関東圏滝上ふるさと会のお知らせ
役員会だよりー関東圏滝上ふるさと会VOL.4(令和7年8月1日)
暫く時間が空いてしまいましたが、過日催行された「ふるさと訪問旅行」と、6月29日に開催された「第2回役員会」の内容についてお知らせいたします。1. 「ふるさと訪問旅行」に行って参りました
昨年の総会で募集しました「ふるさと訪問旅行」には10人のメンバーが参加し、芝ざくらが満開の5月22日〜24日(2泊3日)に行って参りました。
参加メンバーの年齢も近かったことから、まるで修学旅行のような楽しい旅行でした。羽田空港の待ち合わせ場所に全員が集合できたのは出発10分前でしたが、航空機材の都合で15分遅延したため、無事全員が1日1便のオホーツク紋別空港行きに搭乗できました。
紋別空港から「たきのうえホテル渓谷」の送迎バスで紋別のレストランに行き、本場の「カニ味噌ラーメン」を満喫し、渓谷ホテルに向かいました。
今回は滝上町に「カーレット(卓上で行うカーリング)」を紹介するコーナーを用意し、夕方の懇親会の前に渓谷ホテルで、多数の町民の方々に参加していただきました。老若男女がハンデなしで楽しめる軽スポーツなので、今後滝上町に普及することを願っています。
夜の懇親会には、町長をはじめ「まちづくり推進課」の方、観光協会の方、参加メンバーの友人等18名の方々にご出席いただきました。
友人の中には約半世紀ぶりにお会いした懐かしいた方もいて、懇親会はカラオケルームに場所を移し深夜まで続きました。
翌日は朝から待望の芝ざくらが咲く滝上公園の散策です。数日前の寒さで、まるで我々を待っていたかのように満開で、素晴らしい光景でした。電動カートによる清原町長の直々のご案内で、「日本一」とは言わずに「最大規模」と称している事が解りました。
昼食はハーブガーデンの中の童話のような建物の「フレグランスハウス」で、地元の食材を使ったランチをいただきました。
午後は自由行動で、「陽殖園(旧サボテン公園)」や自分の生まれた懐かしい地区まで足を延ばした方もいました。
夕方紋別セントラルホテルに向かい、夕食は友人に準備して戴いた居酒屋で、漁業の街紋別の海の幸を満喫しながら、遅くまで最後の夜を楽しみました。
最終日の朝食の際、ホテルの食堂に北海民友新聞が置かれており、われわれ一行が滝上を訪問した記事が2面に大きく取り上げられていました。
午後の便で懐かしいふるさとともお別れし、全員無事に羽田空港に降り立ちました。
以上が「ふるさと訪問旅行」の概要ですが、後半に参加メンバーの感動の紀行文を紹介致しましたので、是非ご覧ください。
2. 6月29日に開催された役員会で確認された事項
1 「ふるさと訪問旅行」の総括
2 「令和7年度関東圏滝上ふるさと会総会」は、予定を1週間遅らせて11月15日(土曜日)に開催することになりました。
3 上記総会に、滝上町が地盤の国会議員(衆議院)2名をお招きすることにしました。
以上。次回の役員会は8月24日(日曜日)の予定です。
「関東圏滝上ふるさと会」とは
首都圏とその周辺に暮らす方々を会員とし、滝上町との交流や連携を通じて、町の発展に寄与したい!との志から設立されました。本会では、現在新規入会者を随時募集中です。滝上町で生まれ育った、もしくは滝上町とご縁のある、滝上町に関心のある方であればどなたでも入会可能です。要するに、同郷・同縁・同趣味の人が集まって、滝上町の話で盛り上がろうという会です。(詳しくは、ページ最後の「会の概要」からお問い合わせください)
特に入会の特典や条件はありませんが、年1回の総会で滝上町の特産品を記念品として提供しております。
活動内容
2か月に1回ほど、滝上町出身の三宅町子さん(滝上高校昭和45年卒)が経営する居酒屋「向日葵(ひまわり)」で役員会を開催しています。【居酒屋「向日葵」の店内の様子と三宅さん】
敬称略・左から)星野みや子、金真紀子、三宅町子、
渡辺睦男、高畑敬次、渡辺勲、小栗康文、先崎優二、高岸克子、撮影・中田充樹
また、大きな行事としては、例年11月上旬に開催する「ふるさと会総会」があります。
2020年と2021年はコロナ禍の影響により中止となりましたが、2022年は久しぶりの総会ということもあり、隅田川屋形船遊覧を実施しました。
【2022年屋形船遊覧】
【2024年新宿東口の店で開催】
2024年10月には東京・池袋サンシャインシティで行われた「北海道まるごとフェア」での広報活動をサポートしました。
【北海道まるごとフェアの滝上町PRブース】
「ふるさと訪問旅行」の紀行文
「滝上公園の見事な変貌に驚いた!」満開の芝ざくらを見るのは40年ぶりでした。かつては芝ざくらが生えている面積は狭く、ポスターやチラシの写真に比べて質量ともに印象が劣りました。
今回も正直、本物を見るまでにはそれほど期待はしていませんでした。ところが近くに行って愕然、写真をはるかに上回る美しさ・広大さの迫力に圧倒されました。
おそらく公園の整備に携わった人々の中には、今の芝ざくら公園の姿を知らないで亡くなった方もたくさんおられるでしょう。心 に描いた夢や予感は地道な活動と結びついて確かな未来を形づくります。
郷土の人々に尊敬の念を新たにした旅となりました。
中田 充樹(四区出身・昭和48年滝上高校卒業)
「第1回 ふるさと滝上訪問旅行」に参加して
首都圏交通機関の事故・故障などによる遅延は日常茶飯事だが,大事な時の遅延は大変ヤキモキするものです。今回も悪名高いJRの餌食にあった方がおられ,航空会社からの呼び出しを受ける状況で始まった旅行会のスタートは,その後順調に進み2泊3日旅行は成功の裡に無事終わった。
思えば,熱心な会員の望郷の念から始まった企画であったが,併せて町に何らかの活動を紹介し根付かせたいという"ふるさと支援の強い思い"もあり,お土産としての企画は十分であった。
定刻,曇り空の紋別空港に降り立ち肌寒いオホーツク海からの風を久しぶりに実感する。(ここは国内で,もっとも寒冷な風の吹く地域である)
宿泊する渓谷ホテルからのバスは"芝ざくら"ラッピングのピンク色で皆を驚かす。
清原町長の下,町担当者の熱心な声掛けにより「カーレット」に集まった人たちによるゲームが始まりコーディネーターのサポートにより大いに盛り上がった。 私も講習トレーニングのためゲームを2回経験したが,歓声など経験したことがなく大きな感触を得て,企画は大成功であった。
その後の懇親会は,町各方面の主だった人々も大勢参加して頂き現状や懐かしい思い出話に花が咲いた。
翌日,芝ざくら鑑賞は,町長,観光協会のご案内で芝ざくら公園の見学と散策を行った。
VIP待遇で,満開の芝ざくらを鑑賞し,その後それぞれの目的を堪能し,午後4時ホテルを後に次の目的地である紋別へと向かった。60年振りの街訪問であり,漁港であり魚加工の街で大いに栄えたところでもある。今もそれは変わりなく続いているようであるが,寂れたところも良さなどと勝手な思いに浸る。夜は先輩や同級生,友人の方々による歓迎の宴となった。次の再開を約束して北の静寂な夜を楽しむ。紋別は司馬遼太郎の街道シリーズ「オホーツク街道」にも登場する漁師町であり,遠洋漁業の基地としても栄えたところである。子供の頃から頻繁に来ており懐かしいところでもある。港まつりなどは大変盛大であった。魚臭さが薄れたのは少し残念であった。
数々の懐かしい思い出を堪能し翌日,機上の人となり穏やかな海に別れをつげた。
両親がいた時は,定期便のように帰郷していたがそれもなくなった人たちにとっての今回の企画は大変良いものだったと思う。関東にも多くの方々が生活しているが,時にはふるさとでリフレッシュすることの大切さを認識した「ふるさと訪問旅行」であったと思います。
このような企画を定例企画として毎年少ない人数でも「ふるさと訪問旅行」は継続していくことが必要と思うところです。
小栗 康文(白鳥出身・昭和45年滝上高校卒業)
「箱庭の風景」
18歳で滝上町を離れてから、気が付けば半世紀以上も過ぎてしまいました。人生の三分の一にも満たない時間を過ごしたその町が、今では、とても懐かしく思い出されます。桜の季節には一家総出でリヤカーにゴザやお重を積んで滝上公園へ上りお花見をするのが一番の楽しみでした。山一面に咲き誇る桜の下、それぞれの家族が陣取り、大人は花見酒に子供たちは出店を巡り、まるで春のお祭りの様なにぎやかさ華やかさがありました。そしてその度に、滝上公園から眺める箱庭のような町並みをながめながら「あの山の向こうにはどんな世界があるのだろうか?」と思いを巡らしていたものでした。
時は巡り、今では小学校は統廃合され生徒はスクールバスで通学するようになり、中学校は建て替わり、高校は廃校になり、人々の姿は薄れた記憶の中にとどまるばかりです。いつの頃からか、桜の公園も芝ざくらの公園へと姿を変え『最大級の芝ざくら公園』と呼ばれるまでになりました。
この度、関東圏滝上ふるさと会による『ふるさと訪問旅行』の企画で初めてオホーツク空港に降り立ちました。ホテル渓谷から、芝ざくらを全身にまとったようなピンクのバスに迎えられ、滝上までの道のりは『懐かしい』と言うよりも、むしろ新鮮でした。当時、我が家に自家用車は無く、町の外に出かけることはほとんどなくて、私の生活範囲は、我が家と小学校、中学校、高校を結ぶ線上に限られていました。しいて挙げれば、高校時代の強歩大会で滝西まで歩いたこと。
滝上を離れて数十年を経た今、滝上公園から眺めた『箱庭の町』の渓谷美は色あせることなく、山々の向こうの世界に思いをはせた青春時代を振り返る時、『故郷は遠きにありて思うもの・・・』の一節が浮かびます。
今回の『ふるさと訪問旅行』には、高校時代の思い出のかけらを集めに参加した人、懐かしい友人に会うために参加した人、あるいは半ば強制的に誘われて参加した人と参加の理由はそれぞれですが、『第1回目のふるさと訪問旅行』は清原町長を始め、まちづくり推進課課長伴さん、水上さん、ホテル渓谷総支配人久保田さん、副支配人谷さん、町議会議員の皆様他のご協力により盛会に終えることができましたことを感謝申し上げます。
最後に私のささやかな願いを付け加えるならば、思い出をたどりながら『箱庭の町ジグソーパズル』を一つ一つ埋めていきたいものです。
(2025年、5月22〜23日の故郷訪問旅行に寄せて)
金 真紀子(栄町出身・昭和46年滝上高校卒業)
「ふるさと訪問旅行」に参加して
関東圏滝上ふるさと会の「ふるさと滝上訪問旅行」に参加させていただきました。
滝上を離れて50年以上が過ぎ既に両親も他界、小中高の母校も閉校して帰郷の機会もなく、滝上高校の閉校式以来の訪問でした。
満開の芝ざくらに迎えてもらい、それだけでも参加して良かったと思いました。
会長のお兄様ご夫妻による町内巡りは、キタキツネの歓迎も受け懐かしい風景を満喫しました。
清原町長様をはじめ滝上在住の方々との懇親会、紋別での懇親会に尽力いただいた方々には大変お世話になりました。楽しい2泊3日の旅でした。
H.M(札久留出身・昭和47年滝上高校卒業)
「ふるさと訪問旅行」に参加して
5月22日朝5時31分、最寄りの始発電車が動いていない!
メンバーからの「落ち着いて」のメール!最悪の場合は旭川に飛ぶか?
なんと出発時刻10分前にギリギリチェックイン。セーフ!旅の始まりです。
どんな出会いが待っているのでしょう。
ホテル滝上の行事はあわただしく過ぎてしまいました。
公園の芝ざくらは私たちを待っていました。町の人たちの手入れのお陰で、見事に一面ピンク色に咲いていました。
陽殖園(旧サボテン公園)の武市兄さんは、変わりなく元気な笑顔で迎えてくれました。「何が咲いていますか?」と尋ねてもいつもの答え、いつもの調子で変わらない。
紫のフウロウ草、黄色のスイセン、薄桃色のアオイの花、高く伸びた木々。モンシロチョウの羽根の筋があんなにはっきり黒い線だったんだー。
滝上の山の上にあんなに広い所があったとは!畑が広がっていましたね。
紋別での夜も楽しかった。新たな出会いもあり感激の一夜でした。
鮮魚店の店頭に並ぶ魚の安さにも驚き、焼いて、煮付けても美味しいでしょうに。
横目で見ながら生唾をゴクリ。
楽しい、楽しい旅でした。お会いした皆様に感謝いたします。
ありがとうございました。
高岸 克子(札久留出身・昭和45年滝上高校卒業)
会の概要
設 立:2017年11月、会員数179名(2025年4月現在)
代表者:会 長 高畑敬次(滝上町札久留出身、滝上高校昭和44年卒)
連絡先:事務局 小栗康文(滝上町 白鳥出身、滝上高校昭和45年卒)
TEL:090-6157-7452
MAIL:oguri.yasufumi@gmail.com
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