サキホドノコイ
「奥さま」おわりました。
自分の中の80ニューウェーヴが感じられる公演でした。そうなんだよね、ハードやパンクやノイズに紛れて確実にニューウェーヴの影響というか何かが身体に埋まってる。テンのオバキュンという台詞に見て取れる。鎖や分裂やおかしな振りや包帯などなど、かつて何度も登場したモチーフ、そう考えると再演しないとか言ってるけど、焼き直しは何度もナーンドモ、ダリオ・アルジェントのごとく。珍しく元メンバーが沢山来てくれた公演でした。多くの人間が鎖体験ありでした。鎖は結構使うのが難しく、出すだけでアングラ感が出てしまうので、普段はロープにしてるんです。それにしても元メンバーと会って昔を懐かしむのが嫌だ、もっと演出とか台本とかそんな話がしたいな。東京で一時間四十九分で始まったランタイムは一時間四十五分まで縮まった大阪。それにしてもこんなに不親切な台本演出なのによくわかったよくわかったと言われ続けた公演でした。物語の力って凄いねって感じっす。「裸の女を持つ男」を手直しして「マトリョーシカ地獄」と「ラボちゃん」を焼き直して「ゆっくり回る菊池」のフォーマットを借りて「翼とクチバシもください」の姉妹編みたいな話でした。
皆皆さま、どうもありがとうございました!!
さて 7月頭にロ字ックという集団の小野寺ずると名乗る女優の一人芝居を作演出することになりました。
オムニバスの一本です。詳しくはロ字ックのサイトを観て下さい。
オムニバス反対同盟の会長なのに!一人芝居苦手クラブの会員なのに!