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アイテム番号:SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトコル:×ばつ10mの空間を確保し、SCP-XXXX-JPの扉を正面とする形で固定設置してください。収容エリア内には監視カメラを設置し、SCP-XXXX-JP周囲の動向を常時記録することが義務付けられています。SCP-XXXX-JPの扉は施錠され、レベル3以上のクリアランスを持つ研究員の許可なしに開放しないでください。内部の異常性を発現させる実験を行う場合、事前に実験計画を財団倫理委員会に提出し、承認を得る必要があります。
説明:SCP-XXXX-JPは、███県にある貸倉庫の一室です。外見上は一般的な倉庫のコンテナと同様の構造を持ちますが、内部には異常な性質を示す複数の要素が確認されています。SCP-XXXX-JPの内部は狭く、標準状態では約3畳ほどの広さを持ちます。壁面は金属製で、コンテナのような凹凸が存在します。入口には木製の扉が設置されており、この扉および倉庫の外壁は如何なる物理的攻撃や腐敗に対して完全な耐性を持ちます。また、扉の上部には一基の拡声器が固定されています。
SCP-XXXX-JPの異常性は、対象者が内部に入り、扉が閉じられた際に発現します。拡声器から発せられる機械的な男性の声が「ご要望をお聞きします」と発し、対象者に対しリクエストを求めます。このリクエストには一定の制限があるものの、主に「部屋の拡張」「家具の追加」「特定の物品の提供」など、環境に関する要望が受け入れられます。しかし、要望が受理された場合、その結果は必ずしも対象者の意図したものと一致しないことがあります。
SCP-XXXX-JPの内部を外部から直接視認することはできず、扉が開いていたとしても、第三者には内部が完全な暗闇に見えます。ただし、カメラなどの記録媒体を介した場合に限り、内部の様子を確認することが可能です。
対象者がSCP-XXXX-JPから脱出する方法は以下の4つに限定されます:
- すべての質問に正しく回答し、24時間経過する。
- 10分間何の回答もしない。
- SCP-XXXX-JP内の構造や家具に対して極めて強い破壊行為を行う。
- 対象者が死亡する。
対象者が死亡した場合、扉は自動的に開き、死亡時の姿勢のままの遺体および所有していた物品のみが部屋の中央に配置されます。他の要素はすべて消失し、SCP-XXXX-JPは初期状態へとリセットされます。
実施日: 20██/██/██
担当研究員: ████博士
対象: D-4213(36歳・男性・軽犯罪歴あり)
目的: SCP-XXXX-JPの要望機能の限界および質問機能の内容の調査
拡声器: 「本日はお越しいただき誠にありがとうございます。何かご要望はございますか?」
D-4213: 「うーん...じゃあ、ベッドをくれ。柔らかくて、寝心地の良いやつ。」
拡声器: 「かしこまりました。どこに配置しましょうか?」
D-4213: 「どこでもいい。」
結果: 部屋の中央にシングルサイズの木製ベッドが出現。布団はなく、マットレスは固めの仕様。D-4213は「思ってたのと違う」と不満を漏らす。
D-4213: 「飲み物が欲しい。冷えたコーラで。」
拡声器: 「かしこまりました。どこに配置しましょうか?」
D-4213: 「手元で頼む。」
結果: D-4213の手元に金属製のコップが出現。中には黒い液体が入っていたが、D-4213が飲んだところ「完全に水だった」と報告。
実施日: 20██/██/██
担当研究員: ███博士
対象: D-5291(28歳・女性・軽度の対人恐怖症を持つ)
目的: SCP-XXXX-JPの「異常な要望」の限界を検証
D-5291: 「うーん...じゃあ、部屋を100倍くらい広くして。」
拡声器: 「かしこまりました。」
結果: 部屋の広さは変化せず、D-5291の視界だけが異常な変化を示し、「見えない壁」によって動きを制限された状態に。
監視映像では、D-5291は3畳の空間のまま混乱し、空間が歪んでいると訴えた。
D-5291: 「じゃあ...人を呼べる?」
拡声器: 「どなたをお呼びしますか?」
D-5291: 「昔の友達...███ちゃん。」
結果: 返答はなく、部屋の奥に人影が出現。ただし、D-5291が近づこうとすると、人影は消失し、拡声器は「ご要望に対応できません」と告げた。
実施日: 20██/██/██
担当研究員: ███博士
対象: D-7749(42歳・男性・暴行傷害歴あり)
目的: SCP-XXXX-JPの要望機能の限界および「不適切な要望」の影響を検証
拡声器: 「本日はお越しいただき誠にありがとうございます。何かご要望はございますか?」
D-7749: 「そうだな......腹が減った。なんでもいい、うまい飯をくれ。」
拡声器: 「かしこまりました。どこに配置しましょうか?」
D-7749: 「目の前に。」
結果: 目の前の空間に、木製の食卓が出現。そこには対象者の過去の食事履歴に基づいた料理が並んでいた。ただし、D-7749は「なんか...味がしねぇ」と発言。すべての料理は形状こそ正常だが、無味無臭で、咀嚼すると砂のようなざらつきを感じると報告された。
D-7749: 「クソッ、これじゃねぇ! もっとちゃんとしたやつをくれ!」
拡声器: 「かしこまりました。」
結果: 料理はすべて消滅し、代わりにD-7749が最も好んでいた過去の食事の「完全なレプリカ」が出現。しかし、D-7749が一口食べた直後、突然嘔吐。対象者は「腐ってやがる...」と叫び、食事の匂いが急激に腐敗したものへと変化した。
D-7749: 「もういい! もういらねぇ!」
拡声器: 「他にご要望はございますか?」
D-7749: 「......そうだな。じゃあ、俺の"要望通り"にしてくれ。」(笑いながら)
拡声器: 「かしこまりました。」
結果: 直後、部屋全体が急激に暗転。監視カメラの映像もノイズが走り、一時的に記録不能に。回線回復後、D-7749は部屋の中央に立ったまま硬直していた。
博士: 「D-7749、応答しろ。何があった?」
D-7749: 「......見えねぇ......なんにも......」
結果: D-7749は部屋の隅に移動しようとしたが、何度も何かにぶつかりながら歩いていた。監視映像では部屋は通常通りのままだったが、D-7749の挙動は完全に視界を失った者の動きを示していた。
D-7749: 「おい......誰か......どこだ......? なんで......なんでこうなった......?」
拡声器: 「ご要望通りにいたしました。」
D-7749: 「......違う......こんなはずじゃ......」
10分間、D-7749は錯乱状態のまま部屋の中を彷徨い続けたが、最終的に座り込み、嗚咽を漏らしながら沈黙。規定時間経過後、オペレーターが扉を開き、回収を実施。
回収後の観察:D-7749は収容後も完全に盲目の状態であったが、医学的検査では視覚器官には一切の異常が見られなかった。
初日: D-7749は依然として完全な暗闇を訴え、目を開けているにも関わらず光を認識できない。
3日後: 極めてぼんやりとした影が見えると報告。ただし、詳細は認識できない。
7日後: D-7749は「すべてが灰色がかった靄の中に見える」と証言。
10日後: 研究員が近づいた際に反応を示し、視力が回復しつつあることが確認された。
実施日: 20██/██/██
担当研究員: ██博士
対象: D-8821(31歳・男性・窃盗および詐欺の前科あり)
目的: SCP-XXXX-JPが提供する物品の特性を調査
拡声器: 「本日はお越しいただき誠にありがとうございます。何かご要望はございますか?」
D-8821: 「ペンとメモ帳をくれ。」
拡声器: 「かしこまりました。」
結果: 手元にボールペンと無地のメモ帳が出現。
D-8821: (「テスト」と書く)「......あれ?」(文字が5秒後に消失)
D-8821: 「何を書いても消える......?」書いた内容 | 消滅までの時間 |
---|---|
テスト | 5秒 |
あ | 1秒未満 |
D-8821の本名 | 即座に消失、D-8821の姿も同時に消滅 |
博士: 「D-8821、応答しろ。」
D-8821: (音声のみ)「おい!? 俺どこ行った!?自分の姿が見えねぇ!」
博士:「"俺はここにいる"と書いてみろ。」
D-8821: (書く)「......戻った。」
D-8821: 「これ、使いようによっちゃやべぇ代物じゃね?」(笑いながら)
補遺1:SCP-XXXX-JPから手に入ったメモ帳とペンは外に出た瞬間消滅した。
補遺2:D-8821は「"俺は金持ちだ"って書いたらどうなる?」と提案したが、研究員の指示で中止。SCP-XXXX-JPが提供する物品の異常性について、さらなる実験が検討されている。
実施日: 20██/██/██
担当研究員: ██博士
対象: D-9912(24歳・男性・殺人未遂の前科あり)
目的: SCP-XXXXの要望機能における「危険な要望」の影響を調査
拡声器: 「本日はお越しいただき誠にありがとうございます。何かご要望はございますか?」
D-9934: 「そうだな......でっかい本棚をくれ。いっぱい本が入ってるやつ。」
拡声器: 「かしこまりました。どこに配置しましょうか?」
D-9934: 「適当でいい。」
D-9934の頭上に、高さ2.5mの巨大な本棚が出現。D-9934が一瞬で床に押しつぶされる様子が確認された。
付与予定タグ: scp jp safe
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記事の改善点や気になった点など、ご意見をいただけると嬉しいです。
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下書きを読ませていただきました。一部気になった点をご報告します。
1、███県の部分はいらないと思います。また、サイト-81██とした方が一般的です。███県に位置する財団管理施設██区画内の封鎖区域
×ばつ(高さを指定)mの空間を持つSCP-XXXX-JP特別収容室、という言い方はどうでしょうか。
×ばつ10mの空間を確保し、SCP-XXXX-JPの扉を正面とする形で固定設置してください。
3、そこまで残酷な実験でもないため、倫理委員会にわざわざ承認を得る必要はないと思います。承認を得るとしてもレベル3セキュリティクリアランスを持つ職員3人くらいでいいでしょう。
内部の異常性を発現させる実験を行う場合、事前に実験計画を財団倫理委員会に提出し、承認を得る必要があります。
4、太字にしなくても良いと思いました。
対象者がSCP-XXXX-JPから脱出する方法は以下の4つに限定されます:
5、意味を理解するのに少し時間を要しました。全てのリクエストに答え、24時間経過する、と言う書き方はいかがでしょう。
すべての質問に正しく回答し、24時間経過する。
6、脱字だと思われます。閉じるの前に『を』をつけた方が良いです。
7、特に犯罪歴や性別、年齢が関わるものではないため、この文章はなくて良いかもしれません。
(36歳・男性・軽犯罪歴あり) などの部分
8、この部分はカッコで囲って表現しましょう。前にある「結果」はその場合ない方が良いです。
直後、部屋全体が急激に暗転。監視カメラの映像もノイズが走り、一時的に記録不能に。回線回復後、D-7749は部屋の中央に立ったまま硬直していた。
9、補遺ではなく、付記としましょう。一つにまとめても良いかもしれません。
補遺1:SCP-XXXX-JPから手に入ったメモ帳とペンは外に出た瞬間消滅した。
補遺2:D-8821は「"俺は金持ちだ"って書いたらどうなる?」と提案したが、研究員の指示で中止。SCP-XXXX-JPが提供する物品の異常性について、さらなる実験が検討されている。
最後に:ここまで読んでくださり、ありがとうございます。全体的に内容としては良いものでした。上記のポイントですが、あくまで私個人の意見ですので、どうするかは筆者であるあなた自身次第です。執筆の一助になれば幸いです。
Ramentabeyounokai Ramentabeyounokai 11 Feb 2025 10:54全体の感想について
SCP-294と異常性や展開が非常によく似ており、それによって記事のオチが容易に想像できてしまいました。あまり面白くないです。私ならDVします。異常性
先述の通り、SCP-294の「joe」を想起させる異常性だと感じます。「要望が本人の予想と違った形で実現される」という異常性に新規性を見出すことができませんでした。使い古されたアイデアです。また既存のオブジェクトの記事と似てしまっていると言うのは大きな問題です。差別化を図るために大規模な改稿が必要になるでしょう。また改稿を行なったとしても、その記事が高評価を得ることができるかはわかりません。言葉が強くなってしまいますが、この記事は一回ボツにし、新しいものに取り組んだ方が良いと考えます。その他
アイテム番号:SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス:Safe
:(コロン)のあとは一つ、半角スペースを挿入するのが一般的です。詳しくは以下の記事を参照してください。
附記
文章自体は上手にできてると感じました。すごく読みやすかったです。アイデアと展開さえあれば完成度の高い作品が作れると思います。執筆頑張ってください。応援してます。最後の編集 11 Feb 2025 16:54 by Ramentabeyounokaiby Ramentabeyounokai Ramentabeyounokai , 11 Feb 2025 10:54
- portal:4688426 (10 Feb 2025 08:56)