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東京電力ホールディングス 東京電力ホールディングス

挑む人と、
その技術のために。

花火のような伝統工芸も、
未来を拓く次世代農業も。
その技術は、意外にも
"電気"によって支えられています。
電気をつくり、届ける人がいて、
ひとつになって絶やさずつなぐからこそ、
この力で日々なにかを生み出す人がいる。
そして一人ひとりの想いが重なり合い、
今この瞬間も、
新しい価値が生まれ続けています。

電気を使って挑戦する人々

本映像に登場いただいたのは、電気を使って日々伝統工芸や
次世代技術などに挑み続ける人々です。

その挑戦が、私たちの暮らしや文化を支える力になっています。

  • 打ち揚げ花火

    花火は、製造過程での火薬管理から打ち揚げ時の電気点火装置の制御まで、電気によって安全性や演出の精度が支えられています。特に近年では、プログラム制御によって音楽と花火の打ち揚げや開花タイミングを秒単位で同期させることが可能になり、迫力ある演出が実現しています。
    本映像でご協力いただいたのは、新潟県片貝町の花火職人の方々。世界最大級の四尺玉を打ち揚げる片貝まつりは、一発一発に町民の想いが込められた伝統行事です。新潟県をはじめ全国各地の伝統的な花火大会にとどまらず、記念行事やプライベート花火など、さまざまな場で夜空を美しく彩っています。

  • 植物工場

    植物工場は、電気で制御されたLED照明や空調、二酸化炭素によって、天候や季節に左右されずに野菜を育てることができます。養液循環システムや自動搬送設備も稼働し、農薬を使わず清潔に管理された安心・安全な野菜が消費者に届けられています。
    本映像では、千葉県の地下にある植物工場の方にご協力いただきました。ここでは、野菜の新しい可能性に挑んでおり、その一例として腎臓に負担をかけやすいカリウムを抑えた機能性野菜の栽培にも力を注いでいます。都市の地下という特有の環境と電気のしくみを活かし、人々の暮らしに"新しい食の価値"を届けています。

安定供給のこれから

AIの普及やデータセンターの増加により、拡大する電力需要。

首都圏は日本全体の大きな割合を占める消費地*1として、

巨大で多様な需要を抱えています。

限られたエネルギー資源の中で、この膨大な電力需要をどう支えていくか。

それは、暮らしや産業の発展を支えるうえで重要な問いです。

だからこそ、私たちは再生可能エネルギーをはじめとする多様な電源を組み合わせ、

安定供給を守り続けていきます。

同時に、グリーントランスフォーメーションやカーボンニュートラルといった

社会的な挑戦にも取り組み続けていきます。

しかしながら、この挑戦は、決して私たち東京電力グループだけのものではありません。

地域や多様なパートナー企業の皆さまとともに歩み、支えられながら、

これからも、一人ひとりが安心して暮らせる毎日を。

そして、新しい挑戦を後押しできる未来を。

安定供給を未来へとつなぎながら、その両方を支えていきます。

*1 2023年度の実績値に基づくと、首都圏の電力消費量は2,287億kWhで、日本全体8,496億kWhの約27%を占めます。

(東京電力HD「2023年度 決算説明資料」、資源エネルギー庁「電力調査統計」)

エネルギーの
未来を支える人々

電力の安定供給を支えているのは、設備や技術だけではありません。

多様なパートナー企業の皆さまとも一丸となり、

日々挑み続ける一人ひとりの想いと行動の積み重ねが、

未来を支える力になっています。

ここでは、その人々の営みの一部をご紹介します。

  1. 01

    "五感すべてを使った、
    確かな作業を"

    電気を生み出すため、地域の貴重な水を貯めているダム。

    100年以上の歴史を持つものもあり、今もなお暮らしを

    支え続けている。その営みを未来へとつなぐのは、

    現代でも、人の五感を頼りにした確かな作業である。

    地元に受け継がれる
    自然の力を電気に変える

    西大滝ダム

    地域のシンボルであり、多くの人が訪れる西大滝ダム。

    1939年の完成以来、信濃川発電所の取水ダムとして活用され、

    発電に加えて、洪水の防止などの役割も担い、

    地域の暮らしと安全を、多くの人々が力を合わせて守り続けています。

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    "五感すべてを使った、
    確かな作業を"

    株式会社涌井土木

    仲間とひとつになって、設備を守る

    信濃川の上流から流れ込む流木やゴミは、取水や発電に欠かせない設備を止めてしまう危険があります。それを防ぐため、除塵機で引き上げ、流木等の切断やゴミの仕分けを行うことが私たち現場の大切な仕事です。炎天下や豪雪の中でも、安全を最優先に仲間と声を掛け合いながら作業を続けています。特に、足元が滑りやすい雨天時には、転倒が命に関わる危険につながることがあります。そのため、常に互いに目を配り合い、仲間とともに身の安全を守る姿勢が欠かせません。

    地元で働く誇り

    西大滝ダムの作業には、地元の方々が必ず携わっています。遠隔の監視では捉えられない変化も、地元に暮らす自分だからこそすぐに駆けつけ、肉眼で確かめられる。生まれ育った故郷で果たせる役割に責任とやりがいを感じながら、昼夜を問わず電気を絶やさぬよう長年現場に立ち続けています。

    経験と五感で、電気を絶やさない使命

    機械の異変が起こる前のわずかな変化を見抜けるのは、人です。「音が違う」「動きが鈍い」——その小さな変化を捉えるのは、経験と五感すべてを使った、確かな作業です。そしてこれからも、地元の一員として、人々の役に立てるように力を尽くしていきたいです。

  2. 02

    "細かい点検こそが、
    一番大事"

    水が高いところから低いところへ落ちる力を利用し、

    安定した電力へと変える水力発電所。燃料を必要としない再生可能エネルギーとして、

    長年地域とともに歩みを重ねてきた。しかし、わずかな異変が発電を止めて

    しまうこともあるため、細かな点検を、今日も欠かさず続ける人がいる。

    信濃川水系の中核を担う
    大規模水力発電所

    信濃川発電所

    新潟が誇る巨大水力発電所の信濃川発電所。

    豊富な水量の信濃川(千曲川)から取水し、その水の落差と流れを利用して水車を回し、

    発電機で電気をつくり出しています。わずかな異変も見逃さない

    点検と運用の積み重ねが、電力の安定供給を支えています。

    細かい点検こそが、一番大事

    "細かい点検こそが、

    一番大事"

    東京電力リニューアブルパワー株式会社
    信濃川事業所 総括グループ

    細かな作業が支える電力

    信濃川事業所では、デスクワークで発電所データを管理し、巡視では各発電所に赴き、発電機や設備の点検・保全を行っています。発電機はわずかな異常でも、止まってしまえば電力の供給が途絶えてしまう。だからこそ、冷却水や配管の状態を丁寧に確認し、配線一本の異常も見逃さない。仲間と情報を共有しながら積み重ねる細かい点検こそが、一番大事で、安定した電力をつくり続ける力になっています。

    自然の力を活かす、水力発電の強み

    水力発電の強みは、水の落差と流れを利用し、燃料を使わずに電気を生み出せることです。使った水は再び川に戻るため、資源を無駄にせず循環できます。自然の恵みを活かしたシンプルで持続可能なしくみは、地域に寄り添いながら未来の電力を支える、大きな強みとなっています。

    電力供給の裏側を支える陰の努力

    電力を送る側が注目されがちですが、その電力をつくる水力発電の現場は、あまり知られていません。地元の高校生に、「この発電所で発電した電気は、関東だけではなく新潟県の一部地域でも使われている」と伝えたとき、「自分たちの家の電気もここで作られているのかもしれない」と、つながりを感じてもらえました。そうした瞬間に、昔から抱いてきた「陰で人の役に立ちたい」という気持ちを思い出し、これからも責任を果たしていきたいと強く思いました。

  3. 03

    "自分の行動を、
    信じられるまで詰める"

    莫大な熱を生み出す核反応を利用し、水を沸かし、蒸気の力で電気をつくる原子力発電所。

    二酸化炭素を排出しない電源として、カーボンニュートラルの実現に向けた重要な役割を担っている。

    大規模で安定した電力を支えるのは、膨大な知識と経験をもとに、

    安全を一つひとつ確かめる人の力である。

    世界最大級の出力で、
    首都圏の安定供給を支えていく

    柏崎刈羽原子力発電所

    新潟県柏崎市と刈羽村にまたがる広大な敷地(約420万m2)に、

    1978年に設立された柏崎刈羽原子力発電所。

    7基の原子炉を備え、総出力約821万kWという世界最大級の規模を誇り、

    地域住民の理解と協力に支えられながら、

    大規模で安定した電力を幅広い地域に届け続けることができます。

    細かい点検こそが、一番大事

    "自分の行動を、
    信じられるまで詰める"

    東京電力ホールディングス株式会社
    柏崎刈羽原子力発電所 第二運転管理部

    すべての仕事を、自分が納得するまで

    入社以降、現場での運転業務や本社でのトラブル対応・システム開発を経て、現在は柏崎刈羽原子力発電所6号機の主任として、中央制御室での操作や安全装置の確認をはじめ、設備に異常がないか、リアルタイムで監視をおこなっています。仕事では、手順書に従うだけではなく、手順の真意といった深い層まで理解し、絶対に自分自身が納得してから行動することを大切にしています。自分の行動を、信じられるまで詰めることが基本であり、その積み重ねが安全で確実な運転、そして地元の皆さまからの信頼につながると信じています。

    みんなでひとつの方向を向くために

    原子力の現場では、一人の判断だけで進められる作業はありません。複数人で同時に操作を行う場面では、全員が同じ目的を理解し、同じタイミングで動くことが不可欠です。うまく噛み合わないと感じたときは、安全最優先のためにも必ず一度立ち止まり、認識をすり合わせてから次の操作に進みます。こうして全員の認識をそろえ、同じ方向を向くことが、現場では何よりも大切です。

    エネルギーの未来を支える

    膨大な電力需要が見込まれる未来において、原子力は二酸化炭素を排出しない電源としてカーボンニュートラルの実現に欠かせない役割を担います。同時に、社会に不可欠な電力の安定供給を支える有効な手段でもあります。私は運転員として、そして地域の一員として、柏崎刈羽原子力発電所の運転に責任を持って向き合い、エネルギーの選択肢を広げ、次の世代へ続く安定した暮らしを支えていきます。

  4. 04

    "当たり前を、守り続ける"

    日本中に張り巡らされた約24万基*1の鉄塔。

    その中には、地上149m*2(ビル40階相当)に達するものもある。

    その足元に広がる大地をはるかに見下ろす場所で、今日も、日々の"当たり前"を

    絶やさないために、見えない場所で奮闘する人がいる。*1 経済産業省(令和元年11月5日)「鉄塔・電柱に係る技術基準をめぐる現状(資料4-1)」

    *2 東京電力パワーグリッド株式会社「送電線 — 安定供給を支える設備」

    電力の安定供給を支える架け橋

    鉄塔

    街のいたるところで目にする鉄塔。

    発電所や変電所を結び、高電圧の電気を遠くまで効率よく送るための重要な設備です。

    暮らしを支え続けるために、多くの人々が力を合わせ、

    日々点検や維持管理に取り組んでいます。

    誰にでもできる仕事ではない。けれど、誰かが必ずやらなければならない

    "誰かが必ず
    やらなければならない"

    東光送電工事株式会社

    命懸けで挑む現場

    私たちの仕事は、鉄塔の部品交換や点検、工事などのご依頼から計画を立てて、現場で作業を行うことです。大きな工事だと、鉄塔を土台から建て、電線を張ることもあります。11年ほど前、初めて登ったときは、登り切ったところで力を使い果たし、叱られたこともありました。そんな始まりでしたが、今も命懸けであることに変わりはありません。仲間同士で状況を確認・周知し合い、その日を無事に終え、すべての作業を終えて降りたときに、みんなで笑い合えるように全員で臨んでいます。

    仲間とともに築く安全

    現場は決して一人ではありません。無言の中にも互いのライバル意識があり、競争ではないけれど張り合っている部分があります。仲間の作業の進み具合を見ながら、自分も負けないようにと意識が高まります。そうして支え合い、張り合いながら、一日を怪我なく、ミスなく終える——それが達成感につながります。

    未来へ向けて

    この仕事は、誰にでもできるものではありません。けれど、人々の暮らしが止まってしまうので、誰かが必ずやらなければならない仕事です。だからこそ、仲間とともにより確実に、より安全に、電気を届けられるように支え続けていきたいです。

    当たり前を、守り続ける

    "当たり前を、守り続ける"

    東京電力パワーグリッド株式会社
    栃木総支社 送電技術グループ

    パートナー企業とともに守る鉄塔

    普段は栃木県内の鉄塔の保守・設備保全を目的として、県外も含めた地域の多数のパートナー企業さまにお仕事をお願いし、その管理を担っています。次の世代へ設備を引き継げるような状態をつくることも、大切な使命です。

    新しいものを生み出す瞬間の喜び

    鉄塔が建ったとき、そして電気が初めて流れた瞬間。これまでになかったものをつくり出すとき、協力してくださる皆さまのおかげで初めて可能になります。チームとして一丸となって取り組むからこそ、一般家庭や工場など、人々の暮らしを直接支えている実感があり、それが大きな喜びにつながっています。

    設備を残し続ける誇りと責任

    自分たちが携わった設備が目に見える形で残る——その瞬間にグッとくるものがあります。その設備から流れる電気を決して止めない。そして、人々の当たり前を、守り続ける。この意識を胸に、これから先も自分たちの代で絶やすことのないよう、挑み続けていきます。

  5. 05

    "本当のお困りごとを見極める"

    全国から寄せられる声に応えるカスタマーセンター。

    小さな疑問から不安まで、丁寧に受け止め、真摯に向き合う。

    見えない先にある本当のお困りごとを見極め、寄り添う人がいる。

    お客さまの"声"を受け止める最前線

    カスタマーセンター

    年間約600万件もの声に寄り添い続けるカスタマーセンター。

    電気・ガスのお引越し手続きや、料金プランなど契約の確認・相談、

    各種サービスに関するお問い合わせなど、さまざまなご不安やお困りごとにお応えし、

    お客さまの安心で快適な暮らしをサポートしています。

    言葉の奥にある、本当の困りごとを見極める

    "言葉の奥にある、
    本当のお困りごとを見極める"

    東京電力エナジーパートナー株式会社
    サービスソリューション事業部

    生活インフラの"いま"を支える

    お客さまからいただくご連絡の内容は多岐にわたります。太陽光発電設備の設置のご相談、転居にともなう電気・ガスのお申込み、契約名義や郵送先の変更など。中には不安を抱えて電話をかけてくるお客さまもいらっしゃいます。私たちは、その原因となっている「お困りごと」を解決するために、丁寧にお話を伺います。そして最後に「電話してよかった」と言ってもらえたときが、いちばん嬉しい瞬間です。電話を通した一つひとつの会話の積み重ねが、間接的ではあってもお客さまの暮らしを支える一助になっているのだと実感します。

    顔が見えないからこそ、聴く力

    電話はお客さまの表情が見えないため、声だけで心情を把握しなくてはなりません。そのためお話しを遮らずに聴き、受け止めや質問を重ねて、その言葉の奥にある本当のお困りごとを見極めます。 はじめから、自分一人で完璧にできるわけではありません。困ったときは上司や仲間に相談し、逆に自分の工夫も共有する。そうやってチームで支え合うからこそ、お客さまに安心して電話を終えていただけるのです。

    進化するしくみ、変わらない使命

    カスタマーセンターのシステムや対応マニュアルは、変化に合わせて見直しを行っています。ただ、どれだけしくみが進化しても変わらないのは、一人ひとりに真摯に向き合う姿勢。私たちはマニュアル通りに進めるだけではなく、お客さまに合わせた寄り添った対応が求められます。お客さまともっとも近いところで、東京電力の顔としての責任を持ち、どんなご相談にも対応できるように、経験を積んでステップアップしていきたいと思います。

東京電力グループが考える
「ワンチーム」

「ワンチーム」とは、当社グループ社員だけでなくパートナー企業や当社事業を営んでいる地元の皆さまと一体になって同じ目的を共有し、信頼を基盤にしたチームで取り組む姿勢を意味する。エネルギーを取り巻く環境が大きく変化する今、ともに未来を築いていくために代表執行役社長・小早川が、「ワンチーム」に込めた思いと今後の展望を語る。

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(追記) (追記ここまで)

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