楽器
ここでは日本の伝統音楽の中で用いられるおもな楽器を、管楽器、弦楽器、打楽器と種類ごとに分けてご紹介します。日本の伝統音楽の曲の大部分は、声と楽器で演奏されますが、楽器のみで演奏される曲もあります。例えば、雅楽(ががく)で管絃(かんげん)とよぶ複数の楽器による合奏や、箏(そう・こと)の段物、尺八(しゃくはち)本曲などがこれにあたります。
豆知識
- 弦と絃
- 「弦」「絃」(げん・いと)は、ともに楽器に張られた糸を意味しています。「弦」の方が文字として古くから使われており、楽器の糸のほか、月の形や数学で図形の線を表すなど、いろいろな意味を持っています。一方、「絃」は楽器に張られた糸に限定された文字です。伝統音楽ではどちらの文字も使われています。