論文・レポートをコピペすることによって、どのような避けるべきリスクがあるのか、想定されるリスクをまとめてみました。
他人の文章を自己の情報としてコピペし、レポートを作成すると、どのような問題が生じるのでしょうか。
論文やレポートは、教育や研究の成果を得るために作成します。他人の文章を丸写しして論文・レポートを作成すると、教育や研究の成果を学生がまったく得られないことになります。
内容をよく吟味せずコピペでレポートを作成すると、誤った情報のレポートを提出したり、覚えてしまうことがあります。 インターネット上には、正しくない情報も数多く存在し、よく参考にされるWikipediaにも多くの間違いがあります。
コピペで作成したレポートの内容が高度だった場合、そのレポートに対して不当に良い評価を与えてしまう可能性があります。 また、コピペをしないでまじめに作成されたレポートが、相対的に低く評価されることになります。
コピペのリスクは大学在学中にとどまりません。大学卒業後、研究者にならずに会社等に就職した場合、論文は書かなくなるかもしれませんが、業務上、レポートや企画書などの文書を作成する機会は数多くあります。
もし、コピペについて正しい知識を持たないで卒業し、就職した場合、その後も同じようにコピペを続けてしまい、結果として、著作権侵害を引き起こしてしまうかもしれません。
業務上で著作権侵害を起こしてしまった場合、印刷物の回収や損害賠償責任など、自己のみならず勤務先に大きな悪影響を及ぼしてしまいます。
コピペの対象が著作物であれば、著作権侵害となり、刑事罰や民事責任を問われるおそれがあります。
著作権侵害の刑事罰は10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金またはその両方となります。また、民事責任としては、被害の解消(損害賠償請求)やコピペ部分の削除や廃棄(差止請求)などが求められます。
つまり、コピペは違法行為であり、かつ犯罪行為になりうるものなのです。
正しい引用・執筆方法を「知らなかった」では済まされない大きなリスクです。
『コピペルナー』を使い、提出物を基に正しく教育することで、リスク・不正の目を摘むことができます。
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