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2007年9月24日 (月)

ヴィエンチャン県で調査を行ってきました

Img_59601ベースライン調査でヴィエンチャン県に行ってきました。

今年は、ヴィエンチャン県90校に新規に図書配付を行います。まだ本が届いていない学校の状態を調査するため、学校を訪問し、インタビュー調査を行いました。

Img_25341 ベースライン調査では、学校の状況の他、村の状況についても聞きます。電気が来ている村では、ほぼ100%の世帯でテレビがあるという答えでした。本よりテレビの普及の早さに驚きます。主な科目である国語・算数・私たちのまわりの世界(理科と社会をあわせたような科目)の教科書の普及状況を聞いたところ、ヴィエンチャン都に近いヴィエンチャン県でさえ、教育省から届く教科書は全生徒には行き渡っておらず、一部、親が購入したり、数名で1冊を使用したりしていました 。

ヒンフーップ郡で図書が届いていない最後の1校だと言われた学校は、カムー族の子どもたちが通う小学校でした。カムー族は、ラオス語ではない、独自の言葉をもっています。3年生にインタビュー調査をしたところ、当会ラオス人スタッフのラオス語での質問が伝わらず、先生の通訳(ラオス語→カムー族の言葉)が必要でした。ラオス語が母語ではない子どもたちにとって、ラオス語の習得は簡単ではありません。

Img_60141_2訪問した6校のうち、5校が、日本人による支援で新校舎が建てられていました。日本人は学校を建てるのが好きなのですね・・・。

村では、ラオ・ハイとアヒルの肉をごちそうになりました。 (ラオス事務所・猿田)

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