すて
もっとドエム1について書けと言われたので昨日に続いて書く
漫才は芝居と同じく、生が一番 TVではさほど面白くない漫才師も
生で観れば驚くほど面白い
だから決勝に出てる彼らは本当はめちゃくちゃ面白いはずだ
クロムではどうもポイズンファンが多い
ああ言うシュールな漫才は、どうもエム1には向かない
もしシュールで行くなら もっともっとネタを繰らないといけない
例えば 松本人志なら
「鳥取県 そんな、ポケットに入れたら ポケット砂まみれになるで」
とか言うと思う
でも それはベタであって ポイズンではない
だけど ベタはシュールを生かすためには必要なのだ
そこを分かってるのが松本である
M1のMは、漫才のMでもなければ、渡邉とかげのMでもない
松本人志のMである
何故にM1がああも緊張のある年末行事になったのか
全ては松本が審査員にいるからである
一度、松本の代わりに西川きよしがいた年があったが 自殺しようかと思った
でも上沼恵美子は許す 彼女は地球上でただ一人の女性漫才師だからだ
さて シュールタイプだが、大道ではないという意味では
千鳥も笑い飯もシュールかもしれない
でも両方ともネタが弱いのだ やはり
ではシュールタイプは ダメなのかというとそうではない
昨日も書いたが 7年で一人勝ちな去年のチュートリアルも
シュールだと言っていいんじゃないか
だって、徳井が、冷蔵庫やちりんちりんを女性と見てる狂った人なんだから
でも、その「女性」や「恋愛」がベタなのである 分かりやすいのだ
シュールにベタを加えたパターンが最も爆発しやすいという見本である
ベタが一番大切でかつ最も難しいというのは、いつもチヒロと話していることである
クロムの場合 ああここまでが台本で、ここからがチヒロが加工したベタなんだな
というのが分かる仕組みになっている
いくら俺がベタに書いても 更にベタにするのがチヒロである
いやチヒロだけでなく皆なんだけどな
ベタにしないのが森下である
しかし大昔のメンバーは 俺の台本を 余計にシュールにしてたっけ