2014年3月30日日曜日
三重行き報告会を行いました
二神です。3月27日(木)午後7時より、高知共済会館にて、三重行きの報告会を行いました。案内先は県下の精神科と行政が主でしたので、どれだけ参加者があるか当日まで「もしかしたらゼロもありうるかも」とドキドキでしたが、おかげさまで精神科関係7、保健所1、その他(断酒会等)の、十数名にご参加いただきました。お忙しい中、わざわざ足をお運びくださった皆様には、この場で改めて深く御礼申し上げます。参加者のうち4人の方は、AKKこうちにご入会くださいました。なるべく早く会報やメーリングリストも作らねばと思います。
仕事柄、この手の会に参加者としてはよく出ますけども、運営するのは初めてで、ヘロヘロになりました。もっと早く報告を上げたかったのですが、当日夜はさすがに無理でした。
翌日は当直で、やっぱりこの原稿は書けなかったのですが、飲酒絡みの救急要請が2件ありました。1件は、酔って自転車に乗っていて、2mくらいの崖から落ちたもの。うちでは検査も処置も無理なので、お断りしました。それからちょっと患者さんが切れてウトウトしていたら、深夜2時過ぎに40歳近い男性の急性アルコール中毒! 同行者が連れて帰ってくれるというので受けたのですが、来院時意識レベルJCS200.つねっても無反応でイビキをかいて寝ています。若くなかったら迷わず脳外科へ送り直すところです(うちには脳外はありません)。大きな人のうえに、500mlの輸液を全開で2本落としても排尿にすら起きず、申し訳ないけどだいぶ強く刺激して目を覚ましていただきました。結局、同僚に支えられてタクシーで帰ったのが朝の5時。もう自分が寝る時間はありません。「病院からのおみやげです」と、手元にあったASKの「アルコール依存症では?」みたいなパンフを同僚さんに「あとで渡してください」とお預けしました。稚拙ながら brief intervention ですね(笑)。
という訳で、昨日の当直明けは夜になっても頭がまったく働かず、本日やっとこうやってパソコンに向かうことができました。
仕事柄、この手の会に参加者としてはよく出ますけども、運営するのは初めてで、ヘロヘロになりました。もっと早く報告を上げたかったのですが、当日夜はさすがに無理でした。
翌日は当直で、やっぱりこの原稿は書けなかったのですが、飲酒絡みの救急要請が2件ありました。1件は、酔って自転車に乗っていて、2mくらいの崖から落ちたもの。うちでは検査も処置も無理なので、お断りしました。それからちょっと患者さんが切れてウトウトしていたら、深夜2時過ぎに40歳近い男性の急性アルコール中毒! 同行者が連れて帰ってくれるというので受けたのですが、来院時意識レベルJCS200.つねっても無反応でイビキをかいて寝ています。若くなかったら迷わず脳外科へ送り直すところです(うちには脳外はありません)。大きな人のうえに、500mlの輸液を全開で2本落としても排尿にすら起きず、申し訳ないけどだいぶ強く刺激して目を覚ましていただきました。結局、同僚に支えられてタクシーで帰ったのが朝の5時。もう自分が寝る時間はありません。「病院からのおみやげです」と、手元にあったASKの「アルコール依存症では?」みたいなパンフを同僚さんに「あとで渡してください」とお預けしました。稚拙ながら brief intervention ですね(笑)。
という訳で、昨日の当直明けは夜になっても頭がまったく働かず、本日やっとこうやってパソコンに向かうことができました。
2014年3月9日日曜日
忙しい時は忙しい
二神です。
金曜の朝飛行機で帰ってきて、その日は夕方まで勤務して、夜は県断酒連合会の理事会でした。全断連の四国ブロック高知大会が目前(4月20日)に迫っているのに事務局長の体調が悪くて、全員で業務を分担して青息吐息でやっています。「そろそろいろんな事務的なことも徐々に若い人に譲っていかないと」という方針で動き始めていた矢先、いきなり「徐々に」でなくなったわけです。それで終わったのが夜10時。もう笑うしかない状態です。
幸い、翌日の土曜は終日休み(うちの病院は、基本的に土曜は半ドン。いまだに!)をとっていたので、午前中は少し休んで、昼からは県精神保健福祉センター主催の「平成25年度アディクション・薬物関連連絡会議及び研修会」に家内共々出席しました。年1回、いろんな分野、職種の方々と知り合ったり久闊を叙したりする貴重な機会です。高知のネットワークの足がかりになりそうな公的集まりは、今のところこれしかありません。ただ、何せ扱うジャンルが広すぎて、将来的には分科会ができないかなあと希望しています。しまった、アンケート用紙にそう書いてくるの忘れてしまった。
ともあれ、忙しい時は忙しい。マーフィの法則は健在です。
金曜の朝飛行機で帰ってきて、その日は夕方まで勤務して、夜は県断酒連合会の理事会でした。全断連の四国ブロック高知大会が目前(4月20日)に迫っているのに事務局長の体調が悪くて、全員で業務を分担して青息吐息でやっています。「そろそろいろんな事務的なことも徐々に若い人に譲っていかないと」という方針で動き始めていた矢先、いきなり「徐々に」でなくなったわけです。それで終わったのが夜10時。もう笑うしかない状態です。
幸い、翌日の土曜は終日休み(うちの病院は、基本的に土曜は半ドン。いまだに!)をとっていたので、午前中は少し休んで、昼からは県精神保健福祉センター主催の「平成25年度アディクション・薬物関連連絡会議及び研修会」に家内共々出席しました。年1回、いろんな分野、職種の方々と知り合ったり久闊を叙したりする貴重な機会です。高知のネットワークの足がかりになりそうな公的集まりは、今のところこれしかありません。ただ、何せ扱うジャンルが広すぎて、将来的には分科会ができないかなあと希望しています。しまった、アンケート用紙にそう書いてくるの忘れてしまった。
ともあれ、忙しい時は忙しい。マーフィの法則は健在です。
四日市に行ってきました
お久しぶりです。二神です。
3月6日に四日市市で開催された「第12回 アルコールと健康を考える集い」に、AKKこうちのメンバー4人ではるばる参加してきました(先進地視察という名目で、高知県の自殺対策予算をいただいています)。
最初は一般市民向け講演で、精神科でない診療科(今回は脳外科)の先生の専門をアルコールと関連づけたお話のあと、猪野亜朗先生のお話の2本立てでした。ここでは思いもかけず京都平安会のAさんともお会いできました(平日に高知から来るとはと先方も驚かれたかもしれませんが)。
その後、今回の眼目である、関係者による症例検討会にも出させていただきました。個人情報守秘の関係で詳しくは書けませんが、3つの困難事例が提示されました。各症例ごとに、関係した各職種の方々がそれぞれの立場からコメントし、ネットワークという言葉の具体的な意味がよく理解できました。どの職種のお話も興味深かったですが、私が特に驚いたのは、消防(救急)からの報告があったことでした。文字どおり最前線にいる立場だけに、搬送時の病院とのやりとりはともかく、その後の情報ガードがとても硬いのが常識ですが、そこまで引っ張り出せる四日市のネットワークの底力に感銘を受けました。
私は翌日午前の診療は休めない!という制約があったので、その夜のうちに伊丹まで出て翌朝の始発飛行機で帰高しましたが(高知空港からタクシー飛ばして、病院に着いたらちょうど9時でした)、他のメンバーは翌日も津の断酒の家などを見学して帰ってきました(その辺は他のメンバーが書いてくれるといな……)。
貴重な経験をする機会を与えてくださった猪野先生はじめ関係者の方々に、心より感謝申し上げます。高知で仮にあのようなネットワークが構築できるとしても、何年もの時間がかかると思います。アル法成立が追い風にはなるでしょうが、そうすると別ルートで官製の企画が降ってきて、私たちのような民間活動は脇に追いやられる可能性もあります。しかしまあ、悩んでいても始まりませんので、これまでどおりコツコツやっていきたいと思います。
3月6日に四日市市で開催された「第12回 アルコールと健康を考える集い」に、AKKこうちのメンバー4人ではるばる参加してきました(先進地視察という名目で、高知県の自殺対策予算をいただいています)。
最初は一般市民向け講演で、精神科でない診療科(今回は脳外科)の先生の専門をアルコールと関連づけたお話のあと、猪野亜朗先生のお話の2本立てでした。ここでは思いもかけず京都平安会のAさんともお会いできました(平日に高知から来るとはと先方も驚かれたかもしれませんが)。
その後、今回の眼目である、関係者による症例検討会にも出させていただきました。個人情報守秘の関係で詳しくは書けませんが、3つの困難事例が提示されました。各症例ごとに、関係した各職種の方々がそれぞれの立場からコメントし、ネットワークという言葉の具体的な意味がよく理解できました。どの職種のお話も興味深かったですが、私が特に驚いたのは、消防(救急)からの報告があったことでした。文字どおり最前線にいる立場だけに、搬送時の病院とのやりとりはともかく、その後の情報ガードがとても硬いのが常識ですが、そこまで引っ張り出せる四日市のネットワークの底力に感銘を受けました。
私は翌日午前の診療は休めない!という制約があったので、その夜のうちに伊丹まで出て翌朝の始発飛行機で帰高しましたが(高知空港からタクシー飛ばして、病院に着いたらちょうど9時でした)、他のメンバーは翌日も津の断酒の家などを見学して帰ってきました(その辺は他のメンバーが書いてくれるといな……)。
貴重な経験をする機会を与えてくださった猪野先生はじめ関係者の方々に、心より感謝申し上げます。高知で仮にあのようなネットワークが構築できるとしても、何年もの時間がかかると思います。アル法成立が追い風にはなるでしょうが、そうすると別ルートで官製の企画が降ってきて、私たちのような民間活動は脇に追いやられる可能性もあります。しかしまあ、悩んでいても始まりませんので、これまでどおりコツコツやっていきたいと思います。
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