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汚染水対策の状況

山側から海側に流れている地下水や破損した建屋から入る雨水などが、原子炉建屋等に流れ込み、建屋内等に溜まっている放射性物質を含む水と混ざることなどで汚染水は増加します。汚染源を「取り除く」、汚染源に水を「近づけない」、汚染水を「漏らさない」の3つの基本方針にそって、地下水を安定的に制御するための、重層的な汚染水対策を進めています。

汚染水の浄化処理について

汚染水を浄化処理する方法や、浄化処理に関する計測・分析結果等については、以下のページをご覧ください。
汚染水の浄化処理 汚染水の浄化処理に関する計測・分析結果

汚染水の浄化処理で発生する廃棄物の安定化処理(1.18MB)

汚染水を浄化処理した「処理水*」に関するデータ・情報をまとめたポータルサイトを開設しました。
処理水ポータルサイト

「ALPS処理水」の表記について(2021年4月27日見直し)

  • トリチウム以外の放射性物質が、安全に関する規制基準値を確実に下回るまで、多核種除去設備等で浄化処理した水(トリチウムを除く告示濃度比総和1未満)は「ALPS処理水」

  • 多核種除去設備等で浄化処理した水のうち、安全に関する規制基準を満たしていない水
    (トリチウムを除く告示濃度比総和1以上)は「処理途上水」

  • 2つを併せて示す場合は「ALPS処理水等」と表記します。

(注記)なお、過去に掲載した資料については、これまでの表記(以下、2020年3月見直し)としています。

  • 「多核種除去設備等の処理水」の表記について(2020年3月見直し)
  • トリチウムを除き告示濃度比総和1未満の処理水は「多核種除去設備等の処理水」又は「処理水」

  • 十分に処理していない処理水は「多核種除去設備等の処理水(告示比総和1以上)」

  • 2つを併せて示す場合は「処理水*」と表記しています。

第10回多核種除去設備等処理水に関する小委員会における当社説明資料の訂正について
多核種除去設備等処理水に関する小委員会(2018年10月開催)にて当社がご説明した資料のグラフに誤りがあったことから、グラフの訂正・差し替えを行いました。
再発防止ならびに正確な情報発信に努めてまいります。

(お知らせ)第10回多核種除去設備等処理水に関する小委員会における当社説明資料の訂正について(2018年10月18日)

汚染水とは

原子炉を冷やすために注入した水や、破損した建屋から入る雨水、山側から海側に流れている地下水が、原子炉建屋等に流れ込み、溶融した燃料に直接触れたり、原子炉建屋内等に溜まっている放射性物質を含む水と混ざることなどで汚染水となります。汚染水は段階的に放射性物質を取り除き、リスク低減を行った上で、敷地内のタンクに保管しています。

対策と対策前の状況

対策
対策前の状況

汚染水対策の3つの基本方針と概要

  • 取り除く

    汚染水の浄化処理を進めて、リスクの低減を図っています。

  • 近づけない

    地下水が汚染源に触れることで、汚染水とならないように取り組んでいます。

  • 漏らさない

    汚染水が漏えいするなどして、環境に影響を与えることがないように取り組んでいます。

取り除く

近づけない

漏らさない

中長期ロードマップの進捗状況(廃炉・汚染水・処理水対策チーム会合 事務局会議)で、毎月の進捗等に関する資料を掲載しています。
詳しくはこちらの「汚染水対策」資料をご覧ください。

これまでの対策の効果

  • 取り除く対策の効果

    しかく高濃度汚染水の浄化処理を、一部を除き、2015年5月に完了し、リスクを低減。

    (注記)汚染水処理の状況については「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」資料で掲載しています。
    詳しくはこちらをご覧ください。

  • 近づけない対策の効果

    しかく雨水・地下水起因の汚染水の発生量が約470m3/日(2014年度平均)から約70m3/日(2024年)まで減少。

    (注記)雨水・地下水起因の汚染水増加量等の状況については「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移」資料で掲載しています。
    詳しくはこちらをご覧ください。

  • 漏らさない対策の効果

    しかく港湾内の放射性物質濃度が、事故直後と比較して100万分の1程度(セシウム)まで減少。

    (注記)港湾内の放射性物質濃度状況は「放射線データの概要」資料で掲載しています。
    詳しくはこちらをご覧ください。

(追記) (追記ここまで)

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