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画像:hana]
清志郎という人は、自分世代にはドンピシャなのだけれど
周りがあまりにも清志郎だったので ワンクッション置いた感じだった
ストーンズがそうである
周りにいつも熱狂的なファンがいたので、自分でははまらなかった
それでも、世代的に何がしかの思い出はある
ニゲルンダゲルンダとかオコリンボリンボとか
夜ヒットで、リハと違う曲をやったり
この世は金じゃない という曲の次に この世は金さ と歌ったり
一番よく聴いたのは「カバーズ」かなあ
「友達はテレビだけ」「いいことばかりありゃしない」
とかも口につく
東京に来たときに、井の頭道を自転車で走ってたら 着物着て立っておられた
さて稽古場日誌にはキリンバズウカの登米くんやニュートラルの大沢さんも
文章を寄せてくれており 間違ってはいけないプレッシャーが掛かる
登米くんの文章を抜粋
「昭和初期に比べて現代の東京では2倍〜3倍近くの空耳が発生しているらしいです。
それは人間関係において他人にあまり興味を持てず自分の事ばかりを話したがる人が増えたせいだと言われています。
それはつまり他人の話に対して聞いているふりはしているけれどきちんと集中して聞いていない事を意味します。
そのために間違って聞き取ってしまっていたり、
分かった気になっていたり、
理解した気になっていたり、
自分にとって都合の良い解釈をしてしまっていたりと言う人が出てきてしまう。
それが空耳の要因だと言われています。」
これ、結構まる当たりなんですよね
そんなセリフなんですよね さすが米登です
大沢親分の文章を抜粋
「劇場を揺るがすほどの爆音が得意なクロムが「鉄」から離れて「爆音」からも離れて
言わば、武器を捨てて丸腰になって、どこへ行こうとするのか?
わざわざ丸腰になるということは、素手でも戦える自信の裏返しでもあります。
それだけ、今のクロムの役者陣のレベルは高いということでしょう。
クロムの「静かな演劇」は、
藤本さんのサウンドアートのように、観客の知覚能力を高め、
小さな事にも刺激を感じてしまうカラダに変えてしまうかも知れません。
役者の一挙手一投足にドキドキする...。
そんな、観客にとっては全く静かではない、
心ざわめく麻薬のような作品になるのではないかと思っています。」
と大沢さんは書いて下さってます
そんな大したもんじゃないのですが、
今回は、プラレールの稽古も無く、チェーンソウのダンスも無く、
ただただ役者がセリフを自分の言葉にしてくれるのを待っているというだけです
大沢さんが書くように 素手で戦えるでしょうか
全体に絡み合うような合わないようなセリフ合戦で進んでゆきます
ギターソロバトルと合いの手ベース合戦です
いわゆる音楽による「当て振り」は影を潜め
役者の体で表現できるパフォーマンスに絞ろうと思います
役者というのは 一見レベルが上がったように見えたり
すごい役者が入ってきたと思いきや
すぐに弱みを露呈してしまう生き物です
それに、去年面白くても 今年面白くなくなるものですね
長いことやってると 何年かぶりに一緒にやる役者さんがいたりしますが
初回ほどの新鮮さはなかったりします
まあ 向こうも私の演出に同じ思いでしょうが
まさに恋愛と同じです
うまいとか 凄いとか 良かったとか テクニックが 気持ちが などなど
色々なことをは もうどうでもいい気がします
流れていくためには 珍妙なことを連ね 転々としていくだけのような気がします
何が面白いのかも分からないですね って最近思うんですが
皆どうなんでしょ 最近面白いこと自信満々に言える人いますか?
最近面白かったのは ハトにお前ら空飛べてええなあって言ったら
地上に降りたら 手ないんやぞ って言われて そうかって思ったことですかね
多くの動物が「手」無いですね 皆、首を上下にして食べてますね
手ですよ 人間に生まれてよかったのって