2017年10月
2017年10月31日 (火)
学校作業療法に関する実践報告論文の掲載
こんにちは。教員の友利です。
学術誌作業療法にて,下記の論文の掲載が決まりました。
保育所等訪問支援における巡回型学校作業療法
仲間知穂1),松村エリ1),上江洲聖2),友利幸之介3),
*1NPO法人ADOC project こども相談支援センターゆいまわる,
*2日赤安謝福祉複合施設,*3東京工科大学
私は前職では学校作業療法に少し携わっておりました。いま学校現場ではインクルーシブ教育が推進され,障害のある子どももない子どもも,なるべく同じ場を共有しながら教育を受けるということになっています。
ただ,それによって授業中に離席したり,逆に無反応だったり,友だちと喧嘩したりと,いろんな問題行動があったりします。それも子どもにとって成長のいち過程とも言えますが,学校の先生たちは一人ひとりの子どもと,クラス全体の授業の進行も同時に考えなければならず,悩んでいることが多いです。
ただ,それによって授業中に離席したり,逆に無反応だったり,友だちと喧嘩したりと,いろんな問題行動があったりします。それも子どもにとって成長のいち過程とも言えますが,学校の先生たちは一人ひとりの子どもと,クラス全体の授業の進行も同時に考えなければならず,悩んでいることが多いです。
そこで,私たちは数年前から,学校へ巡回訪問していました。また,ADOC-Sというアプリを研究で開発し,学校の先生や保護者が「叶えたい教育」を共有し,その支援を行ってきました。その経験をもとに,今回,作業療法士が先生たちとどう連携を取ればいいのか,作業療法士としてどう支援すれば良いのか,などのポイントを事例を通してまとめました。
関わる子どもの中には,数ヶ月でガラッと成長する子もいます。今まで失敗続きで自信をもてなかった子が,いきいきと友達と関わるようになる。その姿を見た先生も保護者も,子どもの可能性を強く感じて子どもがさらに好きになる。その場面に関われたということは,作業療法士として,何物にも代えがたい,やりがいを感じる瞬間でもあります。
現在,日本で発達障害専門で関わっている作業療法士は2-3%と言われています(アメリカでは30%以上)。少ないですね。学校で作業療法ができる人材を養成していきたい。それが僕の目標でもあります。
最後まで読んでくださり,ありがとうございました。
2017年10月24日 (火)
アジア作業療法シンポジウムで演題発表をしてきました
教員の友利です。
Asia pacific occupational therapy symposiums (アジア作業療法シンポジウム)に澤田先生と一緒に台湾に参加してきました。
澤田先生はカナダ作業遂行測定(COPM)の日本におけるシステマティックレビューを発表しました。色々質問にも対応しててかっこよかったです。
さて僕はといえば... ADOCというリハビリテーションにおける目標設定のアプリの開発研究を発表しました。アプリの動きを動画で用意していきましたが,それが3つとも映らないという大ハプニングに見舞われました・・・ 会場は爆笑です。頭が真っ白になりましたが、既存のスライドでできる限りのプレゼンをしました。オーディエンスの方も興味を持ってくれ色々と質問もあったので良かったです。
ここまでは良かったのですが...
なななんと画面が!?!$%&@
しかし台湾の学生さんは,会場でボランティアで英語の通訳をしたり,作業療法士の発表に対して英語で堂々と質問もしていました。またシンガポールからは教員引率+バス貸切で、20名ほどの学生が参加していました。年に1〜2回は海外に連れて行くように,という国の基金があるそうです。若いころから世界に触れるというのは,良い投資の仕方だと思いました。
もう作業療法もグローバルの時代です。本学科でも国際交流的な活動をもっと取り入れて行ければと思いました。
最後まで読んでいただいきありがとうございます。
2017年10月 5日 (木)
作業療法士の国際交流パーティーに参加してきました
どうも、作業療法学科の2年生です。
9月22日に行われた作業療法士の国際交流パーティーに,現2年生の3人で参加してきました。
今回のパーティには作業療法他大学の作業療法学科の先生や生徒,作業療法士協会の会長を始めとする作業療法士の方々や海外の作業療法士の方が参加していらっしゃいました。
周りを見ても皆さんスーツであまり見慣れない環境に困惑しましたが、本学の先生たちの紹介もあって上海、香港、南アフリカ、韓国の作業療法士の方々とお話しすることができました。
拙い英語でしたが,皆さんとても優しく丁寧に質問に対して答えていただきました。
今回のパーティを通して様々な刺激を受けて私の中で作業療法士を含めて見える幅が広がったような気がします。学生のうちにこの様な機会をもっと増やして,将来は世界で活躍できる作業療法士になるのが僕の夢です。