[画像:中国(鄂爾多斯)-日本(大阪)産業マッチング会の様子(写真提供・主催者)。]
中国(鄂爾多斯)-日本(大阪)産業マッチング会の様子(写真提供・主催者)。
中国国際貿易促進委員会と鄂爾多斯(オルドス)市委員会が主催する中国(鄂爾多斯)-日本(大阪)産業マッチング会が今月10日午後、大阪で開催された。
今回のマッチング会は、鄂爾多斯市の代表団が9日に2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の中国パビリオンにおいて開催された「内蒙古(内モンゴル)デー」に参加したのに続いて大阪で開催した産業プロジェクトマッチングイベントとなった。マッチング会において、地方の貿易促進機関は架け橋としての役割を効果的に果たし、両地の企業のために、効率に優れ、ダイレクトな協力ルートを構築した。
今回の産業マッチング会は、鄂爾多斯と日本の経済・貿易往来の歴史を受け継ぐ形となっている。鄂爾多斯羊絨(カシミア)集団は、1980年代にはすでに日本の三井物産を含む企業と提携を展開しており、双方はカシミヤ産業における実践を成功させてきた。この40年以上続く提携の逸話により、「鄂爾多斯が世界中にぬくもりを届けている」という高い名声が築かれたほか、中日両国の企業は互恵・ウィンウィンを実現しながら深い絆を築くことを実証してきた。その他、日本の著名な農学者である遠山正瑛氏はチームを率いて鄂爾多斯市の庫布其(クブチ)砂漠において緑化活動を展開し、両地の友好交流のために、感動的な歴史を刻んできた。
[画像:中国企業の説明を真剣な面持ちで聞く日本の企業関係者(写真提供・主催者)。]
中国企業の説明を真剣な面持ちで聞く日本の企業関係者(写真提供・主催者)。
今回のマッチング会は、新エネルギーやカシミヤ製品といった中日双方が強みを相互補完している分野に焦点を合わせ、鄂爾多斯日本株式会社、鄂爾多斯市伊泰投資控股有限責任公司といった鄂爾多斯市を代表する企業11社が、南都産業株式会社、株式会社CONNECTを含む日本の大手企業・機関30社以上と、マンツーマンの商談を行った。奈良県日本中国友好協会、友好之路国際交流協会、一般社団法人関西中華総商会といった商業貿易促進組織も参加した。
マッチング会では、踏み込んだ交流が行われ、関係者は真剣な面持ちで商談を行っていた。新エネルギーの分野では、双方は水素エネルギー技術や再生可能エネルギーシステムといった最先端の分野をめぐる提携の可能性を探ったほか、伝統的に強みを誇る産業の分野では、技術のアップデートや市場開拓といった議題をめぐって意見を交換した。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年10月11日