[フレーム]

デジタル技術と職人技が融合するものづくりの現在

三栄建設 鉄構事業本部新事務所

鉄骨ファブリケーターである建築主が自らの手で架構を手がけた自社事務所。
日々進歩する最新のデジタル技術と職人の手技を融合した技術の挑戦によりものづくりの可能性を広げ、従業員が誇りを持って集う場をつくることを目指した。部署を超えた関係性を構築するため、立体的、多面的に繋がりを持つ立体ボロノイ形状の空間構成を採用した。その形状はアルゴリズムを用いたコンピュテーショナルデザインにより最適化され、そのまま構造フレームとした。柱、梁、耐震壁、スラブに至るまで現しとした鉄骨架構はBIM/CAM技術と熟練の溶接工によって高い精度で実現され、建築主自らの技術力に対する誇りをかたちにした。

職人の手技による鉄骨加工

CAM(ロボット)による鉄骨加工

鉄骨架構BIMモデル

Information

所在地
大阪府大阪市大正区南恩加島6-2-21
建築主
株式会社三栄建設
主要用途
事務所
工期
2018年11月〜2020年4月 I期 建屋
〜2020年10月 II期 外構(既存解体含む)
敷地面積
95,156.50m2
建築面積
2,103.10m2
延床面積
4,710.55m2
階数
地上3階
主構造
鉄骨造
受賞
2020年 照明普及賞
2021年度 JSSC業績賞
2021年度 第34回日経ニューオフィス賞 近畿経済産業局長賞
雑誌掲載
新建築 2021.01
GA Japan 2019.11 2021.01

小幡 剛也

瀨山 充博

田中 盛志

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