総務省情報通信政策研究所は、3Dプリンタ等のデジタルファブリケーション機器の普及によるファブ社会の到来を見据えて、その社会を支える情報基盤、制度的基盤及び人的基盤について検討することを目的として「ファブ社会の基盤設計に関する検討会」を開催します。
1 背景・目的
総務省情報通信政策研究所では、3Dプリンタ等のデジタルファブリケーション機器の普及が社会にどのように影響するかを展望するため、平成26年1月から「『ファブ社会』の展望に関する検討会」を開催し、同年6月に報告書が取りまとめられたところです。
ファブ社会では、インターネットを介して様々な主体がアイデアやデータを交換してものづくりを行うとともに、その創作物の3Dデータが再びインターネットを介して他の3Dデータと結びつくことなどによって新しい価値が創造されることとなります。このため、報告書においては、ネットワーク上を流通するデータ等を各種デジタルファブリケーション機器において円滑に共有・利用できるファブ情報基盤の構築や、知的財産管理、製造物責任等の制度的基盤の整備、人材育成の強化とリテラシーの向上の必要性などが指摘されました。
本検討会は、報告書における指摘を踏まえ、ファブ社会における情報基盤の構築において必要となる要件、具体的な利用を想定した制度面に係る課題と留意事項、人材育成やリテラシー等の人的基盤の在り方などについて検討を行うことを目的として開催します。
2 検討内容
(1)ファブ社会における情報基盤
(2)ファブ社会における制度的基盤
(3)ファブ社会における人的基盤
(4)その他
3 構成員
4 開催期間
平成27年1月19日(月)に第1回会合を開催し、以降順次開催する予定です。