【虎のソナタ】取材も演者もこなすマルチな男!? ドラマで多くの芸能人と〝共演〟したトラ番(1/2ページ)

「オールドメディア」が流行語大賞のトップテンに入ってしまう時代。それでも、自分のことが新聞に載っただけで大喜びしてくれる人は多い。感謝され、「新聞を買ってみんなに見せています」と言われると、取材して良かったなぁと思ったりする。

これが、テレビになると、後ろ姿が映っただけでも、大ハシャギする一般人の何と多いことか。

読売テレビ系「秘密のケンミンSHOW極」に出演したタテジマの坂本、原口氏を取材するため東京都内のスタジオに出向いたのはトラ番・渡辺洋次。ケンミンSHOWといえば、各都道府県のスターがズラリと登場する大人気番組だ。その収録現場も〝見学〟させてもらったらしい。

甲子園のグラウンドや、阪神のベンチ裏には行き飽きたが、テレビ局には行ってみたい。渡辺もさぞ、興奮しているだろうと電話してみたら。

「たしかにバラエティーの収録現場は、あまり来たことがなかったですから、途中で『カット!』の声が掛かって、場面転換したりして、興味深いといえば、興味深かったです」

オトナの対応。あまり喜んでいる雰囲気ではない。芸能界のキラキラした世界は実にうらやましく感じるのだが。ふと、ある事実を思い出した。渡辺はトラ番復帰する直前まで、文化報道部で芸能担当をしていたのだ。