酔いどれ編集長のクラフトビール飲みある記(155)埼玉・上福岡で富士見麦酒醸造所のビールを飲んだ(1/3ページ)

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「上福岡駅・西口ヴァイツェン」を手に笑顔を見せる作家の須藤靖貴さん。手前は「上福岡駅・西口レッドエール」

10月30日(日)の夕方、僕と友人で作家の須藤靖貴さんはJR武蔵野線の電車に揺られていた。僕らは少し前までジャパンカップが行われた東京競馬場にいた。馬券は...皆まで言うまい。須藤さんはあらかじめ買っておいた北朝霞までの切符(410円)を握りしめ、東京競馬場から府中本町駅までとぼとぼ歩いたことだけを伝えておこう。かくいう僕も履きなれない革靴(北村友一騎手愛用のエドワードグリーン)に足が痛くなり、跛行(はこう)気味に歩いていた(僕は大幅なトリガミ。トリガミとは払戻金が購入金額を下回ること。つまり馬券を当てたもののマイナス収支だった)。

向かう先は東武東上線の上福岡。その駅前にある「上福岡クラフトダイニング」。須藤さんから以前、「自宅近くに気になるクラフトビールの店があるんです」と言われていたお店だ。

仕事を終えたらふたりで一杯やるつもりだったが、須藤さんいわく「家に最短で帰れるので府中本町から乗ります」。だったら須藤さんが行きたがっていた上福岡の店に行きませんかと言うと、びっくりそしてにっこり。

「実は私も同じことを考えていました。でも、京王線を使って都心に戻る鈴木さんにそれを言うのがはばかられて...」

このことである。

須藤さんは決まるとすぐに店に電話して予約していた。

というわけで、JR武蔵野線・府中本町→北朝霞→(徒歩)→東武東上線・朝霞台→上福岡と1時間弱乗り継いでやってきた。駅を降りてすぐ近くにあるのもいい(初めて降りた上福岡駅前は無駄に広く感じた)。

須藤さんが予約したのは「ダントツ人気NO.1コース!迷ったら絶対コレ」とあった2時間30分飲み放題の5000円コース。「ドリンク飲み放題(約250種)」の中で僕の目当ては「当店の醸造所で作る・新鮮クラフトビール」。4種類と少なめだが、初めて飲むビールなのでわがままは言わない(IPAもあるし)。この日のラインアップは「上福岡駅・西口レッドエール」「上福岡駅・西口ヴァイツェン」「上福岡駅・西口セゾン」「上福岡駅・西口ブラックIPA」の4種類(いずれも生)。醸造所は「富士見麦酒醸造所 大泉学園クラフトビール工房」とある。

「人気メニューをちょっとずつ楽しむ厳選16品」の一部

後日、ネットで調べてみた。公式サイトにこうある。

<2020年10月に埼玉県富士見市・鶴瀬駅前にオープンしました。

醸造経験ゼロからスタートし、地域の皆様に支えられながら成長してきた、日本最小規模のブルワリーです。

当醸造所は、400Lが2基と500Lが1基の発酵タンクを持ち、真心を込めてすべて手作業でビールを造っています。

私たちが目指すのは、新鮮で、美味しくて、安心して飲んでいただける、地域の方に愛されるビール作り。この鶴瀬の小さな醸造所のビールが、日本、そしていつか世界に届くように、今後も美味しいビール造りへの挑戦を続けていきます。>

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記者:鈴木 学

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