熊本地震を教訓に直下型への備えを急げ
強い地震によって亀裂が入った熊本県益城町の道路(2016年4月16日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI 〔AFPBB News〕
4月14日午後21時26分、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、その28時間後の4月16日午前1時25分に同じく熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生した。
気象庁はこの地震を「平成28年熊本地震」と命名した。気象庁が地震に命名するのは5年前のいわゆる東日本大震災以来である。
マグニチュード3.5以上の余震の数は、2004年の新潟県中越地震の際の記録を上回り、1995年(いわゆる阪神淡路大震災)以降の内陸や沿岸で発生した地震で最多となった。
熊本県で発生した今回の地震は「活断層」で起きたとされている。最近100万年ぐらいの間に変位したことが認められる断層のことを活断層と呼ぶが、日本には2000以上の活断層があり、全国どこでも大きな地震が起こる恐れがあると言われている。
地球の中を移動する熱エネルギー
筆者は『地震の癖──いつ、どこで起こって、どこを通るのか?』(講談社)等の著者である角田史雄(つのだ・ふみお)埼玉大学名誉教授に4月17日午後に電話したところ、「活断層を動かしたものが何かを考える必要がある」とのコメントをいただいた。
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