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環境再生活動
超音波発信機を搭載したドローンによる新たなイノシシ対策実証試験
- 実施時期
- 2018年9月20日、10月3日
- 実施場所
- 浪江町 両竹地区
- 実施人数
- 社員 延べ8人
超音波発信機を搭載したドローンでイノシシに接近し、超音波がイノシシを追い払う効果があるかを検証。
【試験概要】
◆だいやまーくイームズロボティクス(株)※(注記)1と協働実施
(1)赤外線カメラ搭載ドローンを高さ約70mで飛行させて、イノシシの位置を特定。
(2)超音波発信機※(注記)2を搭載したドローンが、発見したイノシシの場所へ飛行。
(3)超音波(4k〜50kHzの音)を発信しながら、イノシシに接近。
- ※(注記)1 本社が福島市で産業用ドローンを中心とした自律機器の製造販売、ソリューション提案と開発等を手がけており、イノシシ対策の開発を進めている。
- ※(注記)2 (株)モハラテクニカ製を使用。(鳥獣の嫌う音波を利用した鳥獣被害対策装置を独自開発。イノシシやシカ対策等で実績があり、ドローン用の試作機を保有)
[画像:出典:地理院地図]
[画像:実証試験状況]
実証試験状況
[画像:上空からイノシシに接近した状況]
上空からイノシシに接近した状況
- 試験結果
- 超音波を発信しているドローンの接近によりイノシシが逃げ出すなど一定の効果を確認。引き続き、超音波の効果検証とドローンによるイノシシへのアプローチ手法等、効果的な追い払い方法について検討要。
- 今後の計画
- ・11月以降に超音波の継続的な効果を検証するため、定置式の発信機を活用した試験を実施。
・引き続き、新たな獣害対策として、地域の役立つ取り組みとなるよう技術開発を進める。