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クレジット
タイトル: SCP-XXXX-JP - 未だ輝くディノサウリア
著者: Juntyantaiyaochu Juntyantaiyaochu
作成年: 2025
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル:
SCP-XXXX-JPは、一般的な人型実体の収容プロトコルに従い、サイトXXXXの収容室に収容されます。SCP-XXXX-JPの異常性を加味し、半径10キロ以内に自然史系博物館、またはそれに類似する施設が存在しないサイトにのみ収容されるものとします。当該SCPの異常性が一般社会に多大な影響を与え、ヴェールの崩壊を招きかねない危険性を秘めていることから、SCP-XXXX-JPを用いた実験は凍結されます。SCP-XXXX-JPの収容違反が発生した際には、機動部隊-3[恐竜ルネッサンス]が即時出動し、迅速な鎮圧及び証拠隠滅に努めるとともに、目撃者すべてにカバーストーリー「博物館巡業」を適用します。
説明:
SCP-XXXX-JPは、いわゆるディノサウロイドに酷似した人型実体です。外見はデイル・ラッセルが提唱したような、トロオドン等の小型獣脚類が進化した姿をしています。生体情報分析の結果、タンパク質、DNAなどの生体を構成する物質に異常は認められませんでした。
SCP-XXXX-JPは、恐竜類の骨格標本を操ることができます。今までSCP-XXXX-JPが引き起こした事件から、SCP-XXXX-JPの能力には次のような特徴があると考えられています。
・操作できる骨格標本は、世間一般的に「恐竜」とされる生物、また中生代、所謂「恐竜時代」に生存していたと思われる爬虫類に限られる。
・骨格の操作に制限はない。
・半径5km以内に存在する骨格標本が操作可能。
・まだ未発掘の標本や、一部またはすべてが破損、欠失している標本は操作不能。
これまでのインタビュー記録から、SCP-XXXX-JPの目的は、「正しい恐竜の生態を広めること」であると考えられています。
インタビュー記録1
対象: [SCP-XXXX-JP]
インタビュアー: [真鍋研究員]
<録音開始>
真鍋研究員 それでは、インタビューを始めます。
SCP-XXXX-JP: ああ、よろしく頼むよ。
真鍋研究員: まず、あなたが発見された時の状況についてお伺いします。あれは何を目的にしていたのですか?
SCP-XXXX-JP: ああ、あれか。ただ彼らの生きていた時代を再現しようとしていたんだ。何か問題でも?
真鍋研究員: 福井駅の前で恐竜の骨格標本が練り歩いている様子は、自然界の物とはだいぶ異なるように見えますが。バルーン型の着ぐるみを着た恐竜人間が10数体の恐竜たちとパレードをしている様子は地球上のどの場所、どの時間軸を探しても見当たらないでしょうね。
SCP-XXXX-JP: それは誤解というものだよ。私が目指しているのは、動物園のごとく恐竜たちの真の生き様を世に知らしめることだ。
真鍋研究員: そのために博物館から恐竜を持ち出したというのですか?
SCP-XXXX-JP: 左様。私はね、世間での恐竜の扱い方が気に入らんのだ。何回彼らの復元図は変わった?彼らの名前は、分類は、生態は、何回改訂された?今やティラノサウルスは羽毛に包まれて哺乳類一歩手前だ。スピノサウルスは何年後かにまた4足歩行に戻されてしまうのか?パキケファロサウルスは何度頭突きができなくされればよいのだ?この世に生きる人間誰もが、正しい恐竜像をまるで理解していない!だからこそ、私が啓蒙しようというのだよ。
真鍋研究員: なるほど、あなたの目的については理解しました。ひとまずインタビューを終了します。後日また詳細を伺います。
SCP-XXXX-JP: ああ、お疲れ様。だがゆめゆめ忘れるな。私と同じ志を抱く同志はまだこの社会に潜んでいる。彼らが必ず恐竜の生きざまを人々に啓蒙する。恐竜を恐れよ、彼らを尊敬せよ。恐竜を恐れよ、敬え。恐れよ、敬え。[以下同様の意味の言葉が続く]]
<録音終了>
補遺1:
SCP-XXXX-JPが収容されてから2か月後、SCP-XXXX-JPの手によるものと思われるインシデントが日本各地で同時多発的に発生しました。発生場所は国内の自然史博物館近辺に限定されており、恐竜などの中生代に棲息していた生物の化石が動いているのが確認されました。そのうち、東京都台東区上野恩賜公園内にて、多数の恐竜の化石が公園内の人々を襲い、重傷を負わせる事件が発生しました。これらインシデントの詳細をSCP-XXXX-JPに聞かせた際、当該SCPは激しく動揺し精神状態が不安定になりました。その後、SCP-XXXX-JPは収容室にうずくまり、積極的な意思疎通を行わなくなりました。現在、SCP-XXXX-JPの現状に合わせた特別収容プロトコルの改訂が検討されています。
インタビュー記録2
対象: [SCP-XXXX-JP]
インタビュアー: [真鍋研究員]
補遺2:
補遺1のインタビューから3か月後、アメリカ自然史博物館、カナダアルバータ州などでの同様インシデントが確認されました。これはSCP-XXXX-JPが国外にも複数体存在する可能性を示唆するものであり、広域にわたるインシデントの発生の懸念から、オブジェクトクラス変更の試みは中止されました。現在、フランス支部やドイツ支部、ロシア支部などを中心に、各国の自然史博物館のセキュリティ強化が進行中です。
付与予定タグ: ここに付与する予定のタグ
SCP-JP SCP 古生物 恐竜 人型SCP
http://scp-jp.wikidot.com/tag-guide タグガイド
http://scp-jp.wikidot.com/tag-list タグリスト
処女作です。構成などで至らない点が多々あるかと思いますが、ご容赦願いたいです。
ディノサウロイドは北米、欧州、中国など、恐竜研究が進んでいる土地に潜んでいて、恐竜についての啓もうを進めようと画策しているイメージ。彼らが引き起こすインシデントについて、いわゆる「百鬼夜行」のように、恐竜が町中を練り歩く様子を想像しています。インシデント名は当初「百竜夜行」にしようと思ったのですが、モンハンライズのイベントと被ってしまうので、命名しない方針にしました。また、インタビュー記録中に登場する「真鍋研究員」は、国立科学博物館の真鍋真先生をリスペクトしています。
オチについて、インパクトがあるかどうか。また、適切な構文が使えているかどうかなど、初投稿なので制度的なミスがあるかどうか教えていただきたいです!
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インタビュー記録は引用ブロックを使った方が見栄えが良くなります。また、それぞれ折りたたんでいますがクリックするのは手間なので取りやめるべきかもしれません。
三点リーダーを「・・・」としていますが「......」とした方が好まれるかもしれません。
「半径5km以内に存在する骨格標本が操作可能。」とありますが今の展開と齟齬がある表現になっているかもしれません。
SCP-XXXX-JPの怒りは確かにと思わせる盲点だと思いました。ただ、ディノサウロイドである必要性を感じませんでした。SCP-XXXX-JPは恐竜の類を好んでいますが、系統が近いからと言って恐竜を擁護する立場になるのには根拠が不十分かもしれません。人間に例えると猿が火を吹いるとされても憤りを感じる人はあまりいないと思います。また「恐竜人間」「化石の復活」と異常性が二つになってしまっているのは要素が多くなっているかもしれません。SCP-XXXX-JPが恐竜を慕う理由を個人のエピソードと絡めて描写すべきだと思います。
オチですが、被害を数字などの情報で伝えられても感情を動かすきっかけにはあまりならないと思います。提案ですが当時の活動を映像記録として臨場感を上げてみるのはどうでしょうか。
失敗の仕方についてSCP-990-JPが参考になるかもしれません。
補遺3では別のSCP-XXXX-JPの可能性を示唆していますが補遺2までと狙っている感情が全く違うので蛇足に感じました。
- portal:9635535 (08 Apr 2025 13:40)