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"我々には、もう失敗は許されない。コンテニューの為のコインは尽きてしまったし、肝心の筐体はひび割れて今にも壊れそうなんだ。"
しかしこの言葉は、最初の彼らにとってはこうなる。
"コインは十分、けど筐体が無いんじゃ話にならない。"
ようこそ未来の人々。「筐体造り」は、SCP-2000がどのように作られたか、もとい、現行カノンの前の世界でどのような人々の奮闘があったかを綴るカノンだ。
まず前提条件として、このカノンにおいてSCP-2000は「過去のある時点において、人間によって作られた」ということを覚えていてほしい。そのうえで、筐体造りカノンに含まれる作品は以下のカテゴリに分けられる。
ブートアップ: SCP-2000構築の"前提条件"を描く。例としてはSCP-2000プロジェクト以前からあるものや、プロジェクトの発端となったオブジェクトの予言など。
ゲームスタート: SCP-2000構築の"過程"を描く。
ゲームオーバー: SD-クラス:"シャットダウン"シナリオの発生による"終焉"を描く。
コンティニュー?: 再起動を"実行"するまでを描く。
創世記(ニューゲーム): 手順ラザルス-01による文明の"復興"を描く。
新たなプレイヤー: 後の世の人々による筐体造りの"発見"を描く。
人物
O5
財団の監督者たち。彼らについては複数の説と憶測が飛びかっているが、このカノンにおいてO5たちはいくらか人間臭い。
O5-13
このカノンでは人型存在として実在する。凍結されていた筐体計画の実行を提唱した。
広末 孝行
明大政治経済学部卒、東弊重工本社総務部で10年勤続後、東弊重工の倒産により恋昏崎新聞社に入社。借金の桁を頑なに教えない。
団体
SCP財団
現在と最も差異がない団体である。職員は現在いる者もいない者もいる。少なくともSCP-2000作成に踏み切れるだけの技術力を持つ。
"博士"
ワンダーテインメント博士は存在するものの、このカノンにおいて"博士"は存在しない。おそらくどこかの時点でボウフラのように湧いてきたのだろう。
東弊重工
プロメテウスが存続した影響で倒産している。
このタブでは当カノンに登場する用語についてまとめてある。
ここに記載されていない用語については、こちらも参照のこと。
カノン独自の単語
- SDクラス:"シャットダウン"シナリオ(SD class: "Shut Down" Scenario) - 64日後の到来が確定しているKクラスシナリオ。
- 尽日(The COUNTOVER) : SDクラスシナリオの発生日。
- プロジェクト・リブート(Project Reboot) - SDクラスシナリオの回避を目的としたプロジェクト。筐体計画はこの一部である。
- 筐体計画(Project ARCA) - 世界構築を行う機械(筐体)を作成するプロジェクト。O5会議によりプロジェクト・リブートの中心に据えられた。
- 筐体(The ARCA) - SDクラスシナリオに際し、世界を再構築することによりシナリオの克服を行うための機械。のちのSCP-2000。
既存の用語
あ行
- アンダーシャトル - 世界各地に張り巡らされた高速鉄道網。約3000km/hのスピードで移動可能。(出典: ももちパレス運転手の人事ファイル)
か行
- ガニメデ・プロトコル(the Ganymede protocol) - Kクラスシナリオの発生に際し発動されるプロトコル。(出典: SCP-2000)
か行
- スクラントン現実錨(Scranton Reality Anchor, SRA) - 現実の正常性を維持・増幅する機械。1889年ロバート・スクラントン博士により開発された。(出典: SCP-2000)
た行
- 手順ラザルス-01(Procedure Lazarus-01) - SCP-2000による人類およびその社会の再構築手順。(出典: SCP-2000)
その他
- SCP-2000 - 筐体計画によって作成された財団製オブジェクト。(出典: SCP-2000)
2000用語集を置いておく(2000関連記事も参照用に置いておく?)
君も筐体を造りたい?ならここを読もう。大丈夫、難しく考える必要はない。このカノンに参加するため満たすべきことは、ほんのわずかなのだから。
このカノンでは、人類は予言から64日で滅亡する。それに対して財団は、協力の下SCP-2000を造り上げて人類を再起動する。その後、数回の再起動を繰り返す。そして今がある。前提にするべきはこれだけ。
これさえ守れば、君の作品は"筐体造り"だ。時代にも、既存作品にも縛られる必要はない。ただ、面白ければの話だ。そのために、先人が残した基本設定を参考にするのも一つの手だ。他のタブにある既存作品や、このカノンの概要や頻出用語、出てくる登場人物/団体の詳細は、少なからずあなたの執筆の助けになる筈だ。
ただしすべてを採用する義務はない。
最後に......"人間は弱いが、人類は強い"。この一見矛盾した言葉が"筐体造り"カノン/シリーズのテーマだ。SCP-2000を造ったのは神業に思えるが、それに関わった一人一人はあくまで人間に過ぎない。焦燥、苦悩、etc...。どの時代だろうと、このカノンに関わる彼/彼女はそんな感情に苛まれる。
何度やり直そうとも。
しかし彼等は、最後にはやり遂げるのだ。例えそれが完璧でなかったとしても。