中国政府がこのほど中国国民に対し日本への渡航を避けるよう注意喚起を行うと、中国から日本への旅行予約が大幅に減少した。
中国人観光客の訪日旅行ニーズが減少すると、韓国が真っ先に波及効果を享受している。韓国紙「朝鮮日報」の18日付報道によれば、今月15、16日には、日本に代わって韓国が中国人観光客に最も人気のある海外旅行先になり、国際線航空券の決済件数では韓国路線がトップになり、検索件数では「ソウル」が1位で、続いてタイ、香港地区、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシアの順となった。
ソウルの旅行会社代表は19日、「先週後半以降、中国人観光客からの問い合わせが明らかに増加しており、問い合わせの内容は主にソウルへの個人旅行、済州島への航空券とホテルのパック、冬季のスキーなどの商品に集中している」と話した。
タイ紙「バンコク・ポスト」の報道によると、第4四半期(10-12月)の旅行シーズンの到来に伴い、タイ航空市場では力強い回復が見込まれている。タイ・ライオン・エアはすでに10月に重慶市、天津市とタイを結ぶ2路線を新たに就航させたという。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年11月20日