路線価は、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額(千円単位で表示しています。)のことであり、路線価が定められている地域の土地等を評価する場合に用います。
なお、路線価が定められていない地域については、その市区町村の「評価倍率表」をご覧ください。
路線価図の内容路線価図は地域のマップに情報が記された地図部分と、その上の説明部分とでできています。
説明部分の左右端には二行の数字があり、上は年、下には今ご覧の路線価番号が記されています。
説明部分の中央は一番左が地区及び地区と借地割合の適合範囲を示す記号の一覧です。その右に各路線価の右隣に表示しているA〜Gの記号に対応する借地権割合を示します。次いで方位を示す矢印と、当図(今ご覧の路線価図)に接している他の路線価番号が記載されています。その次に地図が示している地域の名称と所轄の税務署名が記されています。
地区区分では「ビル街地区」、「普通住宅地区」等の区分を示しています。また、地図部分に記されている記号の「黒塗り」「斜線」等によって、詳細が示されています。
注1:路線価図に「倍率地域」と記載されている場合の土地等の評価方法は、「評価倍率表(一般の土地等用)の説明」をご覧ください。
記号に対する借地権割合の適合範囲は次のとおりです。
A:90%、B:80%、C:70%、D:60%、E:50%、F:40%、G:30%
地図には町丁名及び街区番号を表示しています。街区番号は丸囲み数字で書かれています。例として「A町2丁目」と「12(丸囲み数字)」であった場合には「A町2丁目12番」であることを示しています。
地図に記載されている路線価は1平方メートル当たりの価額を千円単位で表示しています。またその右隣に表示しているA〜Gの記号が借地権割合を示します。例として「215D」と記載されている場合は、1平方メートル当たりの路線価が215,000円で、借地権割合が60%であることを示しています。
注2:詳しくは、「〔手続名〕特定路線価設定申出書」をご覧ください。
普通商業・併用住宅地区で路線価地区区分での表記が「300C」であり、奥行距離が35m、かつ700平方メートルの土地の場合の計算例
普通商業・併用住宅地区で二路線に面している場合。
路線の一つが路線価地区区分での表記が「300C」で、奥行距離が35m。もう一つの路線が路線価地区区分での表記が「200C」で奥行距離が20m。かつ700平方メートルの土地の場合の計算例
注:平成31年1月分以降用の奥行価格補正率等により計算しています。
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