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2.高齢者の人口移動
東京都や大阪府などで転出超過
平成25年の高齢者の転出超過数を都道府県別にみると、東京都が4,937人と最も多く、次いで大阪府(806人)、福島県(393人)など27都道府県で転出超過となっています。このうち、東京都の転出超過数は前年に比べ290人の減少となりました。
転入超過数をみると、埼玉県が2,178人と最も多く、次いで千葉県(1,794人)、茨城県(1,001人)など20県で転入超過となり、前年に比べ2県の減少となっています。このうち、宮城県は前年の転出超過から転入超過へと転じました。(図2)
図2 高齢者の都道府県別転入・転出超過数(平成24年、25年) 資料:「住民基本台帳人口移動報告」 注)転入超過数とは、転入者数から転出者数を差し引いた数。なお、転入超過数がマイナス(−)の場合は転出超過を示す。
都道府県間移動率は男性が65〜69歳及び90歳以上、女性は80歳以上で高い傾向
平成25年の都道府県間移動者数(都道府県の境界を超えて住所を移した人数)を年齢3区分別にみると、高齢者は10万5173人(都道府県間移動者数の4.6%)となっています。
都道府県間移動率(日本人の男女年齢階級別人口※(注記)に対する移動者数の比率)を65歳以上の5歳階級別にみると、85〜89歳が最も高くなっています。また、男女別にみると、男性は65〜69歳及び90歳以上、女性は80歳以上で高い傾向がみられます。(表3)
※(注記))「平成25年10月1日現在人口推計」
表3 年齢3区分別都道府県間移動者数及び移動率(平成25年) 資料:「住民基本台帳人口移動報告」 注)総数には年齢不詳を含む。
◆だいやまーく「住民基本台帳人口移動報告」の詳しい結果は、こちら(http://www.stat.go.jp/data/idou/index.htm)を御覧ください。