事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 公表区分 |
---|---|---|---|
1.伊方発電所2号機
発電機出力の変動について
|
7月3日 | - | C |
2.伊方発電所1号機
発電機出力の変動について
|
7月16日 | - | C |
3.伊方発電所1、2号機
発電機出力の変動について
|
7月16日 | - | C |
4.伊方発電所2号機
燃料移送装置の燃料コンテナ変形について
|
7月17日 | 7月17日 | B |
5.伊方発電所1号機
発電機出力の変動について
|
7月25日 | - | C |
6.伊方発電所3号機
発電機出力の変動について
|
7月25日 | - | C |
7.伊方発電所1、3号機
発電機出力の変動について
|
7月25日 | - | C |
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 公表区分 |
---|---|---|---|
1.伊方発電所1号機
復水脱塩装置塩酸貯槽天板の変形について
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5月18日 | 6月10日 | C |
2.伊方発電所
エタノールアミン排水処理装置排水冷却器からの水漏れについて
|
6月 1日 | 7月12日 | C |
3.伊方発電所1、2号機
復水脱塩装置再生廃液の漏えいについて
|
6月 2日 | 7月12日 | C |
4.伊方発電所3号機
燃料取扱棟での漏えいについて
|
6月22日 | 6月23日 | B |
(別紙1)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成22年7月分)
7月3日15時59分頃、送電系統への落雷に伴う系統ショックにより、伊方発電所2号機の発電機出力に有意な変動が発生しました。
発電機出力の変動は瞬時に収束し、プラントの運転に影響はありませんでした。
参考:落雷場所および発電機出力の変動幅
落雷場所
発電機出力の変動幅
宇和島線
広見変電所
[北宇和郡]
宇和島変電所
[宇和島市]
2号機
544MW 〜 568MW 〜 602MW
(-4.2%) (変動前後) (+6.0%)
7月16日15時11分頃、送電系統への落雷に伴う系統ショックにより、伊方発電所1号機の発電機出力に有意な変動が発生しました。
発電機出力の変動は瞬時に収束し、プラントの運転に影響はありませんでした。
参考:落雷場所および発電機出力の変動幅
落雷場所
発電機出力の変動幅
讃岐坂出線
讃岐変電所
[綾歌郡]
坂出発電所
[坂出市]
1号機
542MW 〜 571MW 〜 593MW
(-5.1%) (変動前後) (+3.9%)
7月16日15時55分頃、送電系統への落雷に伴う系統ショックにより、伊方発電所1、2号機の発電機出力に有意な変動が発生しました。
発電機出力の変動は瞬時に収束し、プラントの運転に影響はありませんでした。
参考:落雷場所および発電機出力の変動幅
落雷場所
発電機出力の変動幅
広見線
大洲変電所
[大洲市]
広見変電所
[北宇和郡]
1号機
528MW 〜 571MW 〜 603MW
(-7.6%) (変動前後) (+5.7%)
2号機
551MW 〜 567MW 〜 600MW
(-2.8%) (変動前後) (+5.8%)
7月17日9時30分頃、通常運転中の伊方発電所2号機の原子炉補助建家5階において、燃料移送装置の点検に伴うリフティングフレーム操作中に、リフティングフレームと燃料コンテナが接触したことから点検を実施したところ、当該コンテナが変形していることを確認しました。
調査の結果、当該コンテナのほか、コンベアカー(当該コンテナを載せる台車)やリフティングフレームの軸受構成部品の一部などにも接触による変形が確認されたため、当該コンテナの変形部分を油圧ジャッキ等により修正するとともに、その他の箇所についても修正や部品の取替を行いました。
その後、模擬燃料を使用して燃料移送装置の動作確認を行って異常のないことを確認し、8月6日15時50分、通常状態に復旧しました。
今後、引き続き、詳細を調査します。
PDFマーク(印刷用)伊方2号機 燃料移送装置概略図 (PDF-45KB)
7月25日17時43分頃、送電系統への落雷に伴う系統ショックにより、伊方発電所1号機の発電機出力に有意な変動が発生しました。
発電機出力の変動は瞬時に収束し、プラントの運転に影響はありませんでした。
参考:落雷場所および発電機出力の変動幅
落雷場所
発電機出力の変動幅
西条火力線
西条発電所
[西条市]
西条変電所
[西条市]
1号機
532MW 〜 569MW 〜 600MW
(-6.5%) (変動前後) (+5.5%)
7月25日18時00分頃、送電系統への落雷に伴う系統ショックにより、伊方発電所3号機の発電機出力に有意な変動が発生しました。
発電機出力の変動は瞬時に収束し、プラントの運転に影響はありませんでした。
参考:落雷場所および発電機出力の変動幅
落雷場所
発電機出力の変動幅
四国外の送電系統
3号機
883MW 〜 913MW 〜 958MW
(-3.4%) (変動前後) (+5.1%)
7月25日18時43分頃、送電系統への落雷に伴う系統ショックにより、伊方発電所1、3号機の発電機出力に有意な変動が発生しました。
発電機出力の変動は瞬時に収束し、プラントの運転に影響はありませんでした。
参考:落雷場所および発電機出力の変動幅
落雷場所
発電機出力の変動幅
四国外の送電系統
1号機
523MW 〜 569MW 〜 598MW
(-8.1%) (変動前後) (+5.1%)
3号機
872MW 〜 912MW 〜 957MW
(-4.5%) (変動前後) (+5.1%)
○しろまる事象
5月18日16時50分頃、定期検査中の伊方発電所1号機の復水脱塩装置薬品室内において、復水脱塩装置塩酸貯槽内の水洗作業のため、保修員が当該貯槽の上部に上がったところ、当該貯槽の天板が変形していることを確認しました。
点検の結果、当該貯槽にき裂等は見られなかったことから、貯槽内部より力を加えて天板の変形部分を元の形状に復元しました。また、貯槽内面のゴムライニングの一部に割れを確認したことから、当該部分を新しいゴムに貼り替えて異常のないことを確認し、6月15日10時40分、通常状態に復旧しました。
○しろまる原因
調査の結果、当該貯槽に洗浄用水を水張りした際に、オーバーフローラインおよびスクラバーに洗浄用水が流れ込んだことから、同ラインの水抜き操作を実施しましたが、スクラバーバイパス弁の構造等により同ラインの水抜きが十分にできていなかったことを確認しました。このことから、当該貯槽下部からの洗浄用水の水抜き時に、オーバーフローラインから十分な空気が確保できず、貯槽内が負圧になり天板が変形したものと推定しました。
○しろまる対策
[画像:伊方発電所1号機 復水脱塩装置塩酸貯槽まわり概略図]
PDFマーク(印刷用) 伊方発電所1号機 復水脱塩装置塩酸貯槽まわり概略図 (PDF-75KB)
○しろまる事象
6月1日、2次系の排水を処理するエタノールアミン排水処理装置(1、2、3号機共用)において、排水冷却器より2次系の排水が漏えいしている(約1滴/秒)ことを運転員が発見したことから、保修員が排水冷却器プレートの締付ボルトの増し締めを行いましたが、漏えいが停止しなかったため、同日11時50分、当該装置を停止して排水冷却器の点検を実施することとしました。
点検の結果、排水冷却器プレートのガスケットが減肉していたことから、当該ガスケットを新品に取り替えました。その後、当該装置を運転して漏えいのないことを確認し、6月15日10時45分、通常状態に復旧しました。
○しろまる原因
調査の結果、排水の電気分解処理により次亜塩素酸ソーダが生成されますが、当該ガスケットを通常運転温度(約35°C〜45°C)で長期間使用したことにより、次亜塩素酸ソーダによりガスケットの端面が徐々に減肉し、ガスケットのシール機能が維持できない状態となり、漏えいに至ったものと推定しました。
○しろまる対策
PDFマーク(印刷用) 伊方発電所 2次系排水処理装置系統概略図 (PDF-47KB)
○しろまる事象
6月2日18時50分頃、伊方1、2号機(1号機:定期検査中、2号機:通常運転中)の復水脱塩装置の排水配管の弁より、2次系の排水が漏えいしていることを運転員が発見しました。その後、復水脱塩装置の中和槽排水ポンプ(2号機)を停止し、漏えいは停止しました。
点検の結果、当該弁は取替作業中で仮取り付けされた状態であり、2号機側の隔離が実施されていなかったため、復水脱塩装置中和槽(2号機)からの排水が沈澱池に移送されて当該弁のフランジ部から漏えいしたものと判明しました。その後、当該弁を復旧して漏えいがないことを確認し、6月4日16時15分、通常状態に復旧しました。
なお、漏えいした排水(約10m3)の敷地外への流出はなく、周辺環境への影響はありません。
○しろまる原因
調査の結果、定期検査において一部範囲の隔離・復旧操作および点検作業許可を関係会社に委託していますが、当該弁に関する隔離操作については委託範囲外であったにも係らず、委託運転員が委託された作業であると思い込んだうえ、誤って1号機側の配管系統しか記載されていない系統図を使用して隔離範囲の検討を行ったため、2号機側の隔離操作を実施していなかったことを確認しました。
さらに、この状態で委託先の管理者が点検作業を許可したため、当該弁のフランジが緩められていたところに復水脱塩装置中和槽(2号機)からの排水が沈澱池に移送され、当該弁のフランジ部から漏えいしたものと推定しました。
○しろまる対策
PDFマーク(印刷用) 伊方発電所 復水脱塩装置中和槽排水系統概略図 (PDF-41KB)
○しろまる事象
6月22日13時48分、通常運転中の伊方3号機の燃料取扱棟において、伊方1、2号機用の一次冷却材ポンプ予備インターナル(ポンプ内部部品)の点検の準備作業を実施していたところ、予備インターナルを水中保管している容器の水位確認用ホースより、床に保管用水が漏れていることを保修員が確認しました。
その後、当該ホースを接続している弁を閉止し、漏えいは停止しました。
調査の結果、漏えい量は約450リットルで、微量の放射能(放射能量:約5.4×105ベクレル)を含んでいることが確認されましたが、その大半は液体廃棄物処理系統へ回収し、残りを紙ウエスで拭き取るとともに、燃料取扱棟の床を養生していたポリシート等を除去しました。
○しろまる原因
調査の結果、一次冷却材ポンプ予備インターナルの分解点検作業において、当該ホースを接続している弁を開状態のまま作業を一時中断し、その後、当該ホースを固定していたテープが粘着力低下により剥がれたため、ホース開放端より保管用水が漏えいしたものと推定しました。
○しろまる対策
[画像:伊方発電所 一次冷却材ポンプインターナル保管容器概略図]
PDFマーク(印刷用) 伊方発電所 一次冷却材ポンプインターナル保管容器概略図 (PDF-49KB)
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