[画像:海油工程天津スマート製造拠点の構造用パイプ製造工場(撮影・孫一凡)。]
海油工程天津スマート製造拠点の構造用パイプ製造工場(撮影・孫一凡)。
天津浜海新区は渤海湾に面し、京津冀(北京市・天津市・河北省)エリアに隣接する豊かな海洋資源を持つ地域だ。中国初の海洋石油ガス設備の「スマート工場」である海油工程天津スマート製造拠点は、ここに立地している。
海油工程天津スマート製造拠点は、敷地面積約57万5000平方メートルで、4大スマートセンター、8大スマート生産ライン、16の最終組立ステーション、大型船舶の接岸に適した埠頭などの中核施設を備えている。拠点は、海洋石油ガスプラットフォームや浮体式生産設備の液化天然ガス(LNG)モジュールなどの先端石油ガス装備の開発に重点を置き、海洋工学のスマート製造、石油ガス田における運用・保守のスマートサポート、海洋工学技術のイノベーション研究開発プラットフォームを一体化した総合拠点の構築を目指している。2025年、同拠点は中国初の「卓越級スマート工場」に選定された。
拠点では先進的なスマート生産設備約600台・セットを導入し、デジタル情報技術と工業技術の深い相互接続によって、デジタル化管理、スマート化生産、ネットワーク統合型協調が融合したスマート製造の新モデルを構築し、海洋石油ガス設備の製造は、従来の「労働力集約型」から現代的な「スマート工場」への転換を推進している。
[画像:海油工程天津スマート製造拠点の構造用パイプ製造工場では、スマート溶接装置を操作している作業員(撮影・孫一凡)。]
海油工程天津スマート製造拠点の構造用パイプ製造工場では、スマート溶接装置を操作している作業員(撮影・孫一凡)。
現在、拠点では8件のプロジェクト、20の設備単体が同時進行で建設されており、新世代情報技術と先端の独自化・国産化ツールを融合することで、生産能力と効率を効果的に向上させ、これまでに30余りのプロジェクト、62の海洋石油ガス設備単体の製造を完了し、総合的な生産効率は従来のモデルに比べて約40%向上している。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年11月19日