伊方発電所における通報連絡事象(平成15年2月分)および通報連絡事象に係る報告書の提出(平成15年1月分他)について

平成15年3月10日
四国電力株式会社



伊方発電所における通報連絡事象(平成15年2月分)および
通報連絡事象に係る報告書の提出(平成15年1月分他)について



しろまる 平成15年2月に、当社から愛媛県および伊方町に通報連絡した事象は以下の3件です。
これらの事象は、法律・通達に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。

事 象 発生月日 発表月日
1.伊方1号機 屋外埋設消火配管からの漏えいについて
2月 2日 ─
2.伊方1号機 体積制御タンク出口配管のほう酸析出について
2月18日 2月19日
3.伊方1号機 グランド蒸気排風機の不具合について 2月19日 ─



しろまる 平成15年1月および平成14年2月、10月において発生した通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と対策をとりまとめ、愛媛県および伊方町に報告書を提出いたしました。

事 象 発生月日 発表月日
1.伊方3号機 使用済燃料ピットエリアモニタの不具合について
1月 6日 1月 6日

別紙1

伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成15年2月分)

1.伊方1号機 屋外埋設消火配管からの漏えいについて

2月2日10時50分頃、通常運転中の伊方1号機において、脱気器建家横の屋外消火栓地中部から水が湧き出ているのを作業員が発見した。このため、当該系統を隔離して漏えいを停止した。
調査の結果、地中部にある当該消火栓と消火配管の接続フランジから消火用水が漏えいしていたことが判明したため、当該フランジのパッキンを取り替え、17時40分、復旧した。






2.伊方1号機 体積制御タンク出口配管のほう酸析出について

2月18日14時5分頃、通常運転中の伊方1号機において、体積制御タンク出口配管に設置している予備の接続部に、1次冷却材がにじみ出したためにできたと思われるほう酸の付着を保修員が発見した。
調査の結果、当該接続部からの漏えいは既に停止しており、肉眼で確認できる欠陥はなかったことから、当該接続部に微小な貫通が発生したものと推定した。このため、当該接続部をエポキシ樹脂により補修し、2月19日9時、漏えいのないことを確認した。
なお、次回定検時に、詳細な調査を実施することとする。


[体積制御タンク]
1次冷却系統より抽出した冷却材を浄化し、再び1次冷却系統に戻す系統に設置しているタンクで、1次冷却系統のほう素濃度調整等による体積変動を吸収している。





3.伊方1号機 グランド蒸気排風機の不具合について

2月19日10時9分、通常運転中の伊方1号機において、グランド蒸気排風機の定期切り替えに伴い、グランド蒸気排風機Bを起動したところ、当該排風機の異常を示す信号が発信し、自動停止した。このため、運転中であったグランド蒸気排風機Aの運転を継続した。
調査の結果、当該排風機の出口にある排気管のドレン管が錆等により詰まって水が溜まっていたことから、当該排風機を起動した際に出口逆止弁が開き、排気管に溜まっていた水が逆流し、当該排風機の負荷が上昇して保護装置が作動したものと推定した。
このため、排気管の溜まり水を抜き取るとともに排気管のドレン管の詰まりを清掃し、2月20日11時30分、復旧した。


[グランド蒸気排風機]
グランド蒸気を凝縮させるグランド蒸気復水器内に蓄積された非凝縮性ガス(空気)を排出するための排風機。(2台設置しており、通常1台を運転し、1台は予備。)
グランド蒸気は、タービンの軸受け部から空気がタービン機内側に流入するのを防止するため、タービンの軸受け部をシールしている蒸気。

別紙2
伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要(平成15年1月分他)

1.伊方3号機 使用済燃料ピットエリアモニタの不具合について

しろまる事 象 しろまる原 因 しろまる対 策



2.伊方1・2号機 純水装置真空脱気器ポンプ出口流量計からの漏えいについて

しろまる事 象 しろまる原 因 しろまる対 策



3.伊方2号機 脱気器水面計用配管からの漏えいについて

しろまる事 象 しろまる原 因 しろまる対 策



4.伊方2号機 タービン油冷却器冷却水系統手動弁の不具合について

しろまる事 象 しろまる原 因 しろまる対 策


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