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更新日:2024年11月21日

広報みなと2024年11月21日号
港区ひきこもり支援専用相談窓口を利用しませんか
〜あなたからの相談をお待ちしています〜

港区ひきこもり支援専用相談窓口

電話相談

電話:03-6230-9098

受付時間

月曜から金曜午前8時30分から午後5時
(注記)祝日、年末年始を除く。

窓口相談

場所

麻布地区総合支所2階港区社会福祉協議会内

受付時間

月曜から金曜午前8時30分から午後5時
(注記)祝日、年末年始を除く。

メール相談

いつでも受け付けています

アドレス

soudan@minato-cosw.net

いつでも相談してください 悩んでいることや思っていることを話してみませんか

区は、ひきこもりについて悩まれているご本人やご家族が、どこに相談したらよいか分からないというお声から、令和6年4月にひきこもり支援専用相談窓口を開設しました。相談の流れ等について紹介します。

相談の流れ

利用対象者

区民で、ひきこもりにお悩みのご本人およびそのご家族(ご本人が港区に住民登録をしていれば、区外にお住まいのご家族も相談が可能です)

STEP1 まずはご連絡ください

電話相談 電話:03-6230-9098
メール相談 soudan@minato-cosw.net

  • 相談する勇気が出ない
  • 相談先が分からない
  • 何を相談すれば良いのか整理がつかない

ひきこもりにお悩みの人やご家族は、専門相談員がお話を伺いますので、ご相談ください。

STEP2 専門相談員がお話を伺います

今の思いやこれまでのこと等を、あなたのペースでゆっくりお話しください。どんな思いにも大切に耳を傾けます。

これからのことを一緒に考えていきましょう。

STEP3 これからのこと、一緒に考えましょう

継続的な相談を続けながら、少しずつ生活や心の安定をめざしていきましょう。

あなたのペースで次のステップを一緒に考えましょう。

あなたからのご相談お待ちしています

相談者の声

事例は全て実際の相談内容を基に加工しています。

相談事例1

相談者

30代ひきこもり当事者(ご本人)

相談主旨

弟から専用相談窓口へ相談するように言われ相談したものの、ご本人としては困り事がなく、相談の必要性を感じていない。

状況

学生時代のつらい経験から15年近くひきこもっており、職務経験はない。弟と同居しており、食事や生活には困っていないが、弟から相談窓口へ相談するよう何度も言われたため、渋々相談をした。やりたいことは何もない。

対応結果

相談員が、ご本人の現在の状況や興味のあること等、お話を伺う中で、過去のつらい経験のこともお話しされた。絵を描く事が好きとのことで、気が向いた時に相談員に描いた絵を見せてくれるようになった。絵を描く同好会等に参加ができるかどうか相談を継続中。

相談事例2

相談者

70代ひきこもり当事者の母

相談主旨

家にひきこもりがちの40代の娘に、できれば働いてもらいたい。

状況

娘は過去に数回アルバイトの経験あり。しかし、身体への負担が大きいことが理由で辞めてから3年が経過。家の中では娘と多少会話をする程度で、働いて欲しいことは伝えていないが、70代の夫は定職に就くよう娘に迫っており、娘は夫に対して反発している。

対応結果

ご両親と面接を重ねていく中で、何度目かの面談時に、娘さんが相談を了承し、来所された。娘さんは、働きたい気持ちがあるものの、仕事が続かなかった過去の経験から一歩が踏み出せないことが分かった。

娘さんとの面談を重ね、就労について関係機関の職員も加わって、希望を聞きながら、身体的負担が少ない事務職のアルバイトを開始。

私たちがお話を聞きます 上手に話せなくても大丈夫です
(ひきこもり支援専用相談窓口 相談員へのインタビュー)

窓口が開設されて約半年、どのような人からどのような相談がありましたか

相談員A

8050(はちまるごーまる)問題に直面する前のご家族の相談があります。学校を卒業しても就職せずこのままだとどうなるのだろう、この先どうすればいいか、というような相談を受けています。

相談員B

コロナ禍がきっかけでひきこもりになった、という人もいます。家にいることが常態化し、人と関わるのが難しくなっているのかもしれません。ご家族間でトラブルが日常的にあるという相談もあります。

相談員C

ひきこもりの自認がない人がご家族に言われて来た、ということもあります。

面談を進める中で、相談者の状況、関係性に変化はありますか

相談員A

状況が改善した一例としては、港区社会福祉協議会が定期的に開催する「ひきこもり学習会」へつなぎ、そこでの学びを通してご両親の意識が変わり、お子さんとの関係がよくなって、お子さんがアルバイトを始めた、ということがありました。

相談員B

ご家族が空いた時間に「今から行っていいですか」と電話をくれて、面談でたまっていた気持ちを話されて「気分が晴れた」とすっきりした気持ちで帰られたこともあります。「他の人に話す内容ではないと思っていたことでも、相談窓口では話していいんだ」と気軽に相談できる関係を築いていきたいと思います。

相談員C

家庭内で孤立感を深めている人で、家族に言われてしぶしぶ来所された人が、面談の中で自分の話ができたことで、帰る時には「次は、いつ来たらいいですか」と聞いてくださったこともあります。ご家族だけでなく、ご本人にとっても、自分の気持ちを聞いてくれる、受け止めてくれる、そういう場が必要なのだと思います。

これから相談を考えている人にメッセージをお願いします

相談員A

「自分や家族の問題だから」と半ば諦めていることでも、他の人に何かを話すことで、気持ちも楽になり新しい視点が生まれます。物を捨てないと家の中にたまってしまうように、気持ちも吐き出さなくては自分の中に積もり積もっていってしまいます。人に何かを話すのは、とても大切だと思います。

相談員B

話をすることは吐き出すだけでなく、新しいものを作る意味もあります。ご家族だけでなく家の中で自分のことを話せない、理解してもらえないと感じている人にも、相談窓口は気軽に来て、話していっていい場所だと知ってもらいたいです。

相談員C

相談窓口では、ひきこもりの相談をしたいという、最初の一歩のお手伝いを対話の中から始めていきます。お話を聞くだけでなく、相談者の希望に応じた社会的支援につなげるお手伝いもします。相談は匿名でもできますので、ぜひご利用ください。

その他取り組みのご紹介

ひきこもり学習会に参加してみませんか

港区社会福祉協議会では、ひきこもり状態への理解を深め、ご家族や周りの人たちができることを考えるための学習会を定期的に開催しています。ご参加をお待ちしています。

対象

区内在住・在勤・在学で、ひきこもり等の生きづらさを抱えた人やそのご家族・支援者

定員

各回20人

内容

第3回 これからの生活設計〜いろいろな働き方や親亡きあとを考える〜

とき 11月30日(土曜)午後1時30分から午後3時30分

第4回 本人の生きる力を支える家族の役割

とき 令和7年3月15日(土曜)午後1時30分から午後3時30分

ところ

芝浦区民協働スペース(みなとパーク芝浦1階)

申し込み方法

電話・ファックス・メールまたは申し込みフォーム(外部サイトへリンク)で、各開催3日前までに、社会福祉法人港区社会福祉協議会へ。

問い合わせ

  • 社会福祉法人港区社会福祉協議会
    電話:03-6230-0281
    ファックス:03-6230-0285
    Email:chiiki@minato-cosw.net

問い合わせ

  • 港区ひきこもり支援専用相談窓口
    電話:03-6230-9098

よくある質問

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