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平成24年03月15日
四国電力株式会社

伊方発電所2号機高経年化技術評価の審査結果について

当社は、伊方発電所2号機について、「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」に基づき、高経年化技術評価の実施および同評価結果に基づく長期保守管理方針を策定し、昨年3月11日に原子力安全・保安院に保安規定の変更認可を申請しておりましたが、本日、経済産業大臣から認可されましたのでお知らせいたします。

当社といたしましては、今後とも、高経年化対策に万全を期すとともに、伊方発電所の安全性・信頼性の向上に努め、皆さまの一層のご理解と信頼を得られるよう全力を尽くしてまいります。

(添付資料)伊方発電所2号機高経年化技術評価の概要

以上


(添付資料)

伊方発電所2号機 高経年化技術評価の概要

1.高経年化技術評価の位置づけ

高経年化技術評価とは、運転開始から30年を迎えるまでに、経年劣化に関する評価を行い、その結果に基づき、新たに必要となる追加保全項目を抽出するもので、抽出した追加保全項目は保安規定に記載します。

2.評価結果

原子力発電所を構成する安全上重要な機器・構造物(ポンプ、容器、配管、弁等の機器・構造物)について、現在発生しているかまたは今後発生する可能性のある経年劣化事象に対する評価を行い、その結果抽出された追加保全項目を保安規定に記載し、昨年3月に保安規定の変更認可を申請しました。

評価の結果、これまで高経年化技術評価が実施されたプラントと同様に、基礎ボルト*について、サンプリングによる腐食の調査等を追加保全項目として抽出しました。

その後、原子力安全・保安院において、立入検査等を含む審査が行われ、審査の中で指摘された余熱除去ポンプ主軸についての疲労割れに対する保全を充実すべきとの事項を反映し、主軸の疲労割れ検知のための超音波探傷検査を保全項目として追加しました。

*:ポンプ、熱交換器等の機器を基礎コンクリートに固定するための埋込みボルト

<参考:高経年化技術評価の対象設備>

No

分類

対象機器・構造物

1

ポンプ

1次冷却材ポンプ、余熱除去ポンプ 他

2

熱交換器

蒸気発生器、再生熱交換器 他

3

ポンプモータ

余熱除去ポンプモータ 他

4

容器

原子炉容器、原子炉格納容器、加圧器 他

5

配管

1次冷却材管、余熱除去系統配管 他

6

加圧器安全弁、主蒸気安全弁 他

7

炉内構造物

炉内構造物

8

ケーブル

低圧電力ケーブル 他

9

電気設備

メタルクラッドスイッチギア 他

10

タービン設備

高圧・低圧タービン 他

11

コンクリート及び鉄骨構造物

格納容器内部コンクリート構造物 他

12

計測制御設備

1次冷却材圧力計 他

13

空調設備

アニュラス排気ファン 他

14

機械設備

燃料取替クレーン 他

15

電源設備

非常用ディーゼル発電機 他

16

その他設備

除貝装置 他

[画像:格納容器内の主な対象設備]





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