架空の異常存在3

クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 星膜
著者: oyone oyone
作成年: 2024

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1976年版-改訂後記事

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel→Apollyon

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在未収容です。

特別収容プロジェクトにつきましては後述の「奪取計画」をご参照ください。

・・・・
・・・
・・

既に我々より全財団職員に通達が行き渡っていると思う。
そしてそれが君がここに訪れた理由だろう。
忙しい君たちへ、簡潔に言わせてもらう。
我々O5評議会は今、君たちの力を求めている。
これより先に記述されるはApollyonクラスに分類される、凶悪なSCPだ。
しかし同時に、Thaumielクラスに分類されていた有用なSCPでもある。
この異常存在の収容が叶うのならば。
「奪取計画」が成功を収めるのならば。
これは我々財団が行う最後の戦いとなる。
そして、その勝利の暁には、人類は異常存在による"恐怖"から解放される。
約束しよう。そして協力を求める。
我々SCP財団はこの忌々しい異常存在を、必ず確保し、収容し、そして保護しなければならないのだ。
保護し続けなければならないのだ。
確保、収容、保護。確保、収容、保護。
確保、収容、保護。――O5-7


説明 SCP-XXXX-JPはおおよそ半径6400kmの膜状球形の異常存在です。
それは並行世界に存在し、その世界の地球を高度30km地点で完全に覆っています。
特徴としてSCP-XXXX-JPは高度に強力な██████性質と反異常存在的性質を保持しています。
そのため、あらゆる存在はSCP-XXXX-JPおよびその内部に対しての認識、侵入、そして影響を与えることを拒まれます。
上記の反異常存在的性質から当オブジェクトに覆われるとあらゆる異常存在は正常化され存在することができなくなり、消失すると考えられています。します。

(1966年にO5-7によって提案された、SCP-XXXX-JPに対して異常存在による外的影響を与える実験は、倫理委員会とO5評議会により無期限に凍結されています。)

[削除済み]。よって当該オブジェクトのオブジェクトクラスをApollyonへと変更しました。

SCP-XXXX-JPは不可視の非実体存在であるため、上記の情報は考証と推測の結果得られたものです。ご注意ください。

(注記)訂正
SCP-XXXX-JPの内部にはいかなるSCPも存在することができません。
"星膜"は星膜内部を異常存在から保護する機能を持っています。
→証拠は下記「██博士による研究成果1(1954年)」

・██博士による研究成果1(1954年)

研究により"星膜"はかつて、我々の住むこの地球にも存在していたことが立証されました。
ご存知の通り、財団の歴史研究チームによると異常存在(SCP)は紀元█████年頃を境に出現し始めたとされています。
その時期に我々の地球を覆っていた"星膜"の消失を確認。おそらく何者かによって奪取されたと考えています。

この消失インシデントの発生について現状我々が把握している事実はほとんどありません。しかし、大気圏の空間に刻まれていた(強引に現実を引き剥がしたかのような)現実改変の痕跡を解析し、それらが何者かによって引き起こされたインシデントであるという結論を得ました。
現在のところ、財団は奪取者に接触する手段を有していないため、それが何者であったのか、動機、原因、手段、その一切が不明のままです。

(我々O5-7研究チームはこの消失インシデントを人類史における最初期のCK-クラス:再構築シナリオとして登録することを申請し、これはO5評議会によって承認されました。)

加えてこの時、消失インシデントが発生する前の地球には異常存在による痕跡が存在していないことから、星膜は星膜内部を保護する機能を持つと結論づけました。

(注記)追記(1964)

我々はこの異常存在を、必ず確保し、収容し、保護しなければならない。
確保、収容、保護。確保、収容、保護。
確保、収容、保護。ーO5-7


・O5-7による研究成果2(1966年)

星膜の実在を確信した。
SCP-XXX2-JPおよびSCP-XXX3-JPを用いた実験████により、並行世界No.████において、事前予想と類似する「正常な地球」を発見。
宇宙からの観測で得たデータにより、並行世界No.████の地球は星膜に覆われていると推察される。
「正常な地球」は目視するに、(比喩的に)暗く視認に困難であった。
この問題を解決するに至った手段については、調査記録XXXX.BAにまとめた。
結果として「正常な地球」は我々の地球と比べ、小〜中規模の地理的相違が随所にみられたものの、五大陸の配置と地軸の傾きは同じであることを確認。

我々はこの発見を評議会に提出し、協力を仰ぎつつ、今後は星膜に外的影響を与える実験へと移行する。

特別収容プロジェクト:「奪取計画」
・計画の経過

提唱:1930年
提唱者:O5-7
→改定前記事(1935年版)

立証:1954年
立証者:O5-7研究チーム主席・██博士
→██博士による研究成果1(1954年)

捜索:1954年〜1966年
発見者:O5-7
→O5-7による研究成果2(1966年)

研究および実験:1966年〜
→実験記録XXXX
周辺実地調査:1966年〜
→調査記録XXXX

大規模収容違反:1972年
O5評議会承認:1975年

調査記録XXXX.BA(1966)

星膜外部から内部に対する観測調査。
星膜は非常に暗く、星膜とその内部を視認することは困難を極める。
その暗さは異常存在からの認識を防ぐ為にあると推測されるが、迷彩機能は保持していないため、一目見れば違和感を覚えるくらいに異常な外観をしている。
結論として、認識阻害性質を突破するためには、記憶補強物質の摂取が有効であった。

実験記録XXXX.CC

日時:1966年8月23日
実施者:Dクラス職員
実施方法:対反ミーム用の記憶補強物質を段階的に既定の250倍量を経口摂取させ、星膜を目視させる
結果:内部に模様が見えるとの報告を得た。
それ以上の聞き取りは不可能と判断。終了処分。

実験記録XXXX.CD

日時:1966年8月26日
実施者:画家志望のDクラス職員
準備:記憶補強物質を時間をかけて既定の1200倍量を経口摂取させた。
実施方法:当職員に星膜内部を目視させ、その詳細を三面図として描かせる。
結果:内部に星が見えるとの報告を得た。
当該の三面図は、雲と海と島々が描かれており、それぞれ大陸北東海岸を中心としたもの、広い海洋を中心としたもの、大陸と大陸の境界部にある半島を中心としたものであった。
図面を書き上げたのち、職員は本人希望により終了処分。
分析:この実験により、「正常な地球」と我々の地球には根本的な地理的相違が大量にみられることが発覚。
これが「正常な地球」の姿であれば、我々の地球は相当の改変が施されていることになる。

実験記録XXXX.CG

日時:1966年8月30日
実施者:██美術大学を卒業したDクラス職員
準備:記憶補強物質を時間をかけて既定の1200倍量を経口摂取させた。
実施方法:当職員に星膜内部を目視させ、その詳細を三面図として描かせる。
結果:内部に地球の様な星が見えるとの報告を得た。
当該の三面図は、雲と海と島々が描かれており、それぞれ大陸東南部の諸島群を中心としたもの、大陸西部の内海を中心としたもの、大陸東海岸を中心としたものであった。
図面を書き上げたのち、職員は本人希望により医療班に回された。
分析:過去四回の観測実験で得られた十二枚の「正常な地球」の図を比較した結果、その同一性が破綻している事実が判明した。
推測するに、星膜は星膜内部の地理情報を誤認識させる機能を有していると考えられる。

調査記録XXXX.BAは実験CGをもって一時停止。
早急に記憶補強物質の効率化に関する研究を進める。

1935年版-改訂前記事

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel(未承認)

特別収容プロトコル: なし

説明: SCP-XXXX-JP"星膜"はO5-7(19██年時点)によって提唱された架空のscpです。
そのため、特別収容プロコトルは設定されていません。
SCP-XXXX-JPについての概要は以下の通りです

・O5-7によるレポートの転写
"星膜"は星を覆う、巨大な膜である。
それはその星の免疫機能(注記)としての役割をもち、星に住むすべての生物を異常存在から保護している。
しかし、既知の事実として我々の地球は星膜を有していない。
それは我々とは別の世界の地球に存在している。
その世界の地球では異常存在も財団に相当する組織も存在せず、いかなるKクラス世界終焉シナリオも発生しない。
星膜の中に住む彼らは最も正常な我々といえるであろう。

"星膜"の免疫機能についての詳細
・高度に強力な反異常存在的性質
→異常存在(SCP)による影響や侵入を拒む。
・高度に強力な反ミーム的性質
→異常存在(SCP)や人類を含んだ全存在の星膜に対する認識を拒む。

(注記)編集後記
これらはO5-7の妄想に等しいレポートであり、論理的にSCP-XXXX-JPの存在は実証されていないことにご注意ください。

ぜひ批評していただきたいポイント
・調査記録、実験記録の追加のアイデア。
・記事全体の文章校正(特にO5-7による演説部分3ヵ所)
・宣告の折り畳みギミックのアイデア

裏設定
・「星膜」を奪取すると、XK-クラス:世界終焉シナリオが発生し、人類(か、異常存在を認知している人だけ)は「星膜」に消却される。

・更に「星膜」は不可視で非実体存在であることに加えて、反ミーム性質とかミーム汚染的な性質をもっているので、"推測"や"妄想"でしか「星膜」を認識することができず、財団は上記の脅威に気が付いていない。

・記事内においてO5-7は代替わりしていて、3人いる。
それぞれ、提唱段階のO5-7、発見∼奪取段階のO5-7、宣告∼当記事執筆段階のO5-7。
性別は、男、男、女。
2人目のO5-7は、記事内の██博士。

・画像は自作のものがあり、現在ファイルストレージに参加申請中。


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