が異なる)
123.5
123
#.#
123.5
123.
小数値がある場合はその値を表示するが、ない場合は表示しない。
ただし、「.」小数点が表示されます。
0
123
0000
0123
1桁の数字を示すが、指定したゼロの桁数だけ常にゼロが表示されます。
123
0.00
123.00
?
1.2
0.??
1.2_
数値の小数点を揃えるために、整数部と小数部の余分なゼロがスペースで表示されます。
桁数の異なる複数の小数を揃えて表示する場合に使います。
1.25
1.25
,
(カンマ)
12345
#,###
12,345
数値の桁を区切ります(1000単位)。
数値を 1000 で割って小数部は四捨五入して表示されます。
12345
#,"千円"
12千円
12340000
0.0,,"百万"
12.3百万
【色の書式、条件付き書式】
書式
入力値
設定例
表示例
説 明
[ ]
123
[赤]#,###
123
色の名前 (8 色) を指定して、文字色を指定します。
黒、青、水、緑、紫、赤、白、黄 が使用できます。
123
[色4]#,###
123
カラーパレットの色を指定します。nは1〜56(色の例は
こちら)
[ ]
[青][>100]##0;[緑][<50]##0;[赤]##0
3つの条件を指定できます。
120
120
100より大きいと青色
40
40
50より小さいと緑色
60
60
それ以外は赤色
[DBNum1]
1234
[DBNum1][$-411]0
一二三四
数値を漢数字で表します。
(注)Excel2002以降では日本のロケールIDの[$-411]を指定しないと、保存後に開くと[$-FFFF]が設定される不具合があるようです。
以降の日付や時刻の場合も同様です。
[DBNum1][$-411]G/標準
千二百三十四
[DBNum2]
1234
[DBNum2][$-411]0
壱弐参四
[DBNum2][$-411]G/標準
壱阡弐百参拾四
[DBNum3]
1234
[DBNum3][$-411]0
1234
[DBNum3][$-411]#,###
1,234
[DBNum3][$-411]G/標準
千2百3十4
【日付の書式】
書式
入力値
設定例
表示例
説 明
y
2004年7月8日
yy
04
西暦の年を表示します。 00〜99が表示できます。
yyyy
2004
1900〜9999が表示できます。
g
2004年7月8日
g
H
元号のアルファベット1文字が表示されます。 M,T,S,Hが表示できます。
gg
平
元号の1文字が表示されます。 明,大,昭,平
ggg
平成
元号が表示できます。 明治,大正,昭和,平成
ge
H16
元号のアルファベット1文字が表示されます。 M,T,S,Hが表示できます。
gge
平16
元号の1文字が表示されます。 明,大,昭,平
ggge
平成16
元号が表示できます。 明治,大正,昭和,平成
e
1994年7月8日
e
6
年数が1桁で表示されます。
ggge
平成6
年が1桁表示になります。
gggee
平成06
年が2桁表示になります。
r
1994年7月8日
r
06
「ee」と同じです。
rr
平成06
「gggee」と同じです。
m
2004年7月8日
m
7
月数を表示します。 1〜12が表示できます。
mm
07
01〜12が表示できます。 1〜9は01〜09と0付で表示されます。
mmm
Jul
Jan〜Dec 月名が省略形で表示されます。
mmmm
July
January 〜 December
mmmmm
J
J〜D 頭文字が表示されます。 MarchとMayは「D」と表示されます。
d
2004年7月8日
d
8
日数を表示します。 1〜31が表示できます。
dd
08
01〜31が表示できます。
ddd
Thu
曜日が省略形で表示されます。 Sun〜Sat
dddd
Thursday
Sunday〜Saturday
a
2004年7月8日
aaa
木
日〜土
aaaa
木曜日
日曜日〜土曜日
組み合わせた例
2004年7月8日
ggge"年"m"月"d"日" aaaa
平成16年7月8日 木曜日
[DBNum1]ggge"年"m"月"d"日" aaaa
平成十六年七月八日 木曜日
2004年7月8日
ggge"年("[$-409]yyyy"年)"m"月"d"日"
平成16年(2004年)7月8日
- 和暦と西暦を混在させる例です。
ロケールIDで英語(U.S.)を使用しています
【時刻の書式】
書式
入力値
設定例
表示例
説 明
h
8:07:09
h
8
時を表示します。0〜23が表示できます。
hh
08
00〜23が表示できます。
m
8:07:09
h:m
8:7
分を表示します。 0〜59が表示できます。
mの前にhもしくはsと一緒に使います。でないと、Month(月)になります。
分だけを表示したい時は、[m]とします。例:「0:15」を「15」と表示したい時は[m]とします。
h:mm
8:07
00〜59が表示できます。
s
8:07:09
s
9
0〜59が表示できます。
ss
09
00〜59が表示できます。
0
1:01:01.32
h:mm:ss.00
1:01:01.32
1秒以下を表示したいとき「.00」をつけます。
ただし、数式バーには秒までしか表示されません。
セル内をクリックすると秒未満は削除されてしまいますので、文字列で処理するなどちょっと手を加える必要があります。
[h]
25:30
[h]
25
24時を超える時間を表示します。
[m]
4:10
[m]
250
60分を超える分を表示します。
左の例は4*60+10=250
[s]
1:10:10
[s]
4210
60秒を超える秒を表示します。
左の例は1*60*60+10*60+10
AM/PM
15:30
h:mm AM/PM
3:30 PM
12 時間表示で表示されます。
"AM" および "A" は午前 0 時から正午までの時間を表し、
"PM" および "P" は正午から午前 0 時までの時間を表します。
A/P
h:mm A/P
3:30 P
- (注)Excel2002以降では日本のロケールIDの[$-411]を指定しないと、保存後に開くと[$-FFFF]が設定される不具合があるようです。
(削除) [XL2002]2000で作成した和暦が含まれるファイルを開くと西暦で表示
http://support.microsoft.com/kb/417848/ja
(削除ここまで)(削除) Excel で特定のユーザー定義表示形式を設定するとロケールが変更される
http://support.microsoft.com/kb/418194/ja
(削除ここまで)
(削除) ロケールIDについてはMicrosoftのページを参照ください。
(削除ここまで)
(削除) ユーザー定義で各種言語に対応した数値の表示形式を作成する
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel/HA010346351041.aspx?pid=CH010036911041
(削除ここまで)(削除) ロケール ID (LCID) の一覧
http://msdn.microsoft.com/library/ja/default.asp?url=/library/ja/script56/html/vsmsclcid.asp
(削除ここまで)
[色n] でn(1〜56)に対応した色見本
- 文字列の表示形式に [色n]@ を設定しています。n=1〜56
塗りつぶしの色は 色コードn で塗りつぶしています(表示形式ではありません)。n=1〜56
- 使用した手抜きのVBAコードです。
Sub Test01()
Dim i As Long
For i = 1 To 20
Cells(i + 1, 1).Value = "[色" & i & "]@"
Cells(i + 1, 2).Value = "Excel"
Cells(i + 1, 2).NumberFormatLocal = "[色" & i & "]@"
Cells(i + 1, 3).Interior.ColorIndex = i
Next i
For i = 21 To 40
Cells(i - 19, 5).Value = "[色" & i & "]@"
Cells(i - 19, 6).Value = "Excel"
Cells(i - 19, 6).NumberFormatLocal = "[色" & i & "]@"
Cells(i - 19, 7).Interior.ColorIndex = i
Next i
For i = 41 To 56
Cells(i - 39, 9).Value = "[色" & i & "]@"
Cells(i - 39, 10).Value = "Excel"
Cells(i - 39, 10).NumberFormatLocal = "[色" & i & "]@"
Cells(i - 39, 11).Interior.ColorIndex = i
Next i
End Sub
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(追記) (追記ここまで)
(追記) (追記ここまで)
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