あいさつ
松阪市民病院に、心臓血管外科が設置されました。しかし、心臓血管外科ってどんな疾患を扱っているの?
そんな疑問を持つ方もみえるかと思います。そこで、当科で扱う疾患を少しだけ紹介します。
本来、心臓血管外科は名前のとおり心臓や血管の手術を行う科です。
大きくは、心臓病と大動脈(胸部・腹部)そして上下肢の末梢血管に分けられます。
非常勤 水元 亨 先生
1 心臓疾患:狭心症や心筋梗塞に対する冠動脈バイパス手術、大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症に代表される心臓弁膜症手術などがあげられます。
2 大動脈疾患:大動脈瘤に対する手術や大動脈解離に対する治療(手術や保存療法)があります。
3 末梢血管疾患:下肢動脈狭窄や閉塞による血流障害に対し、狭窄部の内膜摘除術やバイパス手術を行います。
現在、当院では末梢血管手術は可能ですが心臓手術や大動脈瘤手術は行うことができません。 また近年これらの多くの領域では循環器内科チーム等によるカテーテル治療も行われるようになっています。外科治療にもカテーテル治療にも、ともに利点・欠点があります。心臓外科医としての経験を活かしつつ循環器内科の先生方と協力し、ハートチームの一員として地域の皆様に最適な循環器疾患治療を提案したいと考えています。
セカンドオピニオンも受け付けていますので気軽にご相談ください。