« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »
駒場で行われたWa!のイベントが終了しました。当日は朝から台風に見舞われ早くも「Wa!」とさせられました。
これまでのイベントに比べ、ラオスをよく知って人、そうでない人、両者が十分に楽しめるバラエティーに富んだ内容は、ゲストたちによるラオスの自然や食文化や仏教、布など広範囲なトーク盛り沢山でイベントそのものもWa!となる出来る新鮮な内容となっていました。
これらトークを聞いて、改めてラオスが日本人にとってどこか懐かしさを感じる国であることを感じました。どの話しも聞いていて、Wa!としてホッとするのだから不思議です。
イベント名は【異国の風号「地球旅行、でかけヨット<ラオスへの旅>】でしたが、やはりラオスと日本の関係は〝異国〟というよりも、今と昔なのかもしれません。
イベントの目玉である「ハイブリッド紙芝居」。Hp1028一体どんなもの〜?と想像がつきませんでした。スクリーンで民話の背景を写しながら、登場人物は俳優が演じ、朗読も含まれ「飛び出し!実写紙芝居」という感じ。アイディア満載の上映&上演でした。少人数の俳優であれだけの世界感を表現できるのか...とただただ驚くばかり。今回はいかに「魅せる」かを考えさせられ、刺激を受けました。
もちろん、このままWa!とさせられてばかりもいられません!
この刺激をWa!の達人になる一歩になったと考え、次に繋げたいと思います。(東京事務所インターン山崎)
Img_76891 今年は、10月26日がオークパンサー(出安居)でした。オークパンサーとは、陰暦11月の満月の日で、僧が3ヶ月間の寺での修行を終えて自由に外出ができるようになる日だそうです。メコン川沿いの道には、1週間以上前からたくさんの出店が出ていました。26日の朝、人々はお寺にお参りし、夜には、「ファファイ(火の舟)」と呼ばれるバナナの葉で作った舟にお線香とImg_76991ロウソクに火を灯して川に流します。
私もファファイを見にメコン川沿いへ行ってきました。メコン川沿いの出店が出ている通りは、人であふれていました。ルアンパバン通りに出店が並び、セタティラート通りは、バイクや車の駐車場になっていて、バイクで1台5000K、車で1台15000Kという札がたっていました。
Img_77201 ファファイだけでなく、各家では、家の前に龍をかたどった舟をつくり、ロウソクを灯していました。
27日は、ブンスァンフアと呼ばれるボート祭り。私は、人混みを避け、スタッフと一緒にプーカオクワイ国立公園の水辺に遊びに行ってきました。滝を見に行ったはずが、水が少なく残念ながら滝を見ることはできませんでしたが、皆で魚Img_77271 を焼いて、ビールを飲んで、子どもたちは水浴びをして、と自然の中でのんびりとした時間を過ごすことができました。(ラオス事務所・猿田)
ラオスでは、東京より一足先に、8月に25周年記念イベントを開催しました。
東京でも11月17日に25周年記念イベントが開催します。ラオスで行ったイベントとは、またひと味違ったイベントになりそうです。ぜひ足をお運びください。
■しかく「ありがとう25年 子どもたちと未来へ〜25周年の集い」■しかく
いつも会の活動をご支援いただき、ありがとうございます。
特定非営利活動法人ラオスのこどもは、1982年にラオスの子どもに絵本を送る会として活動を開始し、今年で25周年を迎えました。
これを祝い、これまでの皆さまのご支援を感謝する目的で、講演と交流の集いを開催いたします。お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
日時: 2007年11月17日(土)15:00〜19:00(14:30開場)
場所: JICA地球ひろば3階講堂(東京メトロ日比谷線広尾駅下車(A3出口)徒歩1分)
プログラム:
15:00〜 講演「絵本・遊びと子どもの世界」
講師:片岡輝氏(東京家政大学学長)
トーク「ラオスの子どもたちと共に」
片岡輝氏・チャンタソンインタヴォン共同代表
17:30〜 交流会
・ラオス料理と軽食をご用意しています
・紙芝居実演ほか予定
参加費: 活動会員・サポーター(賛助会員)4000円、一般5000円
講演のみ参加 会員500円、一般1000円、会員登録当日受付
主催:特定非営利活動法人ラオスのこども
お申込: 電話またはメールで事務局まで、なるべく11月10日までに、お名前、ご連絡先、参加人数とともにお申し込みください。
TEL/FAX:03-3755-1603 E-mail:deknoylao@yahoo.co.jp
DeknoyLao 特定非営利活動法人 ラオスのこども
〒143-0025 東京都大田区南馬込 6-29-12,303
http://deknoylao.org/
今Photo_7回のヴィエンチャン県でのセミナーで、教室で使える歌・踊りの部分を担当した学生ボランティア タラリンさん。今回の配付では、歌のCDも配付しました。その中に入っている23曲すべての歌とその歌にあわせた踊りを先生たちに教えてくれていました。
「なぜ、こんなに歌と踊りが上手なの?」と当会スタッフに聞いたところ、彼はルアンパバン県にある子ども文化センターにずっと通っていたとのことでした。
こういう形で、人が育っていることを実感できることはとてもうれしいことです。写真のオレンジの服を着ている男性がタラリンさんです。(ラオス事務所・猿田)
Photo ヴィエンチャン県のヴァンヴィエンで、90校の教員を対象に読書推進セミナーを開催しました。このセミナーには、90校の小学校教員の他、9郡の教育局の教育指導官9名、県教育局読書推進活動担当3名、国立図書館職員3名、当会スタッフ4名、ドンドック大学学生ボランティア6名の115名が参加しました。
Photo_2日程は、10/15-18の4日間。
(1日目) 開会式、図書の配付(132タイトル、188冊)、国立図書館職員による講義(図書室とは? 読書の意義、図書の登録、貸出について等々)、本の登録作業。夜は皆で中国の映画「初恋の来た道」を見ました。当会ラオス事務所代表曰く、この映画は、先生の人生だとのことです。
Photo_5(2日目)国立図書館職員による講義(図書の使用ルール、利用者数の記録等)、図書の貸出の実習、本の補修の仕方についての説明・実習(ラオ スの本はすぐ破損してしまうのと新しい本をすぐに購入することができないので、補修をしてできるだけ長く使ってもらうように話をします)、ブックトークについて、本の読み聞かせの仕方、ストーリーテーリングについて等。宿題として、本を1冊読んでくること。この日の夜も「あの子を探して」という田舎の先生の映Photo_4画を見ました。
(3日目)教室で使える歌・踊りの練習、ストーリーテーリング・本の読み聞かせ等のポイントについての説明、グループごとに小学校での実習の練習等。
(4日Photo_6目)近くの小学校で、学んだことをグループごとに実際に実施。実習内容は、歌・踊り、本の読み聞かせ、紙芝居の実演、ゲーム、ブックトーク、本の貸出等です。
今回のセミナーでは、学生ボランティア6名がとても頑張っていました。
写真1:国立図書館職員による講義、写真2:当会スタッフによるブックトーク、写真3:歌・踊り、写真4:本の補修の実習、写真5:小学校での実習風景
(ラオス事務所・猿田)
Img_65301_2 2007年度の学校図書室開設は、ボリカムサイ県からスタートしました。ベトナム国境に近いラクサオ(カムクッード郡)にある民族学校と中学校に、そして、パークカディン郡にある小学校の計3校に図書室を開設しました。
民族学校は、2006年にベトナムの支援でできたばかり。2階建ての校舎で、2階の端に図書室がつくられていました。校長先生曰く、この学校は、主に両親がいない子や片親しかいない子など貧しい子どもたちを対象にしているそうです。敷地内の寮もありました。寮が足りないとのことで、2階の一部も寮として使用されていました。
Img_67191 中学校は、同じ敷地内の小学校があり、校庭から山が見える、とても気持ちのよい場所にありました。校舎は2棟あり、1棟は、床が土で竹で編んだ壁でできていました。職員室の一部を壁で仕切り、図書室がつくられていました。
小学校は、生徒数が1000人を越えるマンモス校。いろいろな民族の子どもたちが通っているそうです。
Img_66961_2 学校図書室開設では、図書の贈呈&開設式の他、図書の登録・管理・貸出方法などのセミナーを行いました。外では、スタッフが子どもたちに、紙芝居の実演や本の読み聞かせ、歌などの活動を行っていました。
今回の学校図書室開設には、カメラマンの押原譲さん、東京事務所の関も同行しました。(ラオス事務所・猿田)
ラオスはずっと雨が続いています。5日までボリカムサイ県のラックサオに行ってきましたが、滞在中はずっと雨・雨・雨。どうやら台風の影響だったようで。ゲストハウスのテレビでベトナムテレビのきれいなお天気お姉さんが説明していました(もちろん、ベトナム語なので詳細は分かりませんが...)。
昨日6日はヴィエンチャンのCEC(子ども教育センター)で、写真家の押原譲氏を講師に、写真ワークショップを開催しました。071006vte1 既に先週カメラを渡し、そして、どんな写真が撮れるのかドキドキしていましたが、子どもたちは予想よりもちゃーんと撮ることが出来ていました。ラオス人スタッフもスムーズに準備を行い、子どもたちもちゃんと理解しながらの授業。実は、現像後のプリントを見ると、「あら、これいい写真だわ」という子が一人いたのですが、残念ながら、その子は欠席で、しかもフィルムに名前も未記入。うーん、誰だか未だにわかりませんが、とっても気になります...。(東京事務所スタッフ・関/ラオス出張中)