81b3927f.jpg
こんちは 松本人志と同い年の アオキです
最近 自転車に乗ってって すれ違いざま
「まっちゃんは本当は作りたくなかったんや 吉本の上の人間から〜」
「昔 頭頭って作品があっ〜」
てな会話をよくドップラ的に耳にします 街は 松本人志 の噂で持ちきりです
先日友だちと呑んでて 松本人志の知識コンプレックスの話が出ました
松本はともかく さんまは あまりにもモノ知らないので 見ててイライラすること
はあります
たけしは 知識があるので ここまでやって... てな話
今 お笑いのトップを取るには不良性が必要とされてまして
彼らは若くしてトップになる為に 無駄におたくな知識を得る時間が無いのでしょう
か
それで 不良時代の 学校ネタ おとんおかんネタ 街のおっさんおばはんネタが基
礎となるのですかね
しかし それが最も多くの人に共感を呼ぶのも事実
そんな 松本人志がどこへ行くのか
東京へ来てから 数えるほどしか映画館で映画を観てない私に
バイト終わりの金曜日 新宿へ走らせました 「大日本人」
映画の概念を壊す みたいな事はできてたんじゃないですかね
ダウンタウウンの魅力は 凶暴性だと思うのですよ 浜ちゃんも手伝って
ジミー大西に始まった 大先輩にえらそうな口を利くギャグを完成させたのはダウン
タウンでしょう
そこにも殴られやしないか といった毒があり 舞台に立てば先輩も後輩もない と
いった鍛えられ方
をしているお笑い世界のルールをバラエティに持ち込むのに成功しています
ごっつで 日光猿軍団の猿を松ちゃん浜ちゃんがやって 今田が猿まわしをやってる
コントがありました
これが ホンキで今田を殴ってる感じがして とても面白かった覚えがあるのですが
イジメを傍から見てる笑いにも通ずるものがあったと思います
暴力と笑いがダウンタウンだと思うのです 常に笑ってる我々の残酷度が試されてい
ます
「大日本人」 インタビュー形式で巨大ヒーローの日常を追うというスタイルが面白
いじゃないですか
それがリアルだし 僕も誰にも才能を継げないし子供を作るしかないのかなとか 考
えるかー!
闘う場面のCGは、映画館ならではの音の迫力も相まって 狂った絵画を見せられて
いるよう
問題のラストの戦いは ヒーローものは、普通は、らしき立ち回りで見せているもの
の
リアルに闘えば、こんな感じだ イジメなのかも、生物虐待なのかも そんな悲痛な
笑いでした
ヒーロー物が子供達に与える影響こそがイジメを産むとさえ言ってるように感じまし
た
敵役の赤い怪物を情けない表情にしてあります それに気づかせる狙いだと思います
CGから実写への移行は、虚構と現実を表してるのですね
撮影方法が 実写になります と言ってるだけではないのです
アメリカと協力して赤い化け物をやっつけるという部分にはそんなにテーマは無いと
思います
殴ったり蹴ったり光線をぶつけたりする快感 カタルシス
日本が誇る特撮ヒーロー 日本が誇るイジメ問題
エンドロール アメリカなのか光の国なのか 一家団欒の場面
あれは まさに 暴走族 不良仲間の 集会であり その日の反省会
お笑いコンビの舞台本番後の反省会も同じなんでしょうね
僕たちは 弱いものをいじめて 笑って ちょっと苦しんで そして また欲する
それでも 本当は優しいいい人なんだ皆
「大日本人」 大傑作です!
_________________________________________________________________
最新ブラウザ MSN版IE7をまだ体験していない方は、こちらからダウンロード!
http://promotion.msn.co.jp/ie7/