【水上の女神〜レーサーの素顔(335)】市川瑚幸/ボートレース

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市川瑚幸

12月3日終了の多摩川一般戦でデビューした市川は、幼いころからスポーツに励んできた。4歳時に空手を始め、2016年には世界大会で3位に。小学6年から高校卒業までの7年間は、バスケットボールで日々汗を流した。

「体を動かすのが好きなので、それを仕事にできたらいいなと思っていたら、父からボートレーサーを勧められました」

間近で見たレースの迫力に魅了された。養成所の試験に合格し、137期生として入所。1年間の訓練を終えて、勝負の世界に足を踏み入れた。

「レースを見る側だったときは(選手が)簡単にボートを操っているように見えたけど、やっぱり難しいです。実際にレースを走ってみても、先輩方とはターンスピード、スタートの質が全然違う。もっと練習しないと駄目ですね」

デビュー節は7走して6着6本、沈没だった。プロの厳しさを痛感させられる結果となったが「経験することが大事だと思うので」と気持ちは前向きだ。目標とするのは握って回れるレーサー。「あこがれているのは倉持(莉々)さんです。病気を克服して選手になられたメンタルの強さと、SGで優出された実力もすごいと思います」と目を輝かせる。

写真のポーズは瑚幸の『K』で「養成所のときからやっています」と笑みを浮かべる。勝利者インタビューなどでファンにアピールしていくためにも、まずは念願のデビュー初勝利を目指して腕を磨いていく。(立山友基)

=次回は19日に掲載

しかく市川 瑚幸(いちかわ・こゆき) 2005(平成17)年6月11日生まれ、20歳。神奈川県出身、東京支部所属。137期として11月に多摩川でデビュー。特技は空手。趣味はバスケットボール。好きな食べ物はチョコレート。好きな言葉は『人間万事塞翁が馬』。次走は22〜28日の蒲郡一般戦(ナイター)を予定。148センチ、46キロ。血液型A。



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