2015年7月19日日曜日

労働者運動資料室HP更新

・表紙に、『マルクスと日本人』(明石書店)発行を提示しました。


・リンク集に平和友好際事務局、社民ユース東京を追加しました。労働大学(坂牛学長)のリンク先を変更しました。


社民ユースはなぜか社民党埼玉県連合になっていたので、社民ユース東京を掲載しました。


他に更新しなければならないページもありますが、とりあえず小幅な更新です。

2015年7月11日土曜日

佐藤優・山崎耕一郎『マルクスと日本人』

山崎耕一郎さん(社会主義協会元代表代行、労働者運動資料室理事長)と佐藤優さんの共著『マルクスと日本人――社会運動から見た戦後日本論』が近く出るとのことです。対談集のようです。




7月中旬発行予定、明石書店、定価1400円+税。
ISBN 9784750342184
判型・ページ数 4-6・260ページ


「佐藤優による戦後日本の思想・社会運動論。対話する相手は、彼が十歳代に加盟した日本社会主義青年同盟の指導者・山崎耕一郎。向坂逸郎ら日本の理論・実践家への思い、ピケティへの評価なども交え、資本主義の問題点と、そこからの脱却の可能性について語る。 」(明石書店の新刊案内)
http://www.akashi.co.jp/book/b201277.html




アマゾンにも紹介が出ています。これによれば7月17日発行とのことです。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4750342181/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4750342181&linkCode=as2&tag=honeyvanillat-22

2015年7月8日水曜日

平和友好祭事務局のブログ

うかつでしたが、平和友好際事務局のブログができているのですね。最新書き込みでは、社青同、新社会党青年学生委員会、社民ユースによる辺野古反対運動が紹介されています。
http://heiyusai.ti-da.net/


近く更新の際本体に書き込みますが、とりあえずここで紹介します。

2015年7月1日水曜日

『社会主義』2015年7月号目次

一冊600円。紀伊國屋書店新宿本店、東京堂書店、大阪・清風堂書店で販売中。社会主義協会でも取り扱っています。
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編集部■労働関連三法案に反対し闘い続けよう
特集 世界と日本の経済・政治・労働
北村厳■世界経済の「新常態」
木村牧郎■変容する欧州社会とイギリス労働運動の挑戦
立松潔■脆弱な景気「回復」と格差の拡大
横田昌三■安倍政権の暴走を食い止めよう




芳賀和弥■米国における最低賃金引き上げ運動
森岡利文■大阪都構想否決が示したもの
高橋俊夫■地方から2015春闘を闘って
寺下雅人■成果主義賃金下における2015春闘
菅原晃悦■批評「人権軽視」の格差解消が鍵
大川暁■信頼がなければ理論・政策も受け入れ困難
向坂逸郎■社会主義とは何であるのか①

2015年6月30日火曜日

労農派の歴史研究会第171回例会報告

私がこういう運動をはじめ、世界経済の動向に興味を持ち始めた頃は、一方では、ソ連を中心とする社会主義国一発展途上国の陣営がありましたが、資本主義の世界では、アメリカの優位は圧倒的でした。こんなに早く、アメリカ中心の資本主義世界体制が崩れるなどということは、想像もつきませんでした。


 社会、第4章を讒むと、アメリカ中心の経済・金融秩序が崩れるのは、1めようのない
流れでした。アメ!Jヵの経済力と政治・軍事力がともに突出していたので、圧倒的な力に
見えました。そのアメりカの、累積債務が大きくなり始めても、アメリカの力の強大さが
揺らいだようには見えませんでした。


 しかし、アメリカの力の低下は、経済においては防ぎようのないものでした。今でも、
アメリカ資本の力は強大です。しかし世界の金融秩序は、もはやアメリカが絶対的な中心
ではなくなりました。卩本の経済・金融における力が、相対的に大きくなっているのは事
実です。しかし日本には、世界の経済・金融秩序を扣っていくような人材がいるよ引こは
見えません。言い複えれぱ、金持ちではあるが人材に乏Lい国が、中心に座ったらどうな
るか。嬖するに、世界の秩序は不安定にならざるをえないのです。これを呼んでの、率直
な感想です。


 もちろん、世界の金嫐秩序を動かしていくような人材は、必要に応じて、育つことも事
実でしょう。しかし、数十年間、アメリカの顔色をうかがいながら世界の政・財界で生き
てきた日本の官僚と財界人の中に、世界を視野に入れながら必要な秩序をこなしてゆける
人材が育つようには見えません。これからどうなるのでしょうか?

2015年6月1日月曜日

『社会主義』2015年6月号目次

一冊600円。紀伊國屋書店新宿本店、東京堂書店、大阪・清風堂書店で販売中。社会主義協会でも取り扱っています。
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又市征治■「戦争できる国」・壊憲を阻止しよう!


特集 二〇一五春闘中間総括と今後の課題
■連合一五年春季生活闘争 須田孝連合総合局長に聞く
佐古正明■月例賃金の引き上げにこだわる(私鉄中国)
山本隆史■一五春闘を闘い郵政職場の課題を考える
宮本幸治■二〇一五春闘と労働運動強化に向けた課題(国労)


北川鑑一■いい加減にとめなければ労働法制改悪
佐藤光明■公立病院 賃金ダブルカット攻撃に抗して
久場島清皓■辺野古新基地反対闘争
川久保通■佐賀県議選を戦って
石田勉■統一自治体選、県議選を終えて(秋田)
平井和子■第三四回山川菊栄記念賞
日本占領から問う、「軍隊と性暴力」の共生関係
向坂逸郎■マルクス主義とは何か? ③

2015年5月25日月曜日

労農派の歴史研究会第170回例会報告

 1980年代、90年代にはしぱしば、「日米経済摩擦」が、新聞、雑誌をにぎわしていた。
当時は、徹底した合理化でコストを下げて生産した商品を売りまくっていた日本の立場で
の報道が多かりたと思います。この第3章は、日本の商品を売りまくられて困っているア
メリカの対応について、いろいろ書かれていました。圧倒的な経済覇権国だったアメリカ
の工場での、生産性が日本の工場にくらべて、劣ってきてしまった結果です。


 覇権というものは、永久に続くものではないのですが、アメリカの生産者たちは、そん
なことを達観しているわけにはいかなかりたでしょう。政治家や国家機関に陳情・要請(アメリカでは「ロビー活動」と言われる)をして、その圧力を受けた者が、日本との交渉にあたったわけです。だから、態度はきわめて強気でした。口本側の交渉肖事者の後ろにも、生産者の圧力があるので、弱気を見せるわけにはいきません。


 GATT,WTOなどの閥際機関と言うのは、そういう人たちが活動する場です、だから、国際交渉の場に出る人間というと、英語やフランス語のうまい奴だろうと思われています。外国語の知識も重要ですが、それよりも大事なのは、そのときの議題に関わる業界の事情を良く理解していることです。F押し一本槍」で決裂してもいけないので、的確な「落とし所」をさぐることも大切です。そういう交渉を続けながら、だいたい双方の力関係に見合うように、国際的な協定が出来上がるわけです。80~90年代の日米の経済関係には、そういう協定の変化がありました。しかし協定というものは、情勢に応じて変化するもので、現在のTPPをめぐる交渉は、アメリカの巻き返し策をめぐる攻防戦です。
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