ソウル オブ 東北
チームおむすび 第88回料理教室開催 2017年10月28日
■しかく開催概要
1.開催日時:2017年10月28日(土)
2.開催場所:小佐野コミュニティ会館 (釜石市小佐野町3-4-25)
3.メニュー:ホタテのバターしょうゆ焼き、仙人長老喜入りお好みおむすび、季節野菜のしょうゆ汁
4.講師:福留奈美先生
5.主催:ソウルオブ東北
6.協賛:キッコーマン株式会社
今回のおむすび料理教室は釜石市の小佐野コミュニティ会館で開催しました。
公民館近くの小学校2校の小学生からなるキッズクラブの活動で、震災以降5回目の活動です。
今回は2部構成となっており第1部はキッコーマンのしょうゆ塾でした。
しょうゆについてキッコーマンの講師の皆さんからしょうゆについていろいろと教えていただき、子供たちも興味津々で食い入りようにお話を伺いました。
続いて第2部は福留奈美先生によるしょうゆを使った料理教室です。
おむすびをつくるグループと野菜をカットするグループ2手に分かれて、スタートです。
はじめは野菜のカットも慣れない手つきでしたが徐々に楽しくなってきてどんどん積極的になってきました。
おむすびの具は釜石の郷土料理の仙人長老喜です。チョロギの醤油漬、梅酢漬、味噌漬を地元の峠の茶屋の小笠原静子さんからわけていただきました。着色料、保存料は一切使っておらず「丈夫で長生きして喜びましょう」との思いをこめて仙人長老喜と名づけられたそうです。
次はホタテの殻をむきます。このホタテも地元のものを使います。殻剥きはみんな始めてで恐る恐る挑戦です。徐々に慣れてきたようで先生のお手本の通り、フライパンでバター焼きにします。その顔は真剣そのもので上手に焼き色を見て仕上げていきます。
完成したらみんなで試食の時間です。自分で作った料理はとてもおしかったようで笑顔がいっぱいになりました。全員で食事後、福留先生と順番に感想を言い、終始和やかな雰囲気で終了しました。
]]>陸前高田のコミュニティカフェ「りくカフェ」さんとのコラボレーションです!
講師はりくカフェのイベントにも参加している、原田良一シェフ(レストランあさひや/一関市千厩)です。
冬においしい料理を原田シェフが伝授します!
☆日程:3月8日(水) 11時から
☆場所:りくカフェ(陸前高田市高田町鳴石22-9
☆参加費:500円
☆メニュー:冬ネギとお魚のエスカベッシュ、寒い冬にクリーミーなお芋のスープに春を呼ぶ春菊を入れて、若鶏の胸肉のロースト フレンチの王道オレンジソースで、みんなで焼こう!クレープ!りんごのカラメルゼ!
※(注記)要予約 参加されるかたはりくカフェ(0192-22-7311)までお電話ください。
みなさんのご参加をお待ちしております♪
]]>「みんなを笑顔にしたい」「人と人とが会話する声が聞きたい」「被災地からの情報発信をしたい」というマリンマザーズきりきりスタッフの方の思いが詰まった5年間の活動であったと思います。
マリンマザーズきりきり様への株式会社シュゼット様からのフライヤー贈呈にソウルオブ東北も携わったこともあり、今回の閉店は残念ですが、スタッフの皆さまの思いは地元を明るくしたことでしょう。
これからのご活躍をお祈り申し上げます。
]]>第83回料理教室開催が決定しました!
☆日時:7月10日(日) 11時30分から
☆場所:小川地区サポートセンター(桜木町仮設住宅内)
☆講師:高橋剛一先生(三陸浜料理寿司一の〇・盛岡)
釜石出身の高橋先生と、釜石の魚介を使って「三陸魚介のちらし寿司」「ホヤのお吸い物」「茶碗蒸し」を一緒に作ります。
料理教室後はなんと、釜石で活躍している民謡クラブの民謡ショーもあります。
「釜石小唄」「豊年こいこい節」「花笠音頭」などを歌います。
美味しいものを食べて、歌って、楽しい時間をみなさんで過ごしましょう!
]]>6月6日月曜日、千代田区内幸町イイノホールで行われた復興庁主催の復興フォーラムに参加しました。
岩手県、宮城県、福島県の県知事が震災からの5年間、現状、これからをそれぞれ語り合いました。
宮城県は宮城空港の民営化など、民間の力を大いに利用したさらに発展できる復興を成し遂げることを目標にするなど、それぞれが明確なビジョンを持ちながら前進しています。
これからは支援ではなく、自分たちの力で復興を進めていきたいという強い意志を持っています。
また、震災後の国内外からの支援への感謝は3人の県知事全員からありました。
今回話し合われた大きな内容の一つとして「福島県のこれから」です。
避難指示が解除されても戻ってこない住民が多いふるさとを、人が集まる土台作りから始めた小高ワーカーズベースの取り組みや、風評被害から立ち直った農家が直接野菜を売る南会津高原ファームなど、福島の未来を明るく照らすような活動が紹介され、福島は魅力的な街として紹介されました。
他にも東北で作られた「本当においしい」お土産の紹介、東北の企業のパネルディスカッションと、ポジティブな東北をアピールしました。
]]>第82回おむすび料理教室の開催が決まりました!
6月12日(日)岩手県住田町にて、プラチナフィッシュの坂東誠シェフをお迎えして開催します。
場所は4月29日にオープンしたばかりの「まちや世田米駅」という交流拠点です。
蔵造りを生かした住田町の新たな交流施設です。
当日は「大船渡鮮魚のフィッシュ・バーガー」「三陸鰹と住田アスパラの味噌オリーブ和え」をみなさんと一緒に作ります。
皆様の参加をお待ちしております♪
]]>水沢江刺で行われる「風土の会」に出席しました。この「風土の会」というのは年に数回この奥州市で行われる、地元の食物をつかった伝統料理を皆でつくり食べる研究会です。とても意義のある会であります。
今回のテーマは「まめ」。「まめ」は岩手の県北が主な産地です。ここ奥州市は「もち」の文化圏です。県北では米は貴重な食べ物で、ほとんど食べることはできず、雑穀や豆が主食でした。白飯は特別な日のハレの食であったようです。しかし、今は雑穀は栄養価の高い健康食で世界中で注目されています。
今日は、80歳の食の匠の渡辺貞子さんの呉汁と県北の安藤直美さんの「ヘッチョコ団子汁」に始まり、まめづくしの心身ともに健康になれそうなお料理をみんなでつくります。
今日の参加者は4世代に渡り80名ほど。山形大学の男の子たちや一ノ関高校の調理部の子たちなど若い子たちが、人生の先輩に伝統食を習います。
糠竃で炊いたご飯も、亀の尾、ささしぐれ、ささにしきとお米も三代。つまり亀の尾はささにしきのおじいさんにあたる米なのです。自然栽培で作られた阿部さんのお米を食べ比べできる良い機会でした。いやはやどれも美味しくては見事な食味でした。
こんな食事が毎日だったらと思うのですが、手間をかける豊かな気持ちがないとなかなかできません。
渡辺さんはすでに80歳を超えているというのに、老眼でもなくシャキッとしていらっしゃいます。これぞ手間を惜しまない暮らしの証です。渡辺さんにはご自身が書かれた「つたえたいおふくろの味」という本を頂きました。体にいいお料理ばかりです。良く読んで見習うことにしましょう。
]]>東北の沿岸部は、もとからの過疎化に加えて震災により、人口流出が止まらず、水産加工場で働く人は減っていく一方です。
釜石市の飲食店は時給1000円で募集をかけても人が集まらないほどで、業種関係なく人手不足が深刻になっています。
水産加工場では、事業は立ち直ったのに、商品が生産できないというジレンマを抱えています。
そこで、トヨタ式改善方法(機械と人が効率よく働く方法)、コミュニケーションを改善の二本立てで、経営者を対象にセミナーが行われました。
ソウルオブ東北が提案したのは「コミュニケーションの改善」です。
コミュニケーション改善は、人手を増やすというよりも、今働いている人を辞めさせない環境を作ることを目的とします。
今働き手が求めているのが良好なコミュニケーションだというデータも出ています。
経営者のホンネ、従業員のホンネにスポットを当てながら改善例を具体的に提案しました。
「コミュニケーション」というわかりやすいテーマだったので、質疑応答ではそれぞれ意見を言っていただきました。コミュニケーションに正解はありませんが、コミュニケーションが取れていたほうが、従業員もやる気が上がります。
こちらからはありがとうカード、お茶っこ会、アドバイザー制度を提案しました。
第二部ではトヨタ式改善について菅原氏から講演がありました。
こちらは、商品の注文から納品までの流れで、無駄を省いていくことで効率を上げる方法です。最近は岩手県内の水産加工場で導入されるようになってきました。
問題はそれぞれの会社で違うところがありますが、今回の講演でヒントが見つかれば幸いです。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
]]>今日で東日本大震災から5年目になります。
亡くなったたくさんの命に心からご冥福をお祈りいたします。
今週一週間ソウルオブ東北は東京J-WAVEにラジオに出演し、「東北の食」について毎回一つのテーマのもとお話しさせていただきました。
そこでソウルオブ東北は以下のようなメッセージを送りました。
紹介いたします。
3月7日【ソウルオブ東北とはどんな団体なのか】
ソウルオブ東北は東日本大震災後に東北の食を守ろうというスローガンを掲げて活動をスタートしました。震災直後の避難所での炊き出しからはじまり、今は、岩手県と宮城県の気仙沼地域が活動地域です。活動は3つに分かれていて、1つは炊き出しの流れから始まったチームおむすびといって、今は、仮設住宅や復興住宅などで料理教室を行っています。あとは、岩手県内の小中学校で食育教室も行なっていて、地元の食材を使って地元の料理人の方に来て頂いて活動しています。
2つ目が津波の被害が大きかった水産加工場について商品開発、ブランディング、水産加工場で働く方々の労働環境の改善を行なっています。従業員の方からヒアリングをしたり、どうしたら従業員が働きやすいかと経営者の考え方を変えたりするようなセミナーを行う予定です。
3つ目は、東北の食物暦といって東北の水産物、農産物、畜産物を調査して広める活動を行なっています。
3月8日【震災直後、どんな食の支援が現地で喜ばれたのか」
すごく寒い時で、雪も降ったりして、食事がのどに通らないという状況もあったので、ご年配の方にも召し上がってもらえるもの、スープなど食べやすくて栄養価の高い、どんな方でも召し上がってもらえるものをと考えて作ってきました。もちろん、ハンバーグを作ったり、フレンチの方も多かったのでそういうものなど、レストラン的な炊き出しになっていたと思います。
みなさんにも喜んで頂いたんですけど、本当に私はあの時のことを思い出すと行く自分の方がみなさんに受け入れてもらえるのかなという不安があって、行くのが怖いというか、みなさんにどう接して差し上げたほうがいいのかなっていうのがあって、でも行くとみなさんが「よく来てくれました」「ありがとう」って。こちらが救われたというか、東北の人たちの優しさを感じたような、そんな時だったと思います。もともと私の本業も食に関する仕事で、一番私が参加できるものが食でした。東北の食材はこれまでも取材してきましたが、いいものが多かったしお米も魚も東北の食を生かしたいと思っていました。
当時は、食が人を元気にすると思い活動していました。食べると「おいしいね」と笑顔になります。一瞬でも笑顔になれることって食の力は大きいのかなっておもいました。
今も食に通じてのコミュニティを作っていますが、みんなで作ったり食べていると話が弾む。そういう食の力を、こういう震災の時に、その時はそこまで考えてなかったですが、今思えば食が人と人とつなげることができたかなと思います。
3月9日【東北の水産加工業者の今の状況について】
東北のもともとの流通がB to Bというか商社を通してということが多かったと思います。直販ということがなかなか少なくて、小さい生産者がWebを作ってというのはありますが、たいがいよく言われているのは水産加工業でいいますと現料供給といういい方をするんですが、サンマがとれてサンマを加工するところに販売したり、市場に行ったりと、現状供給で成立しているところが多いんです。現料供給と言われても放射能汚染とかいろんなことがあったので、現料供給に頼らない水産加工場はなんぞやと。
今は政府の六次産業推進もありますし、今、自分たちも挑戦して行こうと考えられたのが2012年以降。2013年、ほとんどの水産場が壊滅したので、復旧が終えるのが2012年の終わり。そこから自分たちでの商品開発、加工品を作る方向に進んでいったと思います。その時のお手伝いもさせて頂いたんですが、じゃあ販売先はどこかというと、これまでも経験がないことなので、私たちが販売のお手伝いをしながらやってきました。
3月10日【なかなか現地に出向けない僕たちが東北の食に対してどんなことができるのか】
私が本当にお願いしたいのは、東北に関心を持って頂きたいということです。
関心を持つって大事です。東北、岩手ってどんな食品があって、海では何がとれているんだろうって。宮城から岩手にかけては世界三大漁場の1つなので、そこにたくさんの魚が集まっているんです。そんなことも関心を持って頂いたりしていただきたいというのが1つあります。
そのために東北食物暦というのを作っています。それは私たちのHPでも載せています。それを見ると、心が温かくなるようなみなさんの思いがつまった酪農だったり、漁業も東京ではあまり食べられない珍しい水産物もあったり、それに関心を持って頂きたいと思います。それで分かったら、みなさん直接買って頂きたいなと。みなさん営業がなかなか上手じゃない方が多いので、直接生産者と触れ合って頂くとより東北の良さが分かると思っています。
私は東北に通っていくなか、きちんと人の手の入った里山、里海という話をもっともっと日本の問題として取り上げてほしいと思うようになりました。自然に逆らわずに食物を作っているというのが岩手にもまだまだ残っています。丁寧で優しい食というのが岩手・東北の印象です。
3月11日
放送が終わり次第アップさせていただきます。
ソウルオブ東北はこれからも東北のため、活動を続けていきます!
]]>平成27年年度は計12回のおむすび料理教室を開催しました。
いただいた感想をこちらに掲載したいと思います。
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ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
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