10th Interview Ikr 4185 Test

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インタビュー対象

インタビューワー

パート1. Ikr_4185さん

seafield13
それでは、まず自己紹介の方からお願いいたします。
Ikr_4185
Ikr_4185 Ikr_4185 です。
最近は著者アバター名義の育良啓一郎で呼ばれることのほうが多くなりました。

一番わかり易い自己紹介は「ねこですよろしくおねがいしますの作者」かなと思います。

2014年〜大体2018年頃にかけて、著者およびサイトスタッフとして活動し、2018年からはSCPオンリーイベントの「収容違反インシデント」を主催しています(実務は共同主催のモリリンさんにほぼ丸投げですが)。

現在はVRSNSの会社で広報の仕事をしながら、個人でも3Dモデリングやイベントなどの活動をしており、そちらでも育良啓一郎名義でずっとやってます。
seafield13
ありがとうございます。サイト管理者をやっておりますseafield13 seafield13 です。本日はよろしくお願いいたします。
Ikr_4185
改めてよろしくお願いします! 温度差で風邪引かせるのが特技です。
seafield13
ほんとうに読者の方に上の画像をお見せしたい......。気を取り直しまして、まずはSCP財団との出会いについて伺っていきたいと思います。
Ikr_4185
最初の出会いについては実はハッキリとした記憶が無いのですが、少なくとも2013年末頃〜2014年頃だと思います。

元々SCPという都市伝説系の怪奇創作サイトがある、というのはどこかで知っていたのですが、直接のきっかけになったのは当時話題になったSCP:CBの実況動画でした。それを観て「あれ? これ何かWikiかなんかじゃなかったっけ」と調べ直したところ、SCP wiki にたどり着き、へぇと読み始めたのが最初でした。そのままドハマりします。

その後、毎晩読み耽る寝不足生活が半年ほど続いたところで、当時まだ翻訳数もJPでの執筆数も少なかったこともあり、記事を全部読み尽くしてしまいました。

その頃には最早日課と化していたため、3日間ほど最新の記事のページを更新しつづけるというSCP飢餓状態に陥りました。

そんな中、ふと当時のTwitterアカウントで「本家SCPも読み終わり、日本支部記事もtale含め読み終わってしまい、読む者ないならいっそ自分でSCP記事創作してみようかと考えはじめた((注記)原文ママ)」とツイートしたところ、突如dr_toraya dr_toraya さんから「財団へようこそ!((注記)原文ママ)」とリプライが来ました。

わかりますか?? 当時の僕からしたら完全に雲の上の人である執筆者から「財団へようこそ!((注記)原文ママ)」と言われた時の焦りと驚き。

ということで、その日の深夜3:58にサイトへ登録しました。これが最初です。

ちなみにそのリプライの直後か前くらいに前原さんからもフォローされてクッソ焦ったのも付記しておきます。当時あった「囲む」という文化ですね。鬼か。

これは書かなくてもいいですが、SCP:CBは勿論これです。

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seafield13
2023年現在だと「SCP完全読破」はもう数か月は余裕でかかるような難易度になっていますから、まさに時代ですね。育良さんは2014年の9月参加なので、わたしと1ヶ月違いでメンバーに登録されていたということですが、「囲む」文化、ありましたね〜
Ikr_4185
翌年くらいには「流石にやめるか......」という風潮になったような気はしますね。記憶が曖昧ですが......。
seafield13
あれは界隈が全員顔見知りだったころの文化でしたね(笑)
Ikr_4185
当時全員フォロワー20名ちょいくらいだった時代......。
seafield13
いまやもう5000倍のフォロワーに囲まれてらっしゃいますね! 時間......。
Ikr_4185
虎屋さんとかも4000フォロワー以上ですし、まさかこんなことになるとはって全員思ってそう......。仲間同士でキャッキャ! って遊んでて、ふと顔をあげたら人だかりになってた感覚。
seafield13
育良さんが参加されたのが2014年9月4日で、5日後には初記事のscp-129-jpを書かれてますね! この時のことについては覚えておいでですか?
Ikr_4185
覚えてます!

「クソ焦った」と話したと思うんですが、本当にめちゃくちゃ焦りまして、「とりあえず登録したからにはなにか書こう、何を......?」と文字通り周りを見回したところ、目についたのがあのスリッパでした。履いてたんです。

それで考えて、小さい頃にナメクジを踏んでしまいしばらく椅子から降りれなかったの怖かったなぁ、と思いあたり、じゃあこれをSCPにしよう!と書いたのが129でした。つまりあれば半分実話です。
ちなみに、その後書いた141も自分の家のお風呂だったので、Twitterでクロステストしてました

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seafield13
初期の育良さんの記事は、そういうご自身のトラウマをテーマにしていたものが多い印象を受けますね。
Ikr_4185
あーっこのツイート覚えてます!! お風呂のオブジェクト好きでした 共感するので**

基本的に怖がりなので......。

ちなみに今でもVRChatのホラーワールドとか行くとマジで絶叫します。

お風呂のオブジェクトに関しては、本当に純粋に「お風呂って怖いよね」をそのままストレートに書いたところはありますね。電気が消えてるお風呂とかトイレに行くの未だに普通に怖いです。できれば行きたくない。

深夜のゴミ捨てとかも怖いですね。書けそうな気がしてきた......。

深夜にゴミ捨てしようとすると高速で駆け寄ってくるオバちゃんのSCP。DVされる未来しか見えない。
seafield13
いまだとどうでしょうね......(笑)
Ikr_4185
まず深夜に高速ダッシュする写真を撮らないといけないのが難易度高いですね。僕自分で撮りに行く派なので......。
ああでも、実際に記事にできたものはフリー素材活用したものが多いですね。ネタとして撮り溜めてたものは大半がボツになってます。
渋谷歩き回って撮った写真とか、ハワイ島の黒い砂礫の大地の画像とか......撮ったけど形にならなかった......。
seafield13
あのころだと使えなかった画像は差前さんの中枢資料室によく寄付したりしてましたね。
Ikr_4185
わかります、中枢資料室にとりあえず突っ込んで「誰か書いて♡」ってしてましたね
US-HI-052.jpg
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seafield13
壮大な001提言とかに似合いそうな画像ですね......。
Ikr_4185
これ僕です。
US-HI-060.jpg
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seafield13
なんだか急に面白くなりましたね。
Ikr_4185
エージェント育良、わりとギャグ要員なところありましたしね(???)
「ごめんなさい!サイトが荒野になっちゃいました!」
US-HI-061.jpg
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{$caption}
seafield13
インタビュー記事で大喜利が始まっちゃった......。
Ikr_4185
基本的に僕発想がギャグ路線に行きがちなので......。
ちなみに一緒に行った当時の上司に頼んで撮ってもらってましたね。会社でSCP書いてるの公言してました。
seafield13
あのネットミームで話題になったゲーム攻略wikiの運営企業勤めだったころですね。
Ikr_4185
ですです。某覚悟の準備のところですね。
それもTwitterで公言してたし、ネットリアルの境がマジでないタイプですね。本名は伊倉慎之介です。
seafield13
これ書いていいんだろうか......。
Ikr_4185
わからない......僕はいいけど......。10周年を汚した男っていう新しい活動実績が生まれてしまう......。
逆に別に古い著者でもこんなノリのヤツ居るよ、っていう例にはなる(???)
seafield13
あとでサイトスタッフ内で確認しておきます......(笑) さきほど自作した画像はよくボツになったというお話をされてましたが、通算11作目にはSCP-040-JPが出てきますね!
Ikr_4185
040、実はコレが一番自分の中で「どっからでてきたのお前??」ってなってる記事ですね......。
当時の僕は就活をしていた時期だったんですが、ある日Twitterで普通にクソ画像を投稿しようと思い立ちまして。

就活中「よろしくお願いします」がゲシュタルト崩壊しはじめていて、それをなんとも面白いなぁと思いながら、脳死でMSペイントマウス描き5分とかで描きました。実は最初はSCP記事にする気も特になく、マジの落書きがスタートです。

Twitterに投稿したところ、周りの著者陣から「育良おまえそれ記事にしたら...?」と言われまして。なるほど? と思い、後付で記事を書きました。
seafield13
そうだったんですね! 当時タイムラインにはいたはずなのにすっかり覚えていませんでした。もしかするとこちらのツイートなんでしょうか。
[リプライだったのでリンクは自粛]
Ikr_4185
多分......??? 記憶が曖昧なんですが、リプライで急に送り付けた記憶があります。
seafield13
これで間違いなさそうな雰囲気です。ねこはどこから来たんでしょう......?
Ikr_4185
就活...??
実のところ、元々いろんな絵を観るのが好きで、その中にこういった不条理系のイラストもありました。そこらへんから影響は多少なり受けているような気はします。シテヤンヨとかご存じです......? ああいうの。
seafield13
「なるほど、現代美術などの影響もあるんですね」って書こうと準備していたんですが、ふつうにインターネット老人会のお話でした
Ikr_4185
ikr_4185 に高尚さを求めてはいけません。おもしろフラッシュ倉庫がインターネット原風景の男です。
とはいいつつ、普通に現代アートは好きですし影響受けてないわけではないですね。詳しいわけではないですが。

ジャクソン・ポロックとか好きです。あとルーチョ・フォンタナとか。バーネット・ニューマンとかも好きです。

「その発想どこからきたん???? なにお前ら?????」ってなるのが好き
seafield13
なるほど! 記事を書くときにはついつい文学作品とかから着想を得ようとしがちですけど、こういう絵画とか彫刻からもインスピレーションを得る機会ってあるはずですよね。
Ikr_4185
ちなみに名前は検索して思い出しました。
seafield13
スラスラ出てくるな...すごいな...とは思っていました(笑)
Ikr_4185
「キャンバス 絵の具 撒き散らす」
「キャンバス 切り裂く」
「MOMA 作品」とかで覚えてます......。元々あんまり名前覚えられなくて大体「しろまるしろまるの人」で覚えてますね。
seafield13
まさに育良さんが「ねこですの人」になってるような感じですね。20年2月の収容違反インシデントでお会いした際にもお話ししたかもしれませんが、「ねこ」は小学生とかにも認知されているのがすごいですね......。
Ikr_4185
マジでなんでこんなに広まったのかわからないのが恐ろしいですね。

確かにシンプルさとインパクトで真似しやすいフレーズがあるから流行りやすいとかっていうのはあるとは思いますが、それにしたってなんでこんなに広まったのか謎です。いや嬉しいし光栄ですが。

本当にミームになってしまった......。

ちなみに、ねこですの作者です、と名乗った時の知らない人と知ってる人の反応の差が極端すぎて面白いです。VRChatでもものすごく極端なので、一人は大興奮で一人はその状況に引き気味とかあります。ウケます。
seafield13
SCP自体、本当にどこまで知れ渡っているのかよくわからなくなりつつありますよね......「ねこです」を含めても。現在のお仕事についても、もし時間が許せばお話伺えればと思います。
Ikr_4185
今の仕事に関しては、バーチャルマーケットというメタバース上の即売会的なイベントで、広報担当をしています。株式会社HIKKYという会社の社員ですね。2019年から入社して今も在籍しています。

元々2018年頃に人気に火がついたVtuberからVRに興味を持ったのですが、その最初にVtuberに興味をもったきっかけとなったのがのらきゃっとさんでした。040を配信背景に置いていたんです。その後ライセンス周りを整頓された際に居なくなりましたが......。

その話を人から聞いて、どれ観てみようと観に行ったところ、は?なん...この...かわ...?なにこれ...?となりそのままVtuberにハマりました。

色々観ているうち、SCP好きを公言するVtuberさんが結構多いことに気づきました。当時そんなに知られていると思っていなかったのでだいぶ驚きまして、じゃあサイトスタッフもしてるし、コンタクトしやすくなるように僕もVtuberやるか〜と思ったのがそっちの道に行った最初のきっかけだったりします。

今の僕のメインアバターですね。ちなみに活動名はそのまま育良啓一郎で、会社の名刺も育良啓一郎です。

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あとここだから書くんですが、Vtuberとしての活動自体に裏設定がありました。

活動自体が財団のカバーストーリー「CounterMeme type VIII-120 "VEDA"」であるという設定です。今もう全然関係ないですけどね!
seafield13
たしかに何故かなのはわからないんですが、SCPのコンテンツはバーチャルYouTuberの方との親和性が高い気がしますね。本当にいろんな方にSCPを取り上げていただいていると思います。
Ikr_4185
著者ページに痕跡があります。
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seafield13
8120はエージェント・育良の所属サイトでしたね そんな設定が......。
Ikr_4185
当時の推しが「SCP-871 - 景気のいいケーキ に高速で突っ込む SCP-504 - 批判的なトマト」っていう高度なSCPネタイラストを投稿したときはビビりましたね......。
seafield13
絶対に界隈に潜んでいないとできない芸当ですね......。現職がバーチャルマーケットの広報担当ということで、ここで2018年から始まった「収容違反インシデント」のお話も伺ってみたいと思います
Ikr_4185
このまま育良を放っておくと永遠にVのオタク語りするので賢明な判断だと言えます。
seafield13
ありがとうございます(笑) このお話の始まりは、まず2017年10月の「ニコニコワークショップ」からになるんでしょうか

『確保、収容、保護』ネットで話題のSCPとは!?【ニコニコワークショップ】
http://blog.nicovideo.jp/niconews/42859.html

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Ikr_4185
はい、そのとおりです。
その辺りは当時サイトスタッフだったメンバーはよく覚えているかもですが......。

当時のSCP界隈は、まだそこまで外の界隈から認知されているとあまり皆思ってなかった時代でした。

そんな中、ある日サイトに一通のメールが来ます。
それがドワンゴさんからのメールでした。

まさか企業からメールが来ると思っていなかったスタッフ陣は大慌て。しかもその内容が「ニコニコ公式生放送へのゲスト出演」。まだボイスチャットも殆ど使われておらず、顔出し以前にサイトメンバー間で互いに声も聞いたことがないような純然たるネットコミュニティのSCP-JPはどうするかみんなで話し合った結果、実は元子役というのをバラした育良を送り込むことになりました。

そして放送は当日観覧者でプチSCPオフ会みたいな状況になったり、メールをくれた担当の方が思ってた以上に筋金入りのSCP好きマンだったことがわかったりした中、放送の打ち上げに話はうつります。

打ち上げに参加した育良の隣にその担当の方がやってきて、こう言うのです。

「育良さん、ご相談なんですが......。超会議ってご存知ですか?」
「え!? 勿論です! めっちゃ遊び行ってました」
「併催イベントがあるのはご存知ですか?」
「ああ、例大祭とかありますよね...?」
「そこで、SCPの即売会やりませんか?」

何いってんだこいつ???? と思いました。

その瞬間こそ「SCPオンリーイベントが開かれるか開かれないか」の選択が僕に集約された瞬間でした。しかも幕張メッセという晴れ舞台。そして目の前には、SCP絶対盛り上げるぞ! という強い決意を秘めた瞳をした、筋金入りのSCP好き。

その状況下で断れる人、いませんよね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ね〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

なんだか虎屋さんから財団へようこそ!と言われた瞬間に似ていますね。鬼どもがよ。

ちなみにそのご担当者さんは、その後も収容違反インシデントをガッツリ手伝ってくださっています。なんなら今でも仲良いです。あの人はガチです。みんな気をつけろガチだぞあいつ。
seafield13
初めてサイトスタッフが渉外的な仕事をしたのもあのタイミングなのかもしれません。まずオファーにも驚きましたし、育良さん子役だったの!? という驚きとかもありました笑
Ikr_4185
そこから企業さんからの問い合わせが来るようになりはじめ、渉外がマジで渉外になっていきましたよね。
どうでもいいというか、これ書いて良いのかよくわからないですが、放送当日にholy_novaさんがマジで軍師っぽい格好で来たときは吹きました。
seafield13
あの団扇って売ってるんだ...って思いましたね。その仕掛け人の担当者の方には、われわれ美術館とかもつれて行っていただきました。
Ikr_4185
ですね! あの人マジで なんなの
その美術館についた時だったかな、スマホを落として画面割った記憶があります。多分異常性か何かだと思います。
あと「さわやか」を食べましたね......。
seafield13
あとは無題2004も観たはずですね。
Ikr_4185
それがメインの目的(のはず)でしたからね!

なんというか、思ってたよりウッディーでプリミティブな印象を受けたのを覚えています。SCP:CBのモデル、無題004とはかなり別物だと思いました。

記事観たら、記憶が間違っていなかった事がわかりました なんで割ったんだマジで
seafield13
あの後もいろいろありましてついにサイトからは画像がなくなりましたけど、いまだに実物を見たことは忘れられないですね。割ったのはあの日すごいテンション高かったからかなって思います......。
Ikr_4185
駿河湾......。
seafield13
工場の壁......。

[閑話休題]

seafield13
さて、収デンの話に戻りますと、コロナ禍前までは順調に開催を重ねてきた3年間だったと思います。
そこで主催として見守られてきた育良さんから見て、ファン層やコミュニティの変化などは感じられたりしましたか?
Ikr_4185
そうですね、ファン層の変化は実はそこまで大きくは感じていないのですが、コミュニティ自体はリアルでの交流へのハードルが下がったな、という印象は受けています。

SCPコミュニティ自体はネットを主体としており、即売会は逆にリアルに根ざした文化圏の傾向が強めに思います。そこでネットからリアルに飛び出していったらどうなるのか、実のところ僕も例の担当者さんもわからないでいました。

結果として、例えば他のSCP関連イベントが開かれたり、オフ会的な交流が当時より盛んになったり、何より一番大きいのは「SCPが世間に思ったより知られてたこと」が可視化されたのも大きい変化だったのかなと思います。

収デンでは、共同主催のモリリンさん含め、他有名即売会のベテランスタッフさんたちがガッツリ支えてくださっているのですが、そのベテランスタッフさんたちも、事前のTwitterの反応から予想される数を遥かに上回る当日の人だかりを目にして「こんなにどこに居たの!?」と驚かれていました。

恐らく、例えば学校の教室のような場所での文字通りの口コミ、それからLINEグループなど表からは見えづらいコミュニティ、そして何より紹介動画の存在は大きいのではないかと思います。今考えると、このあたりは執筆を活動の中心としていると意外と気づきにくい部分だったなと思います。

そこから、SCPのイベントが成立することや、直接会っても割りと違和感なくいける事などが少し浸透していって、当時のネットを介した活字主体のコミュニティから少し幅が広がったのかな、と思います。

一方、ファン層自体はあまり変わってないようには思います。当時から潜在的にものすごくたくさん居たのが可視化されていったというだけで、元々執筆活動以外にもいろんな方が居たということに、むしろ僕らが気付かされたという変化だったのかなと。

なので、逆に当時から居た身からすれば、今のTwitterSpaceが盛んに行われたり、イベントで集まったり、ボイスチャットで記事の相談が行われたりするようになった、コミュニケーションのあり方の変化のほうが大きいのかなと思いますね。

ファン層に関しては、元々めちゃくちゃ年齢も文化背景もバラバラな老若男女が集う界隈だったと思うので、そこはあんまり変わってないように感じますw

ちなみに、VRChat上にも当時からの知り合い含め、SCP界隈周りの人達がそれなりに居ます。

1回だけ、あるワールドに元執筆者とかが偶々集まり、「え、しろまるしろまるさんってもしかしてしろまるしろまるさん...?」「まてじゃあこっちは...しろまるしろまるさんかよマジか」と、SCP界隈同窓会が突発的に発生したこともありましたね......。
seafield13
毎回参加人数にびっくりさせられていますもんね(笑) 本当にわたしたちが知らないだけでこれだけのファンがいたのだということを思い知らされたんだと思います。
Ikr_4185
今では、有名ゲーム系メディアとかでもSCPのゲームのニュースとかがでたりしますもんね しかもめっちゃRT伸びてるし。

当時の僕らが聞いたら「ホゲーッ!!!」と叫んでショック死しそう。

いや物によっては今でもスタッフ各位が死にそうになってるのはなんとなく見てますが......。
seafield13
渉外は人数こそ少ないのですが元気にやっておりますので......。お話にあったコミュニケーションのありかたが変わった、というのも本当にその通りだと感じましたね! 最初の収デンの開催とDiscordというめちゃくちゃ交流に使いやすいツールが出てきたのも同時期だったので。
Ikr_4185
DiscordとSCPコミュニティは今でも切り離せない存在になりましたよね。
Twitterででてくるワードが何のことだろうと思ってたらサーバ名だったとか結構あります。
思い出した、IRC 懐かしい......。
seafield13
今思うとあんなに使いづらいツールでよく交流していましたね......。
Ikr_4185
かしまちゃん......。今確かbotもたくさん増えましたよね!
seafield13
いまこのサーバにいるukwhatn ukwhatn さんやbeing241 being241 さんたちテクニカルの面々が次々と便利なbotを開発してくださいまして、総勢6個のbotが現役ですね!
Ikr_4185
すげえ......。SCPのイラスト文化、今でこそ珍しいものではなくなりましたが、最初の頃は自分の描いたものがビジュアライズされる衝撃に皆打ち震えてましたよね。

それこそ、最初に書かれたイラストレーターさんのデザインが界隈内での共通認識になって、そのまま定着したりとかも起きてたり。

なんで突然イラストの話をしたかというと、僕が擬人化普通に好きで、今「6こも居るならイラストが滾るな......」と思ってしまったからです。すみません。やりたすぎる。
seafield13
たしかあるんですよもう、すでに。
skeb-07clip.png
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Ikr_4185
ワァッ...! ワァ... 最高
これだからSCP界隈は永遠に愛せる
最高です BIG LOVE
seafield13
イラスト文化の話と言えば、詳細はわたしたちサイトスタッフもまだ知らないのですが、まさに商業出版でSCPのイラスト本が出るということでにわかに注目しています。**[フレーム]
Ikr_4185
コレ僕もかなり気になってます!!!!!もう純粋に見ていて最高に楽しい。たぶんジジイになってもイラストが来ると突然興奮する患者になると思います。
seafield13
もう本当にそうですね! たぶん何歳になっても飛び跳ねて喜んでると思います笑 こういう本が出るのも、地道に外へ活動していった育良さんのおかげかもしれません
Ikr_4185
いや、言うて僕あんまなんもできてないので......。単純にSCPがやっぱ面白いからだと思います本当に。

そういう意味で言えば、紹介動画とかでもねこのレストランさんとか本当に好きですね。動画も好きですし、デザインも好き。っていうかデザインが良すぎる。

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うん、やっぱ好き(直球)。

Vtuberの推しが「のらきゃっと」「薬袋カルテ」の時点でその 趣味がね バレますわね ホホホ。
seafield13
(笑)では最後に、2024年1月開催予定の収容違反インシデント005のお話など伺えればと思います。
Ikr_4185
今回で第5回目、実に4年ぶりの開催となる「収容違反インシデント2024-005」、今回は2024年1月8日(月・祝)、場所は埼玉県の大宮ソニックシティ展示場での開催となります。

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実際「そろそろやる? どうする?」みたいな話を共同主催のモリリンさんとはずっとしていたのですが、新型コロナの状況や、そもそも自分の仕事の忙しさなども相まって、なかなか開けずにいました。諸々準備が整い、満を持しての開催発表となりました。待ってくださったみなさん、本当にお待たせしました。そして声をかけ続けてくれたモリリンさんマジでありがとう。

SCPオンリーイベントとして、この4年間で更に広がったSCPの世界、成長したコミュニティ、そういった物を参加者のみなさんで思う存分味わい尽くす事ができたらと思っています。

そして、今回はさいたま市は大宮での開催ということで、実はめっちゃ地元です。大宮にはなんと「ジャンクガレッジ」という僕が著者ページにソウルフードと書き残すほど愛しているまぜそばのお店があります。胃にある程度自身があるみなさんは、是非ジャンクガレッジのまぜそばも味わい尽くしてください。

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seafield13
ちょっと!! おいしそうなラーメンの印象でインタビューが終わっちゃいますよ!!
Ikr_4185
ジャンクガレッジのPR記事じゃなかったんでしたっけ。しまったな......。
seafield13
最後まで育良さんの人となりがたっぷりと伝わる素敵なインタビューになりました......笑
ほんとうにありがとうございました!
Ikr_4185
こちらこそありがとうございました!! 6割方謎の話になってしまい編集作業が地獄になりそうな気がとてもしますが頑張ってください!!
Footnotes
. インタビュー開始前にアイスブレイクでとんでもない画像が貼られていました。
. SOYA-001 SOYA-001 CC BY-SA 3.0
. 2024年1月8日現在、西東社さまから発売中です。
ページリビジョン: 3, 最終更新: 01 Aug 2024 11:25
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