平成19年10月30日
四国電力株式会社
中国CDMプロジェクトからのCO2クレジットの購入について
当社は、地球環境問題への対応を経営の重要課題として捉え、全社を挙げて積極的に推進しているところであります。
この一環として、このたび、豊田通商株式会社との間で、京都メカニズムを活用した中国でのクリーン開発メカニズム(CDM※(注記)1)プロジェクトからCO2クレジットを購入する売買契約を締結しました。
当社は、今後も引き続き、原子力発電所の安全・安定運転の継続や坂出発電所へのLNG導入、京都メカニズムの活用などにより、地球温暖化対策を推進してまいります。
1.売買契約の概要
・契約相手先
:
豊田通商株式会社
・購入予定期間
:
2007年12月〜2012年末
・購入予定量
:
90万トン-CO2
2.プロジェクトの概要
・実施主体
:
神華寧夏煤業集団有限責任公司 (中国国営の石炭企業)
設立:2002年12月 従業員数:5万7千人
石炭産出量:約3,000万トン/年
・プロジェクト内容
:
中国寧夏回族自治区
石嘴山市にある「神華寧夏煤業集団有限責任公司」の炭鉱において、現在、大気中に放散されているメタン
※(注記)2を回収のうえ、全量をガスエンジンの燃料として利用し、発電した電気を西北電網へ販売する。
・承認
:
日本および中国の政府承認済み
※(注記)1.
クリーン開発メカニズム(CDM:Clean Development Mechanism)
温室効果ガスの削減目標を国際協調によって達成するための「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス削減のためのプロジェクトを実施し、それによって達成された削減量の一部を投資国(先進国)の削減分としてカウントできるしくみ
※(注記)2.
メタン(CH4):京都議定書による削減対象ガスの一つで、温室効果はCO2の約21倍
以 上