柏崎刈羽原子力発電所において発生した一連の不適切事案について、発電所と本社が一体となって工事未完了の総点検や核物質防護事案の改善措置活動に取り組んでいます。安全性や業務品質の向上に向け、原因分析や改善措置活動を着実に進め、発電所を含む原子力部門を生まれ変わらせてまいります。柏崎刈羽原子力発電所において発生した一連の不適切事案について、発電所と本社が一体となって工事未完了の総点検や核物質防護事案の改善措置活動に取り組んでいます。安全性や業務品質の向上に向け、原因分析や改善措置活動を着実に進め、発電所を含む原子力部門を生まれ変わらせてまいります。
不適切事案の概要
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IDカード不正使用
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2020年9月20日、社員Aが紛失した自身のIDカードの代わりに、無施錠だった社員BのロッカーからIDカードを無断で持ち出し、社員Bを名乗り使用。
委託警備員と社員警備員Cは違和感を覚えつつも入域を止めるには至らず、社員警備員Cの裁量で社員BのIDカードに社員Aの識別情報を上書き登録した。
その後、社員Aは社員Bのカードを不正に使用し勤務場所である中央制御室まで入域した。
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2020年9月20日、社員Aが紛失した自身のIDカードの代わりに、無施錠だった社員BのロッカーからIDカードを無断で持ち出し、社員Bを名乗り使用。
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核物質防護設備の機能の一部喪失
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核物質防護設備の機能の一部が喪失し、実効性がある代替措置を講じていなかったことから、複数箇所において不正な侵入を検知できない可能性がある状態となっていた。
以上から、2021年3月16日、原子力規制委員会より、組織的な管理機能が低下しており核物質防護上重大な事態になり得る状況にあったと指摘を受け、2021年4月14日、核燃料物質の移動を禁じる命令が出された。
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核物質防護設備の機能の一部が喪失し、実効性がある代替措置を講じていなかったことから、複数箇所において不正な侵入を検知できない可能性がある状態となっていた。
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7号機安全対策工事の一部未完了
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2021年1月12日、7号機の安全対策工事が完了とお知らせしたが、6号機の安全対策工事を進める中、7号機の安全対策工事が一部未完了であることが1月27日に判明。
その後、同様のことがないか総点検を進める中、複数の未完了箇所が確認された。
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2021年1月12日、7号機の安全対策工事が完了とお知らせしたが、6号機の安全対策工事を進める中、7号機の安全対策工事が一部未完了であることが1月27日に判明。
原因調査等のプロセス