昨年春のLive Wire開始以来、畠山理仁と共に「自由すぎる報道協会」シリーズを支えてきてくれた、フリージャーナリスト小川裕夫が、ついに政治関連取材の原稿をまとめた一冊を刊行することになった。これまでの単行本は鉄道関係ばかりだったので、まさにこれが政治ジャンルでは処女出版になる。
この快挙を祝って、本書内でも取り上げられている議員自身にも登場いただき、議員という仕事の大変さ、そして「先生」達のオモロおかしい生態についてたっぷり語っていただこう…と考えたのだが、時を同じくして民主党、小沢派の離脱劇が勃発、ことごとくこの騒動に、お目当て議員が関わってしまったものだから、ゲストがこの告知にタイミングに至っても決まらないという非常事態勃発と相成った。
しかし、ここからが正念場。民主党所属ではない軽妙なトークで知られる某議員や、今回の騒動の余波をガッツリかぶった議場のジャンヌ・ダルクや、旗色不鮮明ながら民主党分裂のキーマンの一人の元大臣などに、小川氏自らが果敢にオファー中。さあ誰が来てくれるのかはお楽しみ。
さらに、「自由すぎる」シリーズに馴染みの深い某ハイパーなヒーローや芸人さんなどにもオファーは飛んでおり、当日はトンデモなく豪華な顔ぶれの鉢合わせになるのか、それとも寂しく小川氏一人の独演会になるかは紙一重の状態。
さあ、日頃小川氏のメルマガを愛読し、UST中継で「小川家の食卓から」を楽しむ、ディープな小川ファンと、自由報道協会周辺状況ウォッチャーの皆様に、是非ご衆参をお願いしたい。
もし小川氏一人になった時は、入場料を三分の一の500円に減額(予約者は当日のドリンク&フードクーポンでお返し)します。コケたときには小川氏の自虐トークが炸裂する事間違えなし。
さあ、このギャンブル、誰か乗るものは居ないか?(笑)
とか言っていたら、小川選手、恐るべきマジックを発揮。
なんと元総務大臣原口一博さんの出席を取り付けてしまいました。これはさすがにしっかりやらねばなりません。
民主党分裂という大事態勃発のこの時期だから聞ける、“政治家という人種”の生態と天下分け目の政局分析を聞く会へとシフト。さあ、“政治ジャーナリスト”としての腕の見せ所ですよ、小川センセイ!
多くのテレビ番組にレギュラーを持ち、「メディアの寵児」としての知名度を背景に2007年12月大阪知事の座を手にした橋下徹氏。以後、マスコミを通じて府民を、そして府庁の役人たちを挑発、強引な手法で財政破綻寸前の大阪府改革を断行。この四年間、低迷状態にあった大阪府政を、強烈なリーダーシップで牽引してきた。
だが、その権勢はとどまるところを知らず、「大阪維新の会」を立ち上げ統一地方選で多くの議席を獲得、着地点の見えない「大阪都構想」を推し進め、大阪市平松市長との抗争にまで発展した。すでにその行動はいち府政のレベルではなく、全国の注目と杞憂を一身に浴びる。斯くも賛否両論の渦を巻き起こしながら、唯我独尊己信念のままに突っ走る橋下氏。
そして11月には、ついに“目の上のタンコブ”である大阪市解体のために、府知事の座をなげうって市長選に立候補するというアクロバティックな戦法に出た。
この暴走を、大阪の市民はどう評価するのか?
長年、地方政治の実態を追求してきたジャーナリスト・吉富有治(@yujiyoshitomi)氏は、今年3月「橋下徹・改革者か?壊し屋か?」(中公新書ラクレ)を刊行。橋下徹知事の強引な手法を批判、その是非を世に問う最右翼の一人。大阪市長・府知事ダブル選挙公示直前の地元大阪で、この街を揺さぶるる橋下政治の本質を斬る。その一票を投じる前に、まず徹底検証を!
聞き手は、地方政治をメインテーマとし、この半年Live Wire「自由すぎる報道協会」のパーソナリティの両輪として活躍してきたジャーナリスト小川裕夫(@ogawahiro)が担当する。