オプトアウト (臨床研究の公知)

当院では以下の臨床研究を石川県医師会の倫理委員会で審査の上実施しております。

1)におい提示装置による嗅覚検査と日常のにおいアンケート成績の関係性に関する研究
SONYから開発された、におい提示装置NOS-DX1000は、検査嗅素を内蔵したコンピュータでコントロールされる電子的な機器であることから、従来の嗅覚検査と互換性の検討が行われてる。一方、日常のにおいアンケート(SAOQ)は、従来の嗅覚検査であるT&T検査との高い相関が知られ、嗅覚診療ガイドラインにも記載された問診票であるが、におい提示装置の検査結果とは、直接の相関が調査されていないので関係性を明らかにするのを目的とする。
対象となる患者さまは、2024年9月20日までに当院を受診し、NOS-DX1000による検査と日常のにおいアンケート(SAOQ)を記入していただいた方です。これらは、通常の診療の中で使用中ですので追加の検査は行いません。2024年9月20日の時点で、カルテからさかのぼってデータの利用を行います。個人のプライバシーは保護され、数値のみを使用いたします。
特別なことは、ありませんが、研究の集計などに使用することが嫌な方はお申し出ください。なお、石川県医師会倫理委員会の審査を経て行われております。

2)NBIによる嗅裂観察
? NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)は、内視鏡において血管を強調し、腫瘍の発見を容易にする技術で、オリンパス社の内視鏡に内蔵され、広く用いられている。当院では従来より、鼻腔の内視鏡検査時にNBIを併用し腫瘍のチェックを実施してきた。またNBIは粘膜下の血管を強調する技術であるから嗅粘膜の血行を評価できる可能性がある。そこで本研究では、得られたNBIによる嗅粘膜の画像を調査し、実際の嗅覚障害と嗅粘膜の血行との関係を調査する。特別なことは、ありませんが、研究の集計などに使用することが嫌な方はお申し出ください。なお、石川県医師会倫理委員会の審査を経て行われております。

3)耳鼻咽喉科診療所におけるインバウンド患者の受診状況に関する調査
近年の円安とCOVID-19の収束に伴い外国人旅行者の数はうなぎのぼりである。旅行中に体調を崩す方もあると思われるが、耳鼻咽喉科診療所に限っての受診状況に関する報告は見かけないので、どのような耳鼻咽喉科疾患に旅行者が罹患するか、また、医療機関側にもいかなる対応があるか不明である。また、COVID-19のパンデミックにおいての患者数の変化も不明である。そこで、これらを明らかにすることを目的とする。
登録締切日:2024年12月31日

Researchers at Hyotan-machi ENT Clinic are interested in what otolaryngological conditions international travelers have consulted us. Medical records will only be studied retrospectively and tabulated, and no personally identifiable information will be disclosed. If you do not agree to participate in the study, please contact the clinic by email.
info@hyotan-machi.com
For more information or questions about this study, please contact the researcher.
Sincerely
Tadashi Ishimaru M.D.

4) 文字音声法(金沢方式)で言語指導を受けた難聴児の長期言語成績
難聴児の言語力の改善を目的に開発された金沢方式で訓練を受けたお子さんの言語習得結果を後方視的に検討することで、従来からの問題がどれだけ解決できたか、また依然として残存している問題を明確にすることとした。1)幼児期に行った言語指導の結果を分析する。2)従来から行われている聴覚口話法との比較を文献考察から行う。3)就学以降の追跡し分析する。
方法:NPO難聴と共に歩む親子の会金沢方式研究会(以下、金沢方式)
は、乳幼児期から金沢方式で訓練指導を受けた難聴児の親子の団体である。金沢方式の会員に研究協力依頼を行い、同意を得られた親子を対象とする。

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