石川
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地区の地図を指さしながら、真剣に語り合う住民と富山大の学生ら=石川県輪島市門前町七浦で、東栄一撮影 奥能登に生きて―被災地からの伝言
2025年11月 七浦の未来 若者描く 富山大生、住民と再生模索 /石川
2025年11月21日 05:04 1351文字都市部への人口流出によって加速する地方の過疎化と高齢化。石川県輪島市門前町の外浦海岸沿いにある七浦(しつら)地区も「限界集落」と言われる地域で、能登半島地震によって過疎化に拍車がかかった。ここでは若者の姿を目にすることはまれだ。 その数少ない機会が10月にあった。高齢者が多く参加する地区の運動会。
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石川県高野連の居村吉記会長(左端)から表彰状を受け取る東野充主将=石川県小松市の県立小松商高で、衛藤達生撮影 センバツ21世紀枠 県推薦校・小松商を表彰 「自覚し成長を」 /石川
2025年11月21日 05:04 356文字来春の第98回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)で、石川県の21世紀枠県推薦校に選ばれた県立小松商高の表彰式が20日、同校で行われた。 小松商は今秋の県大会でベスト8入り。部活と学業との両面での取り組みに加え、能登豪雨の被災地でのボランティアや今年4月に部員が田んぼに転落していた乗用車
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伊勢神宮書道展 入賞者が決まる 三重・あすから展示 /石川
2025年11月21日 05:04 246文字第64回伊勢神宮奉納書道展(毎日新聞社、伊勢神宮崇敬会主催)の入賞者が決まった。国内外から1万7852点の応募があり、上位入賞556点は、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮饗膳(きょうぜん)所で、22日から12月1日まで展示される。 最高賞(文部科学大臣賞、伊勢神宮奉納書道展総裁賞、毎日新聞大賞)に続く各
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地震・豪雨被災者 仮住まい、いまだ2万人 恒久移住 1年で3000人 /石川
2025年11月21日 05:04 489文字石川県は20日、能登半島地震と豪雨災害の被災者のうち約2万人が、まだ応急仮設住宅などで仮住まいしていると発表した。自宅解体などに伴う新規の仮設住宅入居もあるため単純比較はできないが、ピーク時の2024年11月から1年間で約3000人(約13%)しか恒久的な住まいに移れていない状況だ。 県のまとめに
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海上保安庁の巡視船へ搬送する舟に乗り込む訓練の参加者ら。後方に見えるのが関電美浜原発=福井県美浜町で2025年10月25日、萱原健一撮影 原発ニュースウオッチ
美浜原発事故想定 防災訓練 陸海空、多様な手段試す 「屋内避難」の重要性 若者へ動画で周知 /石川
2025年11月20日 05:04 1584文字関西電力美浜原発の事故を想定した福井県の原子力総合防災訓練が10月24、25両日、避難先となっている石川、奈良、兵庫3県を含む県内外で実施された。陸海空の多様な避難手段の実効性を確認したほか、原発事故の発生直後に重要な「屋内退避」について若い世代の理解を広げる取り組みがなされた。【萱原健一、高橋隆
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復興の後押しをしたいと贈られる大桶の前で握手をする笛木醤油の笛木吉五郎社長(右)と、谷川醸造の谷川貴昭社長=埼玉県川島町上伊草の笛木醤油で2025年11月、仲村隆撮影 輪島のしょうゆ蔵の復興後押し 埼玉の老舗が木製の大桶を贈呈
2025年11月19日 10:45 809文字2024年元日の能登半島地震や、同年9月の豪雨災害で被災・倒壊した石川県輪島市の醤油(しょうゆ)蔵を支援しようと、埼玉県川島町の老舗メーカー「笛木醤油」が醤油仕込み用の木製大桶を製作した。同社社長の笛木吉五郎さん(45)は「伝統的な木桶(きおけ)仕込みのクラフト醤油づくりに取り組む仲間として復興を
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比較的健康な「安宅の関」跡地付近の松林を確認する参加者たち=石川県小松市で、竹中拓実撮影 名所「安宅の松林」守れ マツクイムシ被害急拡大 行政側と住民視察 小松 /石川
2025年11月19日 05:02 1266文字弁慶の勧進帳物語で有名な「安宅の関」があった石川県小松市の海岸部松林でマツクイムシ被害が近年急拡大し、林野庁などが対応に追われている。国・県・市の担当者や地元住民が17日、現地で視察を行い、名所「安宅の松林」の保存策について話し合った。同庁は来年度中に対応策をまとめる方針だ。【竹中拓実】 同庁石川
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消防団員維持、強化を 石川県が検討会 70年で36%減少 /石川
2025年11月19日 05:02 520文字本業を持ちながら、地域防災のために消防活動に従事する「消防団員」の減少と高齢化が進んでいるとして、石川県は18日、維持・強化に向けた検討会を設置した。10月に設置した常設消防に関する検討会に続く組織化で、消防団長と学識経験者らが対策を検討する。 県のまとめでは、県内の消防団員は1955年に7774
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社史に人あり
ミズノ/19 東京オリンピックに全社をあげて協力=広岩近広
2025年11月18日 05:03 1693文字美津濃は創立50周年を迎えた1956(昭和31)年、社員の結束をより強くしようと、こう申し合わせた。<「五十周年といえば半世紀である。と同時にさらに後の半世紀に突き進む第一歩でもある。これまでの半世紀で、人と力と時はととのった。謙虚に邁進(まいしん)しよう」>(「水野利八物語」)。3年後の年頭には
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石川県立輪島漆芸技術研修所で卒業作品の説明をする河澄銘華さん=石川県輪島市で、共同 能登地震
不屈の心 卒業作品に 輪島漆芸技術研修所の16人 /石川
2025年11月18日 05:02 456文字昨年元日の能登半島地震で被災し一時休講した石川県立輪島漆芸技術研修所(輪島市)で、今月卒業する16人の作品発表会が開かれた。地震や昨年9月の豪雨に見舞われながらも技術の習得に励んだ研修生たちが、締めくくりの卒業作品に込めた思いを語った。 講堂内の机に菓子器や香合といった作品が並べられ、それぞれの説
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志賀原発訴訟で60人が追加提訴 金沢地裁 /石川
2025年11月18日 05:02 374文字北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の運転差し止めを求めた訴訟で、18道府県の住民60人が17日、金沢地裁に追加提訴した。原告団は「能登半島地震が起きてから志賀原発の安全性への懸念が高まっている」と説明した。 新たに原告に加わった石川県珠洲市の落合紅さん(47)は提訴後の記者会見で、「能登半島地震の時
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新潟県燕市の鉄鍋専門メーカー「サミット工業」の工場=同社提供 トランプ関税に物価高...中小企業にのしかかる日米「政策不況」
2025年11月17日 08:58 1895文字内閣府が17日に発表した2025年7〜9月期の実質国内総生産(GDP)は、大幅なマイナス成長に陥った。トランプ関税で輸出が大きく押し下げられたのが主因で、大手自動車メーカーなどの業績も悪化しているが、経営規模の小さい企業の打撃はより大きい。長期化する物価高も重荷だ。中小企業の現状から景気の実態を探
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仲代達矢さんへ供えられた花束で献花台が埋まった=石川県七尾市中島町の能登演劇堂で、竹中拓実撮影 花束、次々と 仲代さん追悼 能登演劇堂 /石川
2025年11月17日 05:03 240文字俳優の仲代達矢さんの訃報が伝えられてから間もなく1週間。ゆかりの深い石川県七尾市中島町の能登演劇堂には、献花台が設けられ、次々と追悼の花束が供えられている。 能登と40年以上にわたって深い交わりがあり、同町を「演劇のまち」に育てた仲代さん。演劇堂には、舞台衣装や仲代さんの写真パネルが飾られた部屋が
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号砲とともに駆けだした男子の選手=新潟市中央区のデンカビッグスワンスタジアムで、杉尾直哉撮影 全国高校駅伝
北信越大会 男子・佐久長聖(長野)、女子・長野東V 北陸勢代表ならず /石川
2025年11月17日 05:03 392文字男子第62回、女子第38回北信越高校駅伝競走大会(北信越高体連など主催、毎日新聞社後援)が16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着点とする周回コースで開催された。 北信越5県から男女いずれも20校が出場した。男子(7区間42・195キロ)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27大会連続
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貴重な美術品が間近で鑑賞できる会場=金沢市出羽町の石川県立美術館で、衛藤達生撮影 特別展 復興願い、国宝など展示 21世紀美術館/国立工芸館でも 県美で始まる /石川
2025年11月17日 05:03 455文字能登半島地震や豪雨からの復興を支援する思いを込めた特別展「ひと、能登、アート。」が15日、金沢市出羽町の石川県立美術館で始まった。東京都内の博物館などから貸し出された国宝など86点が、同市内の県立美術館、金沢21世紀美術館、国立工芸館の3館で順次公開されていく。 3館の会期は県立美術館=15日〜1
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室町の兄妹―史上唯一の「北陸将軍」
/30 加賀を代表する大名 まぼろしの富樫稙泰 /石川
2025年11月17日 05:03 1495文字室町幕府十代将軍足利義稙(よしたね)は、北陸を6年にわたって流浪した。越前を代表する大名朝倉氏と、若狭を代表する武田氏は軍事的には協力せず、義稙はわずかな手勢で一見無謀な上京作戦に突入し、大惨敗した。 長く滞在した越中でも、体よく追い出されたとの風評があった。間に入る加賀の勢力はどう動いたのだろう
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カメラ探訪
古里への思い刻み制作 能登 クラーク像彫刻の坂坦道 /石川
2025年11月16日 05:10 583文字北海道の観光スポット「さっぽろ羊ケ丘展望台」(札幌市)にある、有名なクラーク博士の銅像を制作した彫刻家の坂坦道氏(1920〜98)。彼が石川県能登町出身ということはあまり知られていない。 「小学生の時にはもう北海道に移りましたからね」。そう言って、町教委の波岸康幸さんが町立美術館に並ぶ坂の作品を案
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全国高校駅伝
北信越大会 記録と記憶、残る走りを 新潟できょう号砲 /石川
2025年11月16日 05:10 366文字男子第62回、女子第38回北信越高校駅伝競走大会(北信越高体連など主催、毎日新聞社後援)が16日、新潟市中央区で開かれる。男女それぞれ北信越(新潟、長野、富山、石川、福井)各県予選の上位4校、計20校ずつが参加する。県予選1位を除いた最上位校が12月21日に京都・都大路を舞台に開かれる全国大会への
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犀川のほとりで レインコート=室生洲々子 /石川
2025年11月16日 05:10 1190文字祖父は、金沢の記念館が建つ場所で生まれ、生後間もなく、近くのお寺、雨宝院に貰(もら)われた。恐らく僧侶にしたかったのではないだろうか、照道と名付けられた。そして義理の兄、姉、妹とともに育った。後に、養父、室生真乗の養嗣子になり、室生姓となった。 その祖父が育ったお寺、雨宝院を紹介する企画展「雨宝院
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能登地震
水稲栽培が微増1900ヘクタール 県、損傷地3段階に分け対策 25年・奥能登 /石川
2025年11月15日 05:03 822文字石川県奥能登地方の2025年の営農状況について、県は14日、利用された水田が震災前の約71%だったと発表した。24年も能登半島地震の影響で約75%の利用にとどまったが、同年9月の豪雨で再び水田が被災。復旧作業を進め、前年の水準まで戻した格好だ。耕地の利用を進めるため、農家へのアンケート調査やイベン