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人民日報が権威ある論説記事を連続掲載、中国の経済政策のメッセージ伝える

人民網日本語版 2025年10月10日16:17

人民日報は9月30日から8日間連続で、「鍾才文」の署名による論説記事を掲載し、中国の経済政策のメッセージを伝えるとともに、国際社会の注視する議題に返答した。

しかく中国経済の長期的発展には「安定の錨」がある

第14次五カ年計画(2021-25年)期において、中国の国内総生産(GDP)は連続して100兆元(1元は約21.5円)の大台を突破した後、さらに10兆元級の飛躍を複数回実現しており、今年は140兆元に達する見通しだ。

「中国経済の長期安定的発展の内在的論理を深く認識する」と題した記事は、「このような巨大なエコノミーが長期にわたり安定成長を維持できる背景には、深い内在的論理が秘められている」と指摘した。

記事は例として、中国共産党が長期にわたり政権を握っていることで、西側の多党制に見られる近視眼的政策や朝令暮改を回避でき、中国経済の長期的発展にとって重要な「安定の錨」となっていると指摘。さらに、中国はマクロコントロールの制度・システムの整備を重視しており、反循環的調節を強化し、市場予想を正しく誘導し、社会の信頼感を支え、一定の政策的強度を確保しつつ十分な政策調整の余地を残すことで、生じうる経済的変動を適時に調整し、合理的範囲内の経済運営を維持しているとした。

しかく産業のモデル転換と高度化は「足並みを揃えて進むもの」ではない

中国経済を悲観視するごく一部の声に対して、「我が国の現下の経済発展の状況を科学的かつ客観的に捉える」と題した記事は、「総じて見れば、中国経済の状況にはばらつきがあるものの、好転傾向にあり、将来は期待できる」と指摘。

「産業のモデル転換と高度化は『足並みを揃えて進むもの』ではなく、速度の速いものと遅いもの、先行するものと後行するものがあり、地域・産業・階層によってばらつきが生じうるため、マクロデータと一部のミクロ主体の体感との間には『温度差』が生じうる。これについては全体的に見るべきであり、一部の経営主体の体感が芳しくないからといって、経済全体の状況を否定すべきではない」とした。

しかく中国の発展は決して「衝撃」にあらず

中国の発展が世界に何をもたらしたかについて、「中国の経済発展には開放・ウィンウィンの性質がある」と題した記事は、その答えを「多大な機会」であり、いわゆる「衝撃」では決してないとした。

記事は具体例として「中国市場は規模が巨大、かつ急速に成長しており、すでに年間の消費は50兆元近く、輸入は20兆元以上に達している。中国は国際的な高水準の経済・貿易ルールと自らの整合性を図り、ビジネス環境を持続的に優れたものに変え、制度型開放を着実に拡大し、製造業分野での外資参入制限の完全撤廃を実現し、通信・医療・教育等のサービス分野でも開放の試行事業を着実に進めてきた」と指摘。米中ビジネス協議会(USCBC)が実施した会員企業調査を引用する形で、回答した企業の圧倒的多数が、中国市場を自社の国際競争力を維持する上で不可欠な存在と考えていることを紹介した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年10月10日

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