事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 公表区分 |
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伊方発電所3号機
主蒸気ダンプ弁制御回路の不具合について
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1月27日 | - | C |
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 公表区分 |
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1.伊方発電所3号機
第3抽気逆止弁3Aの不具合について
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10月20日 | 11月10日 | C |
2.伊方発電所2号機
海水ポンプ出口塩素注入配管からの漏えいについて
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11月29日 | 12月10日 | C |
(別紙1)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成23年1月分)
1月27日11時02分、通常運転中の伊方発電所3号機において、保修員が主蒸気ダンプ弁の制御データ採取中に制御回路を常用のA系から待機側のB系に切り替えたところ、当該制御回路に異常を示す信号が発信しました。その後、15時40分頃、保修員が主蒸気ダンプ弁の制御回路のカードが故障していることを確認しました。
点検の結果、当該制御回路の制御出力カードについて、入力信号を適切な出力信号に変換しない不具合があることを確認したことから、当該カードを取り替えて、制御信号が正常に戻っていることを確認し、1月31日10時05分、通常状態に復旧しました。
今後、引き続き、詳細を調査します。
PDFマーク(印刷用)伊方発電所3号機 主蒸気ダンプ弁制御回路概略図 (PDF-17KB)
○しろまる事象
平成22年10月20日13時30分頃、通常運転中の伊方発電所3号機において、2次系の給水を加熱する蒸気ラインの第3抽気逆止弁3Aの動作試験を実施したところ、当該弁がテストスイッチを押しても閉まらないことを保修員が確認しました。
点検の結果、当該弁の動作試験等で使用する駆動用電磁弁に不具合があることを確認したことから、当該電磁弁を新品に取り替えて正常に動作することを確認し、10月27日15時45分、通常状態に復旧しました。
○しろまる原因
調査の結果、当該電磁弁については、平成17年5月に発生した同様の不具合の対策として釈放電圧(電磁弁にかかる電圧を徐々に下げて開から閉になる時の電圧)が20V以上の電磁弁に型式を変更していましたが、平成18年に実施した保守システムデータ整備時に、釈放電圧20V以上の指定を誤って削除したため、その後の電磁弁取替において、釈放電圧の低い電磁弁に取り替えていたことを確認しました。
また、当該電磁弁の釈放電圧が製造時のばらつきにより低かったことに加え、連続通電による温度上昇によりさらに低下した結果、動作試験時に電磁弁にかかる電圧(8V)より低くなり、テストスイッチを押しても当該電磁弁が閉まらず、第3抽気逆止弁3Aが閉動作しなかったものと推定しました。
○しろまる対策
PDFマーク(印刷用) 伊方3号機 第3抽気逆止弁駆動回路概略図 (PDF-11KB)
○しろまる事象
平成22年11月29日12時10分頃、定期検査における調整運転中の伊方発電所2号機取水ピットエリアにおいて、予備機として待機中の海水ポンプ2Cの出口側に塩素を注入する配管下部より、海水が漏れていることを保修員が確認しました。このため、12時45分に海水ポンプ2Cを隔離し、漏えいは停止しました。漏えいした海水の量は約28リットルであり、塩素濃度を測定した結果、検出限界未満でした。
その後、当該配管を新品に取り替えて、12月13日9時30分、漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧しました。
○しろまる原因
調査の結果、漏えいが発生した配管下部は、目視による腐食状況の確認が十分にできておらず、長期間の使用および屋外環境により塗装が劣化し、配管外表面が腐食・減肉が進行していたことを確認しました。
また、事象発生時は当該箇所近傍で配管塗装の下地処理作業を実施しており、当該作業で使用していた工具の接触により脆くなった腐食部が剥がれ落ち、さらに配管内面の塩化ビニールライニングの外面に工具が接触した結果、当該箇所が貫通して漏えいに至ったものと推定しました。
○しろまる対策
[画像:伊方発電所2号機 海水ポンプ出口塩素注入配管概略系統図]
PDFマーク(印刷用) 伊方発電所2号機 海水ポンプ出口塩素注入配管概略系統図 (PDF-14KB)
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