【香港マイル】レース展望

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ソウルラッシュ(手前)がロマンチックウォリアーを破ってドバイターフ制覇© Katsumi Saito

香港マイル(日本時間午後5時00分発走、芝1600メートル)には日本から2頭が参戦。2019年アドマイヤマーズ以来、史上5頭目の快挙を目指す。

ラストランとなるソウルラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎、牡7歳)は一昨年4着、昨年2着。今年はドバイターフで香港の英雄ロマンチックウォリアーをハナ差で退け、海外GIを手にした。骨折休養明けの2戦は時計勝負に対応できなかった感。洋芝のマイル戦は好条件で、有終の美を飾れるか。

2冠牝馬エンブロイダリー(美浦・森一誠厩舎、牝3歳)も参戦。オークスこそ距離の壁にはね返されたが、桜花賞、秋華賞で世代トップの実力を証明した。課題の折り合い面も成長中。史上初の3歳牝馬Vを決め、父アドマイヤマーズとの親子制覇を目指す。

地元香港勢ではヴォイッジバブル(香=P・イウ厩舎、騸7歳)が連覇を狙う。今年はスチュワーズC、香港ゴールドC、チャンピオンズ&チャターCを制して、史上2頭目の香港3冠を達成。1600、2000、2400メートルと異なる距離で高いパフォーマンスを発揮した。2025/26シーズン初戦のシャティンTは酷量がこたえて12着に敗れたが、続くジョッキークラブCは積極策からロマンチックウォリアーの2着。得意のマイルGIで再び進撃する。

マイウィッシュ(香=M・ニューナム厩舎、騸5歳)は次世代のスター候補。香港4歳3冠路線で1、2、2着と全連対すると、チャンピオンズマイルでもゴール前で差を詰めて4着と善戦した。そこから2つの重賞をゲットし、前走のジョッキークラブマイルは4着に終わったが、どんな競馬にも対応できる柔軟性が持ち味だ。世代交代を宣言する。

ギャラクシーパッチ(香=P・ン厩舎、騸6歳)は最内から抜け出した前走のジョッキークラブマイルが好内容。大外一気を狙って差し届かない競馬が続いていたが、ここで新たな一面を見せた。前走で初めてコンビを組んだマクドナルド騎手の継続騎乗も頼もしく、昨年7着でも過小評価は危険だ。

ザライオンインウィンター(愛=A・オブライエン厩舎、牡3歳)はGIで3戦連続3着以内をキープ。前走のブリーダーズCマイル(3着)では、平坦の小回り戦にも難なく対応してみせた。クラシックを期待された素質馬が、待望のGI初制覇といく。

レッドライオン(香=J・サイズ厩舎、騸6歳)は4月のチャンピオンズマイルを逃げ切り。マイペースに持ち込めれば大波乱の再現がある。

ドックランズ(英=H・ユースタス厩舎、牡5歳)はマイルチャンピオンシップ(9着)からの転戦は予定通り。日本より力が要る馬場はプラスだ。



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