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KPMG報告書「中国経済は通年5%前後の成長率目標達成へ順調に推移」

人民網日本語版 2025年11月17日16:37

「国内総生産(GDP)成長率5%前後」というのは、今年の政府活動報告で明らかになった2025年の中国経済の成長率目標だ。KPMGがこのほど発表した2025年第4四半期(10-12月)の報告書「中国経済ウォッチング」によると、今年第1-3四半期(1-9月)には中国経済の実質GDPは前年同期比5.2%増加し、成長率は前年同期を0.4ポイント上回り、通年の5%前後の目標達成へ順調に推移している。KPMG中国研究院経済研究院の蔡偉院長は、「財政政策と金融政策の協調効果により、第4四半期には投資をはじめとする内需の動きが回復することが期待され、通年で5%前後の経済成長率目標は順調に達成される見込みだ」との見方を示した。中国新聞網が伝えた。

同報告書によれば、今年1-9月期には全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額が前年同期比6.2%増加した。今後を展望すると、内需の回復が生産の回復をもたらすとみられる。5000億元(1元は約20.8円)規模の金融政策ツールの投入・使用に伴い、製造業投資とインフラ投資のニーズが回復し、関連投資に必要な設備・器具や川上の建築材料などの製品は新たな生産拡大を迎える見込みだという。

同報告書は輸出について、「中国は米国以外の市場を積極的に開拓して大きな成果を上げており、1-9月には米国以外の市場への輸出が同12.6%増えて、輸出全体の成長率を10.7ポイント押し上げた」とした。さらに、「第4四半期は海外で伝統的な消費シーズンを迎えるため対外貿易の季節的な需要が伸びる見込みであり、これに中国の先端設備や新エネルギーなどのハイテク製品が持つ競争優位性が加わり、輸出総量は一定の強靱性を維持することが期待される」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年11月17日

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